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【御礼】「音楽家の生涯 #01」 言葉の響きとピアノの音色で聴くJ.S バッハ🎹朗読とピアノコラボを終えて

ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪

▪️御礼

幸運にも台風が過ぎ去った直後の2日間に開催を迎え、満員御礼の中、無事に終えました。

晴天猛暑の中、お越しいただいた方々、ならびに、気にかけてくださった皆さまへ、最後まで温かくお聴きいただき、心より御礼申し上げます。

会場のビブリオ・クラシック(豊島区)

▪️「朗読とピアノ」コラボへの経緯

音楽の父と称されるJ.Sバッハもが、1人の人間として生きたその軌跡は、言葉にしてこそわかる部分もあり、

いつか演奏とのコラボで合わせてお届けできればと願っていたところ、

このたび、ご縁をいただき、「朗読とピアノ」のコラボ企画が実現しました。

朗読家・郷圭子さんによる朗読は、本として出版いただきたいほど分かりやすく、

(個人的には、先日のコラボ上演で終わるには、余りにも勿体無いと感じています!)

人間バッハを映し出す語り言葉が、作曲家と演奏、そして、聴衆者が耳にするピアノの音色が、無くてはならない架け橋として響き渡りました。

バッハが抱いた想いを少しでも想像しながらお聴きいただくピアノの音色は、随分と印象も変わって聴こえてきたかと思います。

▪️初公開コラボ

朗読家・郷圭子さんとは、非公開での催し物でご縁をいただき、国際交流や大学での同窓会などのイベントで、ご一緒させていただきました。

ご縁のきっかけとなった催し物は、こちらでご一緒した時でした🎹

心こもる読み語りを間近で聴きかせていただきながらの演奏は、お客様にとっても、また違った印象で音楽をお楽しみいただけることを舞台で体感し、実現を願い続けていました。

そして、このたび、お互いに「人間バッハを感じていただきながら、響きと音色を親しんでいただけたら」という想いも一致し、コラボ開催へと至りました。

▪️J.Sバッハの人間としての軌跡

バッハに関する文献は、残されていない内容も多くあり、作品に関しても、作曲年が明記されていないのも多々あります。

例えば、ベートーヴェンのように明らかに、作曲時期によって明らかに曲想が異なっている場合は、推測もし易くなりますが、

J.Sバッハに関しては、作曲を始めた頃から早熟していたため、譜面からだけでは判定が難しい・・とも言われています。

とはいえ、わかる限りの軌跡を追うだけでも、いかにJ.Sバッハが努力家の天才であったかが伺え、作品を聴いたり演奏したりすることへの敬意が増します。

今回の朗読では取り上げられませんでしたが、幼き頃に両親を亡くし、兄に音楽を学びながら、徐々に才能を認められていくも、

その教鞭な意志の強さゆえに誤解を招くこともあり、実力通りの評価を受けてこなかった事も多々あったそうです。

今年初めに訪れたバッハの生家博物館では、そのような事実とされる内容も、淡々と展示されていました。

音楽への意志を変えることなく学び続け、宮廷楽師から宮廷楽長、そして、最後には運命的な出来事を経て、音楽の街で音楽総監督まで上り詰めたJ.Sバッハ。

多くの人々に賞賛を受けながらも、最期に待ち受けていたのは、目の手術の後遺症による衰弱死でした。

最後は、J.Sバッハへの鎮魂も込めて、『シャコンヌ』ニ短調を演奏させていただきました。

恐らく、J.S バッハ自身亡くなる時、その後、250年以上たった今となる後世で、世界中で演奏され続けているとは、想像もしていなかったのではないてしょうか。

亡くなる時、病で苦しんでいたJ.Sバッハに、少しでも知らせたい思いになります。。

当日のプログラムです
カンタータや管弦楽曲や受難曲には、オリジナル編曲も交えました。

▪️ドイツ語での朗読とのコラボ出演の思い出

私が、初めて朗読とのコラボでピアノ演奏出演をさせていただいたは、ドイツに在住していた時でした。

共演者ドイツ人チェリストの奥様がスイス出身の朗読家でらっしゃり、ご夫婦からコラボ出演にお声がけいただいたのが、きっかけでした。

12年前に掲載した記事ですが、この時の感動が忘れられず、いつか日本でもお届けできればと、心から願っていました。

今回は、日本語のみでの朗読をお聞きいただきましたが、いずれはドイツで生きた作曲家の音楽の一部となったドイツ語での朗読を入れながら、是非、ドイツ音楽の魅力をお楽しみいただけたらと願っています!

▪️会場は、1万2千枚のクラシック音楽レコードが並ぶビブリオクラシック

ビブリオ・クラシックで演奏させていただくのも、3度目でした。

今回で数年振りになります🎹
初めてご縁をいただいた時の記事はこちらです。

マスターの温かいお人柄とおもてなしに、あらためて感謝です☕️🎹

中央:会場ビブリオクラシック・マスター、
向かって左側:朗読家・郷圭子さんと

▪️次回は?

お陰さまで、たくさんの温かいご感想をいただき、続編を楽しみにされてらっしゃるお声もたくさんいただきました。

次回は、「Beeth...?もしくは、Moza...?!ですか?」というご質問をいただいておりますが、、

ビブリオ・クラシック内に並ぶクラシック名作曲家達。
一番左側は・・・?
今回の主役J.Sバッハです!

どちらの作曲家で、いつ頃の公演になるかは、公開まで楽しみにお待ちいただけますと幸いです☺️

ここまでご覧いただき、ありがとうございました

🎹ピアニスト 吉村直美
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