見出し画像

パスティチェリア・ガットゥーロ(Pasticceria Gattullo):1961年創業のバール、隠れたミラノの名店

今回紹介するパスティチェリア・ガットゥーロ(Pasticceria Gattullo)は、ミラノの名門私立大学ボッコーニ(Bocconi)近くにあるバール。

創業は1961年。

チョコレートやケーキなどのお菓子から、パニーニなどの軽食、しっかりしたランチメニュー、そしてアペリティーボと1日中飲食を楽しめるお店である。

画像1

平日に撮影したものだが、店内外は、人々で賑わっている。

画像2

創業者であるシニョーレ・ペッピーノ(Peppino)は、1926年に、ルーヴォ・ディ・プーリアからミラノにやってきた。

ペッピーノは、ミラノの名店のサンタンブロース(Sant’Ambroeus)などで働き、修行を積んだ。

その甲斐あって、1961年、ペッピーノは、自身の店として、パスティチェリア・ガットゥーロをミラノでオープンしたのであった。

ガットゥーロには、ジャーナリストのベッペ・ヴォオラ(Beppe Viola; 1939-82)、シンガーソングライターのエンツォ・ジャンナッチ(Enzo Jannacci;1935-2013)、俳優のレナート・ポッツェット(Renato Pozzetto; 1940-)が通った。 

画像3

現在は、創業者ベッピーノの後を継いだドメニコ・ガットゥーロによって運営されているパスティチェリア・ガットゥーロは、前イタリア共和国大統領のジョルジョ・ナポリターノ(Giorgio Napolitano; 1925-)や 前ミラノ市長カルロ・トニョーリ(Carlo Tognoli; 1938-)らによって数々の賞を受賞した。

画像4

秋らしい栗を使ったケーキ屋マロングラッセ、カンノーリやババなどなど。

画像5

カウンターにはアペリティーボ用のオリーブやミニパニーニなどのスナック。

朝食用のブリオッシュも。

画像6


お土産用のチョコレートも販売中。

画像7


それぞれのテーブルには一輪挿しの花があり、テーブルや椅子の色味とマッチしている。

画像8


数々のアルコールのボトルが並ぶカウンターは圧巻。

日本のお酒もあった。

画像9


カウンターの特等席で食べるチョコレートとエスプレッソ。

画像10

少し中心地からは離れているが、ドゥオーモからは、15番のトラムで4駅、10分ほどでアクセスすることができる。

イタリア、ミラノならではのバール文化を経験したい人には、おすすめである。




パスティチェリア・ガットゥーロ(Pasticceria Gattullo)

住所:Piazzale di Porta Lodovica 2, 20136, Milano, Italy

営業時間:7:00-21:00(火曜から土曜)、7:00-20:30(日曜)

公式ホームページ:gattullo.it

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?