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古着が1点ものとして生まれ変わるリメイクデニムの世界線


今回は、ファッションについてです。

最近、ファッションサイトなどでよく見かけるようになったリメイクデニム。
「サルベージ品」「リメイクデニム」を扱っているブランドに、私は今どハマりしています。

きっかけになったのは、
「気に入っているのに、履けなくなってしまったデニム」を何とかしたい
自己流でやってみたリメイクでした。

1 どうしても捨てられない大切なデニムとの出会い

数年前、HASUIKEというハンドメイドのデニムブランドのジーンズを購入。

ジーンズといえば、リーバイスやエドウィンなどメジャーメーカー。安さを追及してのファストファッションブランド。
どちらかしかないと思い込んでいた私。

作家さんによる服の展示会で、たまたま見つけ、石本さんと話し込んだ。
数日通って、迷いに迷って、履いてみた。

めっちゃ硬くて正直履きにくい。でも、どうしても欲しくなった。
購入後、数ヶ月待ってようやく手に入れたジーンズでした。

「毎日履いていれば、自分らしいデニムになっていきますよ。」
そうして育てたデニムを履いている人が、めちゃめちゃカッコよかった。

この言葉を信じて、頑張って履いていたのですが、ここ数年、なにせウエストが
キツくなってきてしまって・・・
でも、絶対手放したくないし・・・ 捨てたくない。

履けるように、何とかしよう。

悩みに悩んで、色々と打開策を探ってみました。

デニム・リメイクと調べてみると、小物に作り替えたり、バックになっていたりと、服を服にリメイクするという方法がなかなか見つからず。

その中でも、デニムパンツをスカートにするという方法がいくつか見つかりました。

「でも、私はデニムパンツのまま、履きたいんじゃー!!」

検索していくと、「リメイクデニム」「サルベージ」という商品が。

古いデニムを一度解体し、布地を足して、新しいデザインのデニムに作り替えた商品が見つかりました。

「おお、これだ!!!!」

いくつか縫い方の動画も発見できたので、見よう見まね、自己流でデニムリメイクに挑戦してみたのです。

もとのデニムの脇を解体し、子どものサイズアウトしたストレッチデニムをわきに縫い込んで、ストレートからワイドパンツにしてみました。

自己流で作ったものなので、色々と不具合もありますが、それはまた、プロの手にかかるとこういう感じになりますよ✨と、次回お伝えできると思いますが。

2 奥深き プロによるリメイクデニムファッションの世界


で、調べてみると、ビンテージデニムを使って、一点もののデニムを販売しているブランドが国内外にいくつもあることがわかりました。

そのいくつかをご紹介します。

1 JAPAN BLUE JEANS

リメイクデニム で最初にヒットしたのがこちらのサイトでした。岡山JAPANデニムの先駆者である桃太郎ジーンズ、JAPANBLUEJEANS,SETTOを擁するJAPANBLUE。
こちらのジーンズ愛用者を対象として、カスタムリメイクサービスを開始したそうです。

一点一点、手作業で仕上げるカスタムリメイクジーンズは、世界に一点しかない特別な一本になります。

2 RE /DONE(リダン)

リーバイス公認のリメイクブランドです。日本ではセレクトショップ、百貨店などで手に入れることができます。
デザインもお値段もハイブランドだなと実感。まさに、世界で一点しかないデニムを、最新のデザインにリメイクした最高の状態で手に入れることができます。

3 SUNNY SIDE UP

こちらも岡山のお店になります。
ビームスなど有名セレクトショップで見つけた方も多いのではないでしょうか。
私が見つけたリメイクデニムで、一番気に入ったのがこちらの商品でした。
少しでも雰囲気が近づけるように作ったつもりだったのですが、やっぱりプロには叶わない。実店舗にも、行ってみたいです。

4 ALL YOURS

 

 こちらはちょっと違うかも知れませんが、「サルベージ品」と呼ばれているものになります。愛用している方から古着として受け取ったものを、修理、手入れを施して販売しています。
 今まで、古着販売というと、現状渡しがほとんどでしたが、ブランドによる手入れがあることによって、新しい商品として洋服が循環するという古着と新品の間という立ち位置の商品になります。
 こちらのブランドは、良い商品を長く着てもらう服を作ること、服を捨てない、循環させるビジネスモデルを目指しています。私も大いに共感するところがあり、大好きなブランドの一つです。

noteのリンク、貼らせていただきますね✨


5 無印良品 ReMUJI

 消費者から回収した服を、1染め直してアップサイクルする 2原材料としてリサイクルする ことを2015年から実施しています。
 私の住んでいるところでは、ReMUJIの商品を購入することができるのですが、パッとみた感じ、アップサイクル品とはわかりません。かえって、新品よりも風合いがよく着やすい印象です。
 一点一点、手間と時間がかかっているので、価格は安いとは言えませんが、気に入ったものであればその価値は十分あると思います。

6 SOMA Re:

サイトがとってもステキですね✨

こちらは、ReMUJIのサービス同様に、自分で気に入った服でできる衣類の染め直しサービスです。
黄ばんでしまった、シミがついたお気に入りの洋服。家族から譲り受けた大切な服など、捨てられないものって結構ありますよね。色がちょっと気に入らないなども含めて、捨ててしまう前に、染め直すという手があります。

染められない素材もありますが、​​綿、麻、レーヨン、テンセル(リヨセル)、
キュプラ、竹、紙​​ならば、染められるそうです。

さらにさらに!

OTAKARA SOMA: Re というサイトもあります!


染め直されたブランド服を、格安で手に入れることができます。
商品の数はまだ少ないですが、こちらの古着もこれからは要チェック!ですね。


3 まとめ



大量生産、大量消費のファッションは、もうすでに時代遅れなのかも知れません。

最近は、自分の気に入ったものを長く着続けることができるブランドが認知されるようになりました。さらに、その時々の状況に応じてリメイクする楽しみを与えてくれるサービスもこれから増えてくるのではないでしょうか。

私もこれまで、たくさんの洋服を購入しては手放してきました。セールのたびにお店に行き、色違いを複数購入したり、必要ではないものまで購入していたように思います。

これから、生活をダウンサイジングしていくために、ものを少なくしていくことは必須と考えています。
その時に必要になる基準が、「自分が心地よく、長く着られるかどうか」だと思うのです。

今自分に必要最小限な服を持つことは、とても贅沢なことなのかも知れません。

持っている服の数は明らかに減りましたが、
以前よりも「色々な服を持ってますね」と言われることが増えました。

矛盾するようですが、周りの人にはそう映っているのだと思います。

本当に、気に入った一着を探すというのは、なかなか骨の折れる作業なのかも知れません。でも、1枚の服に込められた作り手の思いや理想を感じつつ、日々それを纏うことができるのは、本当に贅沢なことだと思うのです。

新しいものが持つ良さもありますが、使い続けることで培われる良さもあります。

タンスに眠っているお気に入りの一着
捨ててしまう前に、もう一度蘇らせてみませんか?


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