見出し画像

たった一人のあなたへ 


先週からずっとあたためていたことを ようやく書こうと思います。

『万引き家族』の地上波放映後、再度話題になっていた是枝監督。


是枝さんのインタビューで、こんなことを言っていました。

「不特定多数の人に向かって送るものほど、『誰か一人に向かって作る』ことで、結果的に多くの人に伝わる。20代のときに言われ、ずっとそうしています。今、はっきりわかったんですが、僕は『スイミー』を読んでくれた女の子にむかって(『万引き家族』を)作っているんだと思います。」

(是枝裕和監督「万引き家族」は「誰か一人に向けて作っている」取材先の女児との交流明かす https://eiga.com/news/ 20180606/20/ より引用)

 『スイミー』はこちら


今のワタシには、すごく刺さる言葉でした。


 たくさんの人に読んでもらおう、支持してもらおうことを意図して書くと、だんだん書けなくなってしまいます。

 スキの数とか、フォロワーの数とか、閲覧数とか、気になり出したらキリがない。

 いろんな人の記事を参考にしすぎて、自分の文章がわからなくなってくるとか、よくあります。

 自分も何度かそうなって、書けなくなりました。


 でも、こうして戻って来れているのは、一人でも、「わかる!」と言ってくださる読み手の方がいらっしゃるから。

 スキの数が多くなくても、「コメントせずにいられなかったので。。。」と言ってくれる方がいるから、また書こうと思える。


 読んでくださる方の誰か一人にでも、届く文章を書きたい。

 今は、それで良いと思っています。

「自分の書きたいこと」「自分のスキ」を大切に、

書き続けていきたい。

 読み手の誰かに、一人でもいいから 届く文章を。

 読んでくれて、ありがとう。





サポートありがとうございます。頂いたサポートは、地元の小さな本屋さんや、そこを応援する地元のお店をサポートするために、活用させていただきます!