見出し画像

未経験エンジニアの転職活動必勝法 ~(3)職務経歴書編~

ITメガベンチャーでエンジニアの採用担当をしている傍ら、某社会人プログラミング教室のキャリアドバイザーをしている元大手メーカーエンジニアの片山です。転職市場では、どうしても上〜中級者に求人が集まってしまうこのご時世、選考する側と受ける側の両視点からプログラミング未経験者が転職活動をどう乗り切ればよいかを端的にまとめてみました(全四編)。主に中途の方向けに書いております。少しでも皆さんの参考になれば幸いです。

まずは、量より質。『シンプルさ』第一

とにかく人事の採用担当は随時送られてくる経歴書に目を通さないといけません。そんな中、1つの経歴書のチェックに何十分もかけていては、いつまでたっても仕事は終わりません。そのため、経歴書に目を通す時間はだいたい30秒から3分くらいです(経験談)。言わずもがな、そんな中、経歴書で一番大事にすべきなのは、シンプルさ(読みやすさ)です。読み手への気遣いがまずは何よりも大事です。文章がまとまっておらず、ただ経歴がだらだらと書いてある経歴書は読む気が失せたり、大事な部分を見過ごしたりします。まずは、きっちりと読んでもらえる経歴書を意識して作成しましょう。

やったことベースでなく、やれることベースで書く

これも、読み手への気遣いのうちの1つ。やったことベースで書いてあると、直感的にこの人は何ができる人かがすぐにわからないです。また、やったことからやれることを読み手が変換する必要があります。そのため、読むのに時間がかかるし、変換ミスによるミスマッチおよび取りこぼしが発生する可能性もあります。エンジニアは技術スタックをやれることベースで書き。その裏付けとして、やったことを補足できるとよいでしょう。

とは言いつつも読んでもらえたら質も大事

未経験だと上記の技術スタックはあまり書けない人もいるでしょう。そんな人は、「(2)戦略編」で大事だと述べた、「ユニークさ」と「軸(ストーリー)」に思いを込めて、経歴書に記載しましょう。枠にとらわれる必要はまったくなく、過去の事だけでなく、現在、未来のことについて書くことで、「熱意(情熱)」をアピールしましょう。また、読みやすい文章とはストーリー立ててあるものです、一貫性を意識して、自分だけのオリジナリティー溢れる経歴書だと、一度読み手も会ってみてもよいかと思うかもしれません。

現場(プロダクト開発)での実践イメージを言語化する

未経験者で大きく差がつくのは、どれだけ実際の現場(プロダクト開発)をイメージできるかです。技術スタックや自分の強みや軸、熱意をどう現場で生かしていくかを自分の言葉で描くことが、最後の決め手となります。勉強や演習だけに留まらず、現場でどのように自分の技術や経験を活かせるかまでおさえておくという姿勢が何よりも大事です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?