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J.Sバッハの生誕地で旅しました🇩🇪『音楽と旅』

ご覧いただき、ありがとうございます!
ピアニストの吉村直美です♪

以前、投稿しましたドイツでの『音楽の旅』現地旅実践編の続きです🇩🇪✈️

3月4月に控えています『音楽と旅』リサイタルのコンセプトワードは、

『厳粛』
『始まりと終わり』
『永遠』


昨年の夏、プログラム構成を思い巡らしていた時に、私の心に湧いてきた言葉でした。

そして、この3つのキーワードにともない、『音楽と旅』ドイツ実践版では、今回是が非でも行きたかった場所

◾️バッハにとっての『はじまり』であった👶生誕地、🇩🇪アイゼナハ

◾️そして、バッハにとって『終わり』を迎え墓場ともなった地、🇩🇪ライプツィヒ

へと行って参りました!

敬愛するバッハの演奏を皆さまに聴いていただき、語らせていただく機会もいただいたならば、

少しでもバッハと同じ空気を吸って、バッハが居た場所での音色、バッハが影響を受けたことを知りたい!!!!

という思いからでした!

実は、ドイツに在住していた頃も、何度か訪れていましたが、最後に訪ねたのは10年以上前だったため、改装や改築を経た造りを見れて、以前とはまた違った体験となりました。

▶︎▶︎今回は、J.S バッハ誕生の地について書き綴ります。

▪️バッハが生まれた街『ドイツ🇩🇪アイゼナハ』

ドイツ鉄道(DB =Deutsche Bahn)の停車駅もあるアイゼナハ(Eisenach )駅が最寄りです。

プラットホームにある駅名プレート「Eisenach / アイゼナハ」の下には、🇩🇪ドイツ語で『ヨハン・セバスチャン・バッハの誕生地』と掲載されています!

さすが、クラシック音楽発祥国です!

日本からの✈️直行便も止まるフランクフルト駅(Frankfurt )から、高速鉄道(ICE)で2時間弱で直通で止まります

街並みは、落ち着いた古風な美しさが残る雰囲気に包まれています。

塔跡は、当時の良さを残すためか、近辺に照明が一切ありません!

中世にタイムスリップしたような雰囲気にすっかり魅了されました!

アクセスも良い街で、目的地のバッハ生家まで最寄り駅のアイゼナハ駅からは徒歩10分ほどで行けます🚶

▪️バッハの家 / Bachhaus Eisenachとは
今から117年前に開館し、『バッハの音楽と人生を展示する』博物館としても、伝統を守り抜きながら、改装改築を重ね現在の姿が保たれています。

抜粋でご紹介します!

左側がバッハの家、右側がバッハ博物館

▪️館内特別企画・レクチャーコンサート
バッハが生きた時代に作られバッハが演奏したとされる楽器で、バッハの作品を聴くという機会に恵まれました!

古楽器奏者のスペシャリストによる演奏楽器についての説明、そして、バッハが影響を受けた環境や事柄についてのお話もなされました。

古楽器スペシャリストMichael Meißnerさんによる演奏とお話でした!
大感激しました!

生家は、バッハが生きた当時にできる限り近い素材を使用し作られているそうですが、そのためか、古楽器から放たれる音色が素晴らしく反響し、
バッハの音楽に命が宿された演奏を拝聴
できました。バッハの音楽とはこんなにも心に響くものだったのか・・・と大感激しました!

日本では(耐震のため)恐らく建造に使われないような木材で作られたサロンホール、ドイツ特有の乾燥した湿度、当時の楽器にしか使われていない素材、良さを引き出す奏者、、

その全てが揃ったことで、今まで味わったことのない感動に
繋がったのかもしれません。

催し物終了後は、奏者と話者を務められたMichael Meißnerさんとお話させていただく機会もいただきました!

▪️バッハの家・特設展示
„Das Alte Testament der Klavierspieler – 300 Jahre Bachs Wohltemperiertes Klavier“
:
(直訳:『旧約聖書のピアニスト達 - バッハ平均律300周年』)

バッハの平均律が作曲されて300周年を迎えた2022年に開設されています

特設で『バッハを弾き続けた作曲家達』も展示されていました!

ここでは、バッハの平均律を弾き影響を受けたとされる作曲家が、時代順に名を連ねていました。モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、メンデルスゾーン、ブラームス、ショパン、ラフマニノフ、プロコフィエフ、、

音楽歴史に名を刻んだ作曲家達が並びます。。

『音楽の父』と称されるバッハの名の通りですね。。

▪️バッハと教会音楽
バッハは生まれて2日後に洗礼を受け、15歳になるまでアイゼナハに住んでいたそうですが、当時の音楽一家に生まれ、教会音楽奏者を務めた兄達に影響を受けたことも、教会音楽との接点の始まりだったとも言えます。

バッハが手にしていたとされる讃美歌集
なんと1673年に使用されていた讃美歌集だそうです。
「612曲もの教会歌曲が1000ページ以上にわたり掲載されており、
バッハは学びの書、および、礼拝用の書として、ほぼ毎日手にしていたのであろう」
ということです

▪️不思議な!?視聴室

バッハの音楽を揺れる椅子でリラックスしながら聴けます!
バッハに関する書籍も読めます!
バッハの母国語でもあるドイツ語がメインでした
バッハ・ハウス前のバッハ像

バッハが生まれて来てくれたこと、
バッハという音楽に出逢えたこと、
バッハを敬愛する方々により守られてきた展示や音楽を体験できること、

感謝と感動が深まる『音楽と旅』でした。

▶︎次回の『音楽と旅』リサイタル出演情報はこちらです🎹

ピアニスト 吉村直美
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