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自分の好きなように 紙の本をつくりたい ❖ 文学フリマに初出店するまで #1 ❖

2023年春、「文学フリマ東京36」へ出かけてきました。

文フリへの訪問は、2022年秋に続いて2回目。
長らくその存在をずっと知ってはいましたが、本当になんとなーく腰が重く、気づいたときには終わってる、と、タイミングを逃し続けていました。


その前、2022年夏に初めてコミケへ行ったら楽しくて

秋には一箱古本市の実行委員を経験し、ZINEを作ることがとても身近になり

初訪問した2022年秋の文フリでは、一箱古本市に出店してくれた皆さまとの再会も楽しかったのでした。


そして2023年の春に出かけた際は、楽しみすぎてこんな音声配信まで。


広い会場の中、見渡す限りにずらずらっと並んだブース。紙の本を熱くやりとりする人々の様子を楽しみながら、わたし自身もお買い物を楽しんできました。


好きなものを好きなように詰め込んだ、紙の印刷物たち。
紙の本が好きな人にとっては、"夢"をかたちにしたような存在です。

あぁ。やっぱり、わたしもつくりたい!!!!!

帰り道、気づけば強くそう思っていました。


2023年11月11日(土)に開催される『文学フリマ東京37』に、初めて出店します。


そう、買う方ではなく、売る方として初めて文フリに参加します。

春の文フリの帰り道、11/11(土)開催!と発表されていた「文学フリマ東京37」に、勢いよくポチっと出店申込しました。

11/11っていうゾロ目感も好きだったし、覚えやすいし、出店者として初めて参加するには、この上なく良いタイミングだ!と思って。

はい、ただの直感です。(だいたい直感で生きています。)

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売るものはー・・・・今のところ、まだこの世に印刷されてはいませんが、あれこれずーーーーーっと考えをあたため続け、実験を続けています。


わたしは元々、企業の採用広報を企画・提案・制作するクリエイティブ職の会社員をしていたこともあり、紙やデザインのこと、数百~数千程度の部数の印刷物を作る方法を理解してはいました。

なので夏頃は、味わいのある少部数の印刷を得意とする印刷会社さんに発注したい!本文の紙は、表周りは、斤量は、部数は、特殊加工は・・・!と、ワクワクしながらもくもくと、リサーチして妄想していたのです。


でも、やめました。いや、待てよ、と。

「文フリで売るからには、ちゃんとしたやつ作んなきゃ!」「完璧じゃないと嫌だ!」と、少々気負っていたな、と。これ、わたしの悪い癖なんです。

え、ちゃんとしてる、って何? どんなものなら納得できるのさ
→ あれこれやってみるが、いつまで経ってもどうにも納得できない
→ 結局、中途半端になる もしくは 手が止まって何もできず終了
 

という、いつものパターンになりかねん!と ハッとしたのです。

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せっかくの文フリです。どうせなら大好きな手芸のように、自分の手で工夫して作った、アナログなものがやってみたいな、と方向転換。


9月はじめに伺った東京藝術大学の学祭「藝祭」で、国内外の作家が手がけた書籍たちの展示を観たことも、じわりじわりと転機になりました。

非常に畏れ多いですが、なんとなーく、美術作家の方々が、作品をつくり、ギャラリーで展示・販売することと近しいイメージが浮かんだんですよね。


「その日、そこでないと買えない」というスペシャルな感じ。
作り手のハンドメイド感が伝わるもの。

"文フリならではの味わい"があるものを丁寧に作り、良いと思ってくださった方にお渡しした方が、何より自分自身がいちばん楽しいんでは、と。


ということで、自分のなかのテーマは「少部数精鋭の私家版」に。


11/11(土)の文学フリマ当日は、誌面のレイアウトデザインから、原稿、写真、印刷・装幀まで、一冊一冊、わたしが丁寧にこしらえたZINEを、買ってくださる方とお話ししながらお渡ししたい、と考えています。

内容は、アートやデザインのこと、本のこと、ミュージアムのこと、そして芸術大学で学ぶ日々のこと、などなど。

"私が好きなもの"をベースに、へー面白いなぁ!とか、自分もやってみようかな!なんて参考にしてもらえそうなZINEを目指して準備中です。

お店の名前は、【  偏愛の森  】
出店する場所は、第一展示場 K-05・06です

K-05・06 です
モノレールの駅を出たら の会場です

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このnoteの書き手は2023年度、通信制の芸術大学に復学しまして、仕事をしつつ、卒業にむけて科目履修に四苦八苦している日々なのです…

そのため、ここ半年はほぼ音声配信のアカウントになっていましたが、10月~11/11(土)の文学フリマまでは、定期的に文字で、準備の様子などをお届けしていく予定です。

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