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ときめき☆ミニシアター探訪

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死ぬまでに、どれだけミニシアターにいけるかな
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堅牢なプリズム。千葉劇場|ミニシアター探訪

堅牢なプリズム。千葉劇場|ミニシアター探訪

ミニシアターにしては、守備力が高すぎまいか???
劇場にたどり着いて最初の感想だ。

ミニシアターという言葉が醸している、趣味の庭的クラフト感や昭和の熱気を残すレトロな空間をイメージしてやってくると、そびえ立つその建物に少しばかりたじろいでしまう。

「お前は本気で映画を見ているか?」

その問いに「YES」と答えられたものだけが、天国と書いてスクリーンと読むあの場所につながる階段を登る許可が出る

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醸成された文化。シネマテークたかさき|ときめき☆ミニシアター探訪

醸成された文化。シネマテークたかさき|ときめき☆ミニシアター探訪

まるで、「酒蔵みたいな映画館」。
それが、改めてこの映画館のことを思い返すときに生まれた感想だった。映画館は映画を見せる場所であって、作る場所では無いはずだけど、ここは明らかに何かを作って醸成させている。
そんな、どこかものづくり特有の覚悟が漂う『シネマテークたかさき』に、「私のような若輩者がよろしいでしょうか」という気持ちをポケットの奥でもてあそびながら、初めて足を踏み入れたのだった。

高崎行

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シズってるぜ!高崎電気館|ときめき☆ミニシアター探訪

シズってるぜ!高崎電気館|ときめき☆ミニシアター探訪

500点のシビれる映画館見つけた!イカした映画館に行きたいじゃん!という私の衝動に、インターネットが見事にアンサーしてくれた。
『高崎電気館』?
なにそのビリビリシビれる名前は!何この500点満点の外観は!?
行きたい行きたい行きたい!
この中に入りたい、吸いたい、触りたい、確かめたい。

どうするよ、4連休2021年の7月。その年、突然現れた4連休をまえに、さてどう過ごそうかと考えた。
実家に帰

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カリスマの風格!シネマ・ジャック&ベティ|ミニシアター探訪

カリスマの風格!シネマ・ジャック&ベティ|ミニシアター探訪

一度聞いたら忘れられないその館名。一度覚えたら口に出したいその館名。
どんなところかはわからないけれど、頭蓋骨の内側に貼り付いていたそのイカしたネームが、横浜へ先祖の墓参りに出かけたときにふと脳内でひらめいた。
『横浜 シネマ・ジャック&ベティ』
もしかして、近いのでは―――。
きっと先祖が「行け」と言っている。
あわてての墓石の前で、乗換案内を開いた。

そのカリスマを知ったのは、いつの頃からだ

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#0『ときめき☆ミニシアター探訪』を始めるにあたり

#0『ときめき☆ミニシアター探訪』を始めるにあたり

全国各地に個性的なミニシアターがたくさんあります。
「いつか行ってみたいなぁ」じゃなくて、行くと決めれば行けるんだ。
そんな当たり前のことにやっと気が付きました。
せっかく行くなら、忘れないようにちゃんと行った証をつけたほうがいい。
行きたいけどなかなか行けない人にも、教えてあげたい。
だからこんな感じで始めてみます。

やるか、ミニシアター旅死ぬまでの間に、やんわり全都道府県を制覇出来るかな?

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