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私が「行動経済学」と一番初めに出会った日

これまで行動経済学の記事はたくさん書いてきました!記事や本など多くの情報源を元に事例を考えたり、実際あるデータを使って、行動経済学の面白さを記事にしてきました。過去にもしかしたら行動経済学との出会いを書いたかもしれないが、改めて、出会った日のことを振り返ってみる。

この記事で一番伝えたいのは「今の自分を作っているものは、日常にある無数の出会いから生まれる」と言うことです。



2つの出会い

私は経済学部を今年卒業しました。現在は社会人です。経済学部に入った理由は、高校数学ができたからというもの。その当時は行動経済学なんで知る由もなかったです。

大学に入ってからも経済学を学問として学んでいて、ほかの分野よりも楽しいと思ってました。その理由は、経済学部に入った理由と同じで、できたからというものです。得意なことやっていると楽しいと思うのは多くの人が思うことなのかもしれない。

行動経済学という単語を知ったのは大学2年生の冬です。この頃になると授業も少なかったため、空き時間が多くできました(余談ですが、私の大学は124単位取得が卒業要件の一つですが、大学2年間で100単位を超えていました。以外と学びたがりだったんですね)。

空き時間が増えても、友人は講義を取っているため、時間潰しがなかったのです。とりあえず外は寒いので、図書館にでも入っておこうと思っていました。そして、たまには本でも読んでおこうかと思いました。当時は読書はほとんどしていません。

なんでもいいけど、経済学の本ならいい時間潰しになるかなと、経済学書が多くある場所に行きました。そこで初めて読んだのが「ファストアンドスロー」です。何度も記事で書いてますが、ノーベル経済学賞受賞者のダニエルカーネマン先生と故エイモストベルスキー先生の素晴らしい本です(本書出版日にトベルスキー先生は亡くなっていますが、私は本書がカーネマンだけの本ではないと感じました。よって、ここで名前を挙げております)。


最初読んだ時は面白いなーと感じた程度でした。ただ、その時間内で読み終わらなかったので、その日の講義が終了後残りを簡単に読んでおこうと思いました。

気づいたら図書館の閉館の時間でした。私はのめり込んでいたのです。それは今まで習っていた経済学の根底を覆すようで、でも経済学に沿った内容である。すごく興味深いと感じました。それが行動経済学の出会い、そして本との出会いでした。



バタフライ・エフェクト

冒頭に書いた「今の自分を作っているものは、日常にある無数の出会いから生まれる」はまさに私の学問と本当の出会いがいい例だと思います。こういうのをバタフライエフェクトと言うらしい。

ちょこっと雑学
バタフライ・エフェクト
→ほんの些細なことも、後になって大きな影響を与えるかもしれないというカオス理論の予測困難性を表す。
・由来は、気象学者エドワード・ローレンツ氏の講演『ブラジルでの蝶の羽ばたきはテキサスでトルネードを引き起こすか』。

確かに、今の自分の状況はこれまでの小さな出会いの連続でできていると思う。それは強く感じる。

行動経済学を学ぶのは楽しい。読書も楽しい。そんな自分ができたのは過去の小さな出会いからだった。



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