本と旅: 「ワイルド・ソウル」の衝撃!
読んだ本: ワイルド・ソウル
著者: 垣根 涼介
日系移民1世の人たちのお話です。
かなり衝撃の内容から始まるのですが、読み進めていくうちに、この物語の方向性がどんどん疾走感ある痛快なものへと変わり、ラストは本当に爽快な終り方をします。〔そこまでいきつくには各登場人物のバックグラウンドが相当衝撃なものではありましたが〕
でも、日本についての歴史的な事実をきちんと知るために、この小説は読んで良かったし、それ以上にエンタメとしても最高に痛快なら内容となっていました。
作者、すごいなあ。
こんなにいろんな立場の人の視点に立ってここまでの物語を描けるなんてすごい人だなあと感銘を受けました!
いやあ、ラストがまさかこんな、、!
ネタバレになるのでここまでにしますが、とにかく一気に上下巻読んでしまいました。
映画化が決まった2006、なのに中止になった2008年以降。
いろんな事情があったのでしょうけど、何年経っても名作は色褪せない!
それを感じさせてくれた不朽の名作。
同時に3賞受賞もしている作品です。
何度も読みながら、上巻のはじめにあった、南米の地図をみて、あ、今はここが舞台なんだな、とか、日本の地図をみながら、今はここか、と確認しつつ楽しんで読んでました。
おかげで、ブラジルのある程度の場所、コロンビアの位置など頭に入りました。
ブラジル楽しそう、いってみたいなあと単純な憧れは以前からありましたが、同じ日本人の人たちの歴史的な事実を知るにつれ、また違った角度からブラジルを眺めることができました。
ぜひ、機会がありましたらご一読ください。
いろんな角度から楽しめる本でした♪
また、この垣根涼介さんの本を読んでみたいなあー
本から感じる海外も良いものです。
ブラジル、やはりいってみたーい、そしてこのものがたりを地で感じたいなーと思いました。
いついけるのかな、、。
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