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2022年8月からノルウェー・スタバンゲルでの暮らしがスタート。 九州大分県出身、2…

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2022年8月からノルウェー・スタバンゲルでの暮らしがスタート。 九州大分県出身、2003年から20年間シンガポール。 大分県臼杵市と長野県白馬村での短期移住生活を数か月送った後、家族4人でノルウェーに。 仕事はリモートでVCのバックオフィスまわりを。

最近の記事

絶景スノーリゾート、 コルティーナ・ダンペッツオ

ノルウェーの人がこぞってスキーに出かける2月の1週間の冬休み。 おすすめスノーリゾートを同僚に聞いてまわった夫が選んだのは、イタリアのコルティーナ・ダンペッツオでした。 どこそこ?と調べてみたら、2026年冬季オリンピック開催地です。私自身はスキー大好きというわけではありませんが、オリンピック開催地となれば俄然興味が湧いてきます。 世界遺産ドロミテ山脈と三角屋根の町 スノーリゾートの最寄り空港はベネチア。かの有名な水の都ベネチアです。 悲しいかな、予想通りすっかりスキ

    • 異国でマージャン倶楽部に入る

      最近できた新しい趣味、それはMahjong (マージャン)。 リモートワークな日々を過ごしていると、家に篭りがちになります。気づくと日中誰とも会話していなかったり外出していない日が続いたり。 これはまずいと思い、かねてより気になっていた、ノルウェー・スタバンゲル在住の外国人コミュニティに入りました。かつて外国人駐在妻の業界互助会団体として創立され、50年の歴史を持つコミュニティです。現在は、イベントに参加したい人、人と繋がりたい人、趣味のクラブを楽しみたい人であれば誰でも

      • ノルウェーの台所から

        ノルウェーに住み始めて自分が変わったと思うこと。 料理の開拓が増えたことと、お菓子作りを始めたこと。 ノルウェーでは、日本食材やお菓子は基本手に入りません。売っていても品揃えは少なく、激高。 醤油、料理酒、お味噌など、日本から持参した最低限の調味料は本当に貴重です。 できればこちらのスーパーで簡単に手に入る食材で日本食を作りたいし、美味しいレシピがあるなら試したい。 そんな私の日々の試行錯誤の軌跡を書いてみたいと思います。 日本を感じる食材は迷わず買う 日本食材は手

        • 東北でスノーモンスターを見る(インバウンドと日本の豊かさと旅のリスク)

          この冬休み、毎度のことながらぎりぎりまでホリデー計画が定まらず、12月25日クリスマス当日に飛行機に乗って向かった先は、日本でした。 夫が日本行きを決めたのは「正月はあんこ餅を食べたい」だった模様。 約2週間の一時帰国でしたが、私の地元大分に里帰りし、関東で夫の実家に滞在し、さらに2泊のスキー旅行。まるで日本にいるかのようなお正月休みでした。(せっかくヨーロッパに住んでるのに日本に帰ってばかりでは、、と頭の片隅で思わないでもありません) 旅のハイライトは蔵王温泉スキー

        絶景スノーリゾート、 コルティーナ・ダンペッツオ

          ななめ上を行くインター校ママたち

          息子たちはノルウェーでインターナショナルスクールに通っています。生徒さんたちの出身国は多種多様。多数派はヨーロッパとアメリカ合衆国、次いで南米、中東、少数派ですがアフリカやアジア諸国も。 インター校の親は転勤族が圧倒的に多く、ここにいる間は専業主婦で過ごすママが多いようです。とはいえ、アルバイトを探したり、ボランティア活動をするママ率も高く、私のように変則的に働いてる人も。みな、他のママがどのように生活しているかは興味津々なのです。 学校行事やボランティアにちらほらと参加

          ななめ上を行くインター校ママたち

          退去通知からのウルトラC

          ノルウェーは家主が強い。 日本の賃貸は借主優位ですが、ノルウェーの賃貸事情はずいぶん違います。 今回は私たち借主の弱さを実体験したお話と、意外な結末についてのお話です。 契約半ばで退去通知 私たちが賃貸で住み始めたお家の話を以前note しましたが、住んでいるうちに愛着がわき、少なくとも契約の2年間は住み続ける予定でした。 ですが、5月ごろから不穏な話が出始めたのです。 どうやら大家が家を売ろうとしている、と。 契約中は売る予定なしと言ってたはずが、自営業のオーナー

          退去通知からのウルトラC

          イタリアの太陽を浴び、食に歓喜し、後ろ髪ひかれた秋休み

          もう1ヶ月も前の話、10月の第2週は息子たちの学校の秋休みでした。(しばらくnote できておらず、時候のずれた話が続くかもしれませんがご容赦ください)。 秋分の日を境に日がどんどん短くなり、気温が10度を下回るようになって本格的な冬の訪れを肌で感じ始めた時候のこと。 いつものように予定が立たないまま休みが2日目を過ぎたところで、突如 (実際は飛行機の離陸3時間前)、夫がイタリア旅行を決めました。 ノルウェー・スタバンゲルの天気予報では、毎日雨が降り、寒くどよんとした天気

          イタリアの太陽を浴び、食に歓喜し、後ろ髪ひかれた秋休み

          ノルウェーの森でキノコ狩り

          ノルウェーに来てずっと心惹かれていたのが、きのこ狩り。 赤ずきんちゃんみたいに、バスケットを持って森に入ることに憧れを抱いていました。 今回、きのこ狩りイベントがあるとのお誘いを受け、期待に胸を膨らませて参加してきました。 活躍するキノコ専門家 2日間にわたるイベントで、1日目はキノコ専門家による2時間半の講義。2日目は実際に森に入ってキノコを採ります。 ノルウェーには、100年以上の歴史を持つ「キノコ協会」があり、きのこ狩りの安全のために、公認資格を持った専門家に

          ノルウェーの森でキノコ狩り

          ノルウェー・スタバンゲルで23体のゴームリーを探せ

          スタバンゲルの町を歩いていると時々出くわす赤錆びた人型彫刻。 やけにあちこちにあるぞと気づいてはいたのですが、最近になって、イギリスの著名な彫刻家であるアントニー・ゴームリーの作品だとわかりました。 ゴームリーは、自身の人型像を世界各地の空間に展示する、独創的な作品で知られる現代彫刻家。 スタバンゲルには、なんと23体もの彫像が街に点在しているのです。 アートプロジェクト「Broken Column」一連の作品は「Broken Column」(壊れた柱)と呼ばれる20

          ノルウェー・スタバンゲルで23体のゴームリーを探せ

          デンマークのはずれでロードトリップ ③(北ヨーロッパ最大の要塞)

          デンマーク北西海岸を車で走っていると、海岸の反対側に広がる丘陵地に、古くてむき出しになったコンクリート跡を時々見かけました。なんだろうとGoogle Map を見ると、どうやら戦跡っぽい。気にはなりつつ、横目で流していました。 ドライブの途中、サーフスポットでもある Hansholm 海岸に立ち寄り、夫と息子は1時間ほどそこで魚釣りをすることに。 私は何をしようとMap を見ていたら、なんと徒歩圏内に地下壕博物館(Bunkermuseum Hansholm) があるではあり

          デンマークのはずれでロードトリップ ③(北ヨーロッパ最大の要塞)

          デンマークのはずれでロードトリップ ② (個性豊かなB&B)

          前回の note は、デンマーク最北西海岸エリアのロードトリップの様子でしたが、ここでは滞在した宿について書きたいと思います。地域らしさを感じる、ユニークで印象深い宿が多かったのです。 B&Bはオーナーの個性そのもの今回の旅での宿泊は、ほとんどが B&B (Airbnb)でした。 選んだのは、キッチン・リビング・トイレが共同で、朝食なしの(Bがひとつない)タイプ。その時にいる場所を基準に、近くで良さそうな宿を夫が(いつも直前に)選んでいましたが、不思議とどこも個性豊かなB

          デンマークのはずれでロードトリップ ② (個性豊かなB&B)

          デンマークのはずれでロードトリップ ①(西海岸最北エリア)

          ノルウェーに来てやりたかったことのひとつが、車で国外へ旅をすること。 この夏、長男のサッカートーナメントがデンマークであったので(note はこちら)、距離も期間も短いですが、ロードトリップが実現しました。 旅をしたのはノルウェー南部からデンマーク北西海岸エリア。 フェリーと初日の宿泊場所だけ事前に確保し、サッカーの試合結果と、天気と、気分次第で動いた10日間の旅でした。 書いてみると予想外に長くなってしまったので、3回にわけてお届けです。 免税フェリーで国境越え車でノ

          デンマークのはずれでロードトリップ ①(西海岸最北エリア)

          サッカー少年の海外遠征 〜ノルウェーからデンマークへ〜

          長男はサッカー大好き中学生。 ノルウェーのローカルサッカークラブで練習しています。 彼が通うインター校は長期間継続する部活動がありません。なので、ひとつのスポーツに腰を据えて取り組むには、地域のスポーツクラブに入り、ご近所のノルウェー人たちに混じって練習をします。 ローカルクラブの夏のハイライトは、毎年デンマークで開催される国際トーナメント。初めてサッカーの国際イベントに参加した長男も、応援に行った私たちも、たくさんの発見がありました。 県大会的なノリの国際大会。 国

          サッカー少年の海外遠征 〜ノルウェーからデンマークへ〜

          大人も楽しいヘルシンキ自然史博物館

          旅行では、すごく行きたくて事前によく調べて訪れた場所よりも、たまたま見つけて行ってみた場所の方が強く思い出に残ったりするものです。 日本からの帰路にトランジットで1泊したフィンランド・ヘルシンキ。 次男と2人で市内を散策するので、小学生の子供も楽しめそうな美術館・博物館を探してみることにしました。 簡単なリサーチのうえ、中央駅に近い便利な場所に立地し、たくさんの動物が展示された写真が出てきた「ヘルシンキ自然史博物館」を選びました。 期待を超える剥製たち 熱帯サバンナか

          大人も楽しいヘルシンキ自然史博物館

          綱渡りなトランジット旅

          ノルウェーから日本までの母子3人トランジット旅の様子を以前投稿しました。「大変だったけど楽しかったな」と思い出しますが、日本からノルウェーへの戻りは、「大変だった、、、」と労りの気持ちで思い出されます。 帰路のトランジットはヘルシンキとオスロ。 「帰りも旅行を楽しみながら元気に帰ろう!」の予定だったのですが、想定外に綱渡りな旅になりました。 荷物が大量すぎる 日本では大量の食料品を調達するつもりではいたのですが、私の想像を上回る勢いで買い物する夫。スーパーのカート2台が

          綱渡りなトランジット旅

          いつのまにかサードプレイス

          6月後半から7月頭まで一時帰国していた場所は、長野県白馬村でした。 昨年3ヶ月間、短期滞在した場所ですが、私たちの実家があるわけでもなく、仕事関係の場所でもありません。いわば、サードプレイス。 もともと意識してそのような場所を作ったわけではなく、何度か滞在を繰り返すうちにいつのまにか「サードプレイス」っぽくなっていました。 第三の場所って面白いし有り難い、と感じることが何度もあった今回の滞在を振り返ってみようと思います。 大切な人たちと再会する場所 3週間の滞在中、い

          いつのまにかサードプレイス