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ミラノのカフェ・パスティチェリア12選 vol.3:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで

ミラノのカフェ・パスティチェリア特集のvol. 1vol. 2に続き、今回の第三弾でも筆者がお勧めするお店を書いていきたい。

参考:


1. アレッサンドロ・セルヴィーダ(Alessandro Servida Pasticceria Milano)

こちらは、パレストロ駅(Palestro)、ポルタ・ヴェネツィア駅(Porta Venezia)から徒歩圏内のパスティチェリア。

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入って左手には大きなショーケース、右手には席料がかからないテーブル席がある。

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マカロン、パスティチーノ、チョコレートなど、どれも綺麗な仕上がりで美味しそう。

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他、パニーノやブリオッシュも。

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またお土産用のお菓子も揃っており、こちらのキャビアのような粒つぶチョコは1つ5ユーロとのこと。

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席も落ち着いており、コンセントに近い席ではノマド作業をしている人もいた。

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パスティチーノは1.5-2ユーロ、エスプレッソは1.1ユーロ。

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初めての来店では、ラズベリーとダークチョコのパスティチーノを選んだ。

中にピスタチオムースが入っている。


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2回目は、バターが香るクッキーの生地にレアチーズクリームが絞られているものを選んだ。

チェリーソースの赤と僅かに削られたレモンピールの色が美しい。

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次はお腹を空かせて普通サイズのケーキを食べたいと思ったのであった。


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アレッサンドロ・セルヴィーダ(Alessandro Servida Pasticceria Milano)

住所: Viale Piave 9, 20129 Milano, Italy

営業時間:8:00-20:00

公式ホームページ:alessandroservida.com



2. マロティン(Marotin)

こちらは、2009年にオープンしたパスティチェリア。

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地下鉄赤線のパレストロ駅(Palestro)やサン・バビラ駅(San Babila)から一応歩けるが、少し離れているため、トラムの9番やバスの60番を使っていくのがいいかもしれない。

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老舗パスティチェリア・マルケージ(Marchesi)のグリーンの内装も見事だが、こちらの内装は、淡いグリーンの壁に華やかなタイル、曲線の美しい椅子と、もう少し落ち着いていてアンティークな感じ。

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パスティチーノが色々ある他、ブリオッシュ、ビスコッティ、パニーニ、様々なデリなども。

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また平日のランチタイムには、パスタや肉・魚料理など、しっかりとした食事メニューもあるとのこと。

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休日の昼時に訪れたのだが、二階の席も一階の席もブランチを取りつつのんびりする地元の人でいっぱいであった(ちょうど人がいないときを見計らって撮った写真)。

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席料はかからず、エスプレッソ1ユーロ、カプチーノ1.3ユーロとお手頃なのもありがたい。

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朝7:30からあいているため、朝ごはんにオススメのカフェでもある。

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マロティン(Marotin)

住所:Via Archimede, 59, 20129 Milano, Italy

営業時間:7:30-20:30(月曜から土曜)、8:00-13:00(日曜)

公式ホームページ:marotinmilano.it



3. ティ・ピアーチェ(Ti Piace)

こちらは先ほど紹介したマロティン(Marotin)から歩いて5分ほどの距離にあるパスティチェリア。

2019年11月現在、グーグルマップでは、別の名前のお店も同じ住所のところに出てくるため注意。

お店の人に聞くと、お店の名前が今の"Ti piace”に変わったのに、まだグーグルマップ上では前の名前が出てくる仕様になっているとのこと。

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"Ti piace”(ティ・ピアーチェ)とは、疑問形ならば「あなたはこれが好き?」という意味。

質問しているというよりも、「もちろん好きでしょ。」と合意を求めるニュアンスが強い気がする。

パスティチーノの他、ブリオッシュやビスコッティも。

広々として店内で味わうことができる。

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エスプレッソは1ユーロ。

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内装も新しく気軽に入れる雰囲気である。


ティ・ピアーチェ(Ti Piace)

住所:Corso Ventidue Marzo, 20100 Milano, Italy

営業時間:7:00-20:00

公式サイト:tipiace.business.site




4. ドルチェリーノ(DOLCELINO Pasticceria Milano)

こちらは、先ほど紹介したティ・ピアーチェ(Ti Piace)から歩いて4-5分のところにあるパスティチェリア。

地下鉄黄色線のポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)からも一応徒歩圏内。

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お店に行った時は、偶然売り切れのお菓子が多く残念。

それでもパスティチーノやアントルメは、デザインが美しく美味しそう。

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ケーキの一つ一つ名前が付いているのも面白い。

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小さなカウンターの席には椅子が付いており、購入したお菓子を食べることができるようになっている。

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今回撮ってくることができた写真は少ないものの、お店のHPにはたくさんの色とりどりのケーキの写真が掲載しているため、確認してから訪れたい。


ドルチェリーノ(DOLCELINO Pasticceria Milano)

住所:Via Emilio Morosini 23, 20135 Milano, Italy

営業時間:15:00-19:30(月曜)、9:30-19:30(火曜から土曜)、

10:00 -14:00(日曜)

公式ホームページ:dolcelinopasticceria.com



5. パン・ペル・メ(Pan Per Me / senza glutine a Milano) 

こちらは先ほど紹介したドルチェリーノやティ・ピアーチェ近くのお店。

バスの60番を使うと比較的近くまで行けるが、一応地下鉄黄色線のクロチェッタ駅(Crocetta)やサン・バビラ駅(San Babila)から歩いてもアクセスはできる。

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ここに写っているケーキ類は、全てグルテンフリー。

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ケーキ類の他、店内にあるレストランのスペースでは、グルテンフリーのランチが提供されていた。

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レモンんとメレンゲのパスティチーノとエスプレッソは、それぞれ1ユーロ。

奥に写っているコンセントにも注目、嬉しい充電サービス。

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何年も前から注目されているグルテンフリー。

小麦を原料とする食品を主食とする地域だからこそ、普通のグルテンを使った食品を変わらないような色々なグルテンフリー食品・料理が開発されていて面白い。


パン・ペル・メ(Pan Per Me / senza glutine a Milano) 

住所:Viale Monte Nero, 57, 20135 Milano, Italy

営業時間:8:00-19:00(月曜から金曜)、9:00-18:00(土曜)、9:00-16:00(日曜)

公式ホームページ:panperme.it



6. グルフリー・ベーカリー(GluFree Bakery)

こちらもグルテンフリー料理を提供するお店。

地下鉄黄色線のクロチェッタ駅(Crocetta)とポルタ・ロマーナ駅(Porta Romana)の中間くらいに位置する。

今回紹介するお店の他、ミラノ市内にもう1店舗展開しているとのこと。

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ケーキ類の他、パニーニやピッツァ、アランチーニなど、食事系のグルテンフリー料理も充実しているのがポイント。

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筆者が訪れた時には、このピッツァを食べる人たちで賑わっていた店内。

ここのお店のものではないが、グルテンフリーのパンなどを筆者は食べたことがあるが、普通のものと変わらず美味しいと思っている。

(米粉やトウモロコシ粉で作られたグルテンフリーパスタなどは、家で調理したことがあるが、茹でる時間がちょっと長すぎると溶けてしまうから注意が必要)

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こじんまりしたお店であるが、ちょっと座って食事ができるスペースもある。

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グルテンフリーのパスティチーノ(ラズベリーとピスタチオ)2つ。

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グルテンフリーといえども、カロリーにさほど差はないため、食べ過ぎには気をつけて楽しみたい。

それくらい甘いものもしょっぱいものも両方種類が豊富なお店である。


グルフリー・ベーカリー(GluFree Bakery)

住所:Via Curtatone, 6, 20122 Milano, Italy

営業時間:8:00-19:30(月曜から金曜)、8:00-19:00(土曜)

公式ホームページ:glufreebakery.it



7. パスティチェリア・バスティアネッロ(Pasticceria Bastianello)

バスティアネッロは、1950年創業のサン・バビラ近くの高級パスティチェリア。

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ちょうどハロウィンの季節に撮影したため、秋のギフトボックスやハロウィンのお菓子があった。

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パスティチーノの他、ブリオッシュ、ミニピザ、チョコレートとかなり種類が多い。

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カウンターで丁寧に淹れてもらったカプチーノ。

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おしゃれな椅子のテーブル席があり、ここではゆっくり座っておやつや軽食、ランチをとることができる。

ドゥオーモからも徒歩圏内のため、観光中の休憩にも使えるお店である。


バスティアネッロ(Bastianello)

住所:Via Borgogna 5, 20122, Milano

営業時間:7:00-21:00

公式ホームページ:bastianello.com




8. イジニオ・マッサーリ(Iginio Massaro)

ドゥオーモ近く、20世紀美術館の向かい側にあるパスティチェリア、イジニオ・マッサーリは、ブレシア発のお店。

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2018年にミラノに進出したばかりである。

店内には広々としたショーケースとバールスペースがあり、座れる席はない。

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それでも立地もあってか、近くで働くスーツの大人たちの姿が目立つお店である。

色とりどりのパスティチーノは、一つ1.5ユーロ。

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ドゥオーモのそばという立地を考えてもお手頃。

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他、ブリオッシュや普通サイズのケーキもある。

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こちらのケーキは、伝統的なというよりは、新しい型のものが多い。

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フルーツやナッツ、チョコレートなどをたっぷり使ったそれぞれのパスティチーノの種類は特に豊富で、いつ行っても新しい味に出会う。

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特にパスティチーノを色々食べてみたい人にオススメのお店である。


イジニオ・マッサーリ(Iginio Massaro)

住所:Via Marconi 4/ Piazza Diaz corner, 20122 Milan, Italy

公式ホームページ:iginiomassari.it

営業時間:7:30-20:00(月曜から金曜)、8:00-20:00(土曜)、8:30 - 20:00(日曜)



9. セルジェ・ミラノ(Serge Milano)

こちらはドゥオーモすぐそばのパスティチェリア。

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こちらのお店の名物は、小さなカンノーロことカンノンチーノ。

丁寧に作られた折パイの生地に、独自のレシピで作られたクリームが、食べる直前に入れられて提供されるという。

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その他、カラフルなマカロンやブリオッシュも。

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エスプレッソは1ユーロ。

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店内にはゆったりしたテーブル席はないが、ちょっとした休憩に向いている小さな椅子付きのカウンター席はある。

カンノンチーノもマカロンも箱入りで持ち帰ることができるため、お土産やギフトにも利用したい。


セルジェ(Serge Milano)

住所:Via Giuseppe Mazzini, 8, 20123 Milano, Italy

営業時間:8:00-19:00(月曜から金曜)、9:00-19:00(土曜日曜)

公式ホームページ:sergemilano.com



10. パッセリーニ(Passerini bar caffetteria) 

こちらはアンブロジアーナ絵画館(Pinacoteca Ambrosiana)前のパスティチェリア。

ドゥオーモや、ミラノのスターバックスそしてユニクロがあるコルドゥーシオからもとても近い。

創業は1919年と、今年で100周年。

ロゴに描かれている男女は、1920-30年代のモダンな装いである。

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店内は広々しており、しっかりとした食事が取れるレストランスペースから、ジェラート、パスティチーノ、ビスコッティ、マカロン、ブリオッシュが並ぶバールスペースまで。

パスティチーノの値段は、1つ1.5ユーロと市内の相場と変わらない。

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またここには、ヴェンキ(Venchi)、ドモリ(Domori)、カファレルといったイタリアの有名メーカーのお菓子がお土産として店内で販売されているため、中心部に来た時にお土産を物色するスポットとして良いかもしれない。


パッセリーニ(Passerini bar caffetteria) 

住所:Via Victor Hugo, 4, 20123 Milano, Italy

営業時間:7:30-20:00




11. パスティチェリア・ガットゥーロ(Pasticceria Gattullo)

こちらは、1961年創業のパスティチェリア・ガットゥーロ

ミラノの名門私立大学ボッコーニ大学近くにあって少しドゥオーモからは離れているが、15番のトラムに10分ほど乗ればアクセスすることができる。

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煌びやかな店内には、レストランスペースとバールスペースがあり、レストランスペースではしっかりした食事をとることができる。

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クラシカルなパスティチーノ、チョコレート、ケーキ、ビスコッティなどなど。

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こちらのカウンターは、とても豪華でずらっと並んだ酒の瓶は見もの。

古き良きイタリア式のバール、ここにありである。


パスティチェリア・ガットゥーロ(Pasticceria Gattullo)

住所:Piazzale di Porta Lodovica 2, 20136, Milano, Italy

営業時間:7:00-21:00(火曜から土曜)、7:00-20:30(日曜)

公式ホームページ:gattullo.it




12. パスティチェリア・ヴィスコンテア(Pasticceria Viscontea)

地下鉄緑線サンタンブロージョ駅(Sant'Ambrogio)近くのパスティチェリア・ヴィスコンテア

こちらもクラシックなシャンデリアがついたバールスペースとランチを取ることができるバールスペースに分かれている。

パスティチーノやケーキ、ビスコッティ、パニーニ、ブリオッシュ、チョコレートとパールの定番のものは、ショーケースの中に揃っている。

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パスティチーノは1€とかなりリーズナブルに上にサイズも食べ応え(といっても直径2cmくらい)があって嬉しい。

フルーツやクリームをたっぷり使ったここのパスティチーノは是非おすすめしたい。

ヴィスコンテア(Pasticceria Viscontea)

住所:Via Edmondo de Amicis 39, 20123, Milano Italy

営業時間:7:00-21:00

公式ホームページ:visconteamilano.it


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今回は、ミラノのドゥオーモを起点として、北東と南東に位置するお店を中心にまとめた。

ミラノのカフェ・パスティチェリア特集は、ここでひと段落させる。

また行ったパスティチェリアやカフェの写真がたまってきたら、特集としてまとめたい。


〜2020年10月追記〜

そうこうしているうちに新しく開拓したお店の写真がたまっていったので、特集の第四弾・第五弾を書いた。

興味のある方は是非参照していただけたらと思っている。


(写真・分析:増永菜生 @nao_masunaga






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