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ミラノのカフェ・パスティチェリア12選 vol.2:イタリアのお菓子を食べるならここ、朝食からランチ、アペリティーボまで

「ミラノのカフェ・パスティチェリア15選 vol.1」に続いて、第二弾でも、朝食からランチ、おやつ、アペリティーボまで使えるミラノのパスティチェリアを紹介していく。



1. ディ・ヴィオーレ・ディ・リクイリツィア(Di Viole Di Liquirizia)(→閉店)

※2022年6月追記: 現在は閉店している模様。残念だが写真だけ楽しんでいただけたらなと。

ブレラ地区にあるカラフルなカップケーキがメインのパスティチェリア。

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店内にはカフェスペースがあり、コーヒーとともに、カップケーキ、マカロン、パスティチーノなどを味わうことができる。

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筆者が訪れた時には、大きいカップケーキ(といっても手のひらサイズ)は3ユーロ、ミニサイズは2ユーロであった。

サイズは小さいもののクリームがたっぷりのためボリュームがある。

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可愛いだけではない、エスプレッソマシーンで淹れるコーヒーはクラシックなイタリアスタイル。

カップケーキが甘めのため、すっきりしたエスプレッソがちょうど良い。



ディ・ヴィオーレ・ディ・リクイリツィア(Di Viole Di Liquirizia)

住所:Via Madonnina, 10, 20121 Milano, Italy

営業時間:10:00-19:30(火曜から日曜)

公式Facebook:Di Viole Di Liquirizia




2. バウニッラ(Baunilla)

こちらもブレラ地区にあるパスティチェリア。

バウニッラ(Baunilla)とは、ポルトガル語でバニラの意味らしい。

スフォルチェスコ城からも徒歩圏内にある。

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ピンクを基調としたポップな内装の店内。

バールスペースもあるが、座っても席料はかからない。

若い女性向けのお店に思われるかもしれないが、平日の昼時には、近くのオフィスから休憩にやってきたスーツ姿もビジネスマンの姿も目立った。

パスティチーノ1.4ユーロ、エスプレッソ1ユーロとかなりリーズナブル。

パスティチーノの他、アントルメ、ブリオッシュなどなど。

甘いものとコーヒーを味わいたい時に、朝からアペリティーボまでオススメのお店である。


(2020年7月20日追記)

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なんとバウニッラは、ガリバルディ通りに新店舗をオープンしたとのこと。

ブレラ地区にあるお店に比べて奥行きがあり、広く感じる。

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また縦に長いカウンターには、様々なパスティチーノなどが並ぶ。

エスプレッソとパスティチーノは共に1€とお手頃。

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その他、ポルタ・ヌオーヴァ近くの広場にも新店舗をオープンするなど、続々とファンを増やしているお店である。


バウニッラ(Baunilla)

ブレラ店

住所:Via Broletto 26, 20121, Milano, Italy

ガリバルディ通り店

住所: Corso Garibaldi, 55, 20121 Milano, Italy 

アヴァール・アルト広場店

住所: Piazza Alvar Aalto, 20124 Milano, Italy 

営業時間:8:00-20:00(月曜から金曜)、土曜日曜定休

公式Facebook:baunilla milano




3.メゾン・カフェ(Maison Caffet) 

こちらは、サンタンブロージョ駅(Sant'Ambrogio)近くのパティスリー。

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販売ブースのみでバールスペースはない。

偶然筆者が店内にいた時、ある人が「ここでコーヒーも飲める?」と入ってきたが、「残念ながらバールはないけど、コーヒー味のマカロンとチョコレートはあるよ」と茶目っ気たっぷりにお店の人は返していた。

もとはフランス発祥のパティスリー。

フランス国内の店舗やここミラノの店舗の他、東京の日本橋にも店舗がある。

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ミラノの店舗で扱われているのは、チョコレートやマカロン、エクレアなど。

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その他、マリアージュフレールの紅茶も店内で販売されている。

プレゼント用や家族用に詰め合わせも販売しているが、一人用に気軽に一粒から購入することもできる。

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チョコレート2粒で1.9ユーロ。

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上品なエクレアは、軽めのおやつによいかもしれない。



メゾン・カフェ(Maison Caffet) 

住所:Via San Vittore 3, 20123, Milano, Italy

営業時間:10:00-21:00(月曜から金曜)、10:30-21:00(土曜日曜)

公式ホームページ:maison-caffet.com




4. パスティチェリア・ビッフィ(Pasticceria Biffi)

スフォルチェスコ城と最後の晩餐を鑑賞することができるサンタ・マリア・デッラ・グラツィエ教会から徒歩圏内のパスティチェリア・ビッフィ(Pasticceria Biffi)。

1847年創業の老舗で、店内は、カウンターとレストランスペースに分かれている。

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クリームをたっぷり使ったデザートやブリオッシュなど、伝統的なイタリアの定番バールメニューがショーケースに並ぶ。

朝食からランチ、アペリティーボまで、1日中気軽に使えることができるお店である。


パスティチェリア・ビッフィ(Pasticceria Biffi)

住所:Corso Magenta 87, 20123, Milano

営業時間:6:30-20:30

公式ホームページ:biffipasticceria.it





5.  モリオンド(Bar Pasticceria Moriondo)

地下鉄の赤線ワーグナー駅(Wagner)近くのパスティチェリア。

1946年創業の老舗。

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クラシカルな雰囲気で伝統的なパスティチーノの他、ホールケーキ、ブリオッシュなどバールの定番メニューが揃っている。

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カウンタースペースもテーブル席も両方あり。

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かりんとうに見えるかもしれないが、オレンジピール0.7ユーロとエスプレッソ1ユーロ。

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イタリアの地元の人が行くバールに行ってみたい方におすすめである。


モリオンド(Bar Pasticceria Moriondo)

住所:Via Marghera 10, 20149, Milano, Italy

営業時間:6:00-21:00

公式ホームページ:pasticceriamoriondo.com



6. クレメリア・ブオナロッティ(Cremeria Buonarotti)

  こちらも地下鉄ワーグナー駅(Wagner)近く、創業は1920年の老舗パスティチェリア。

クレメリア(cremeria)とは、牛乳屋・アイスクリーム屋のこと。

ジェラートだけではなく、ケーキなども各種揃っている。

他、サンドイッチなど軽食メニューもあり。

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特にチョコレートの種類はかなり多い印象。

テラス席、店内のテーブル席、カウンターと広々している。

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お土産用やプレゼント用の箱入りの菓子も充実している。

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カウンターにて、ビスコッティ付きのエスプレッソ1ユーロ、チョコレート1.5ユーロ。

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カウンタースペースも、かなり広く落ち着いている。

地元の人が通う、クラシカルなバールである。

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クレメリア・ブオナロッティ(Cremeria Buonarotti)

住所:Via Michelangelo Buonarroti 9, 20149, Milano, Italy

営業時間:7:00-22:00(日曜から金曜)、7:00-23:00(土曜)

公式ホームページ:cremeriabuonarroti.it



7. ツィヴァ・パスティチェリア(Ziva Pasticceria)

こちらは地下鉄赤線ワーグナー駅(Wagner)のさらにもう一つ先の駅であるデ・アンジェリ駅(De Angeli)の近くにあるパスティチェリア。

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カラフルなロゴや内装もスタイリッシュ。

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メニュー表を見ると、エスプレッソ1.2ユーロ、チョコレート1ユーロ、パスティチーノ1ユーロ。

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伝統的なパスティチーノというよりは、チョコレートやケーキのデザインは、今風のお洒落なものという印象。

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タルト地のホールケーキもあり。

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昼休憩があるため注意であるが、店内のカフェスペースは広々としていて使いやすいため、カウンターでさっとコーヒーを飲みたい時にも、座ってゆっくりしたい時にも使えるパスティチェリアである。

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ツィヴァ・パスティチェリア(Ziva Pasticceria)

住所:Via Federico Faruffini 2, 20149 Milano, Italy

営業時間:7:30-13:00/ 15:30-19:30(火曜から金曜)、8:00-13:00/ 15:30-19:30(土曜)、8:00-13:00(日曜)、月曜定休

公式Facebook:zivapasticceria




8. シュガー(Sugar Srl)

スフォルチェスコ城近くにあるバール。

このバールが位置するヴィチェンツォ・モンティ通り(Via Vicenzo Monti)は、木々に覆われているために、木陰で落ち着く場所にあるお店である。

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甘いパスティチーノやチョコレートの他、フォッカッチャやパニーニなどの軽食メニューもあり。

この写真には写っていないが、店の正面向かって左手の壁にある鏡は、綺麗なガラスや粘土の細工が施されており、ついつい見入ってしまう。

カドルナ駅(Cadorna)からも徒歩圏内にあるため、カドルナ駅を利用する方にもおすすめである。

※2023年5月追記

2022年、シュガーは中央駅近くに新店舗をオープンしたとのこと。

エスプレッソ1.5€は市内の相場からしたら高い方だが席料がかからないのはよい。

綺麗なショーケースに生菓子・焼き菓子がふんだんに並ぶ。


席数も多く、落ち着いた空間でパスティチーノ1.5€、チョコレート1€を食べて休憩したのであった。



シュガー(Sugar Srl)本店

住所:Via V. Monti 26, 20123, Milano, Italy

営業時間:8:00-20:00(月曜から土曜)、8:00-18:00(日曜)

公式ホームページ:sugarmilano.it

Sugar 中央駅店



9. パスティチェリア・ヴィッラ(Pasticceria Villa)

こちらもカドルナ駅(Cadorna)近くのバール。

創業は1896年であるというから驚き。

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モザイクのカウンターは見事。

パスティチェリアと銘打っているが、中にはパスタや肉料理も食べることができる本格的なレストランもある。

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一口サイズのパスティチーノやケーキ、チョコレートは、どれも色が美しい。

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特に平日は早朝から空いているバールのため、朝からカドルナ駅を利用する人にも使いやすいお店である。


パスティチェリア・ヴィッラ(Pasticceria Villa)

住所:Piazzale Luigi Cadorna 9, 20123, Milano, Italy

営業時間:5:00-20:00(月曜から金曜)、7:30-20:00(土曜日曜)

公式ホームページ:pasticceriavilla.it



10. パスティ・チェリ(PastiChéri)

以下、10-13のパスティチェリアは、チャイナタウン近くのお店。

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パスティ・チェリ(PastiChéri)は、ミラノの有名店であるクナム(Knam)で働いた経験を持つルチア・ストラガペーデ(Lucia Stragapede)がチーフを務めるパスティチェリア。

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店内にはカウンターの他、ゆっくりケーキなどを味わえる席料がかからないテーブル席やテラス席もあり。

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チョコレートやパスティチーノ、ブリオッシュ、タルト、クッキーの他、軽食もあり。


エスプレッソ1ユーロ、チョコレート1ユーロ。

花柄の食器がなんとも、愛らしい。

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またテラス席も気持ちが良い。

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パスティチーノ1.5€、カフェ1€。

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このお店の第一印象は、「シルバニアファミリー」。

細やかなデザインながら、ほっとする雰囲気をまとった不思議なお店である。


※2022年6月追記:

こちらのパスティチェリア、店舗面積を拡大して新装オープンしたとのこと。

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ショーケースの大きさも軽く2.5倍くらいになっている。

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テラス席も店内の席も広々。

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旧店舗部分も喫茶スペースとして使われていた。

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可愛らしい食器はこれまで通り。

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パスティチーノ1.5€、カフェ1.2€であった。

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パスティ・チェリ(PastiChéri)

住所:Via Luigi Canonica, 72, 20154 Milano. Italy

営業時間:7:30-19:30

公式ホームページ:pasticheri.it



11. スィート・ナムラ(Sweets Namura)

こちらもチャイナタウン近くのパスティチェリア。

「「ナムラ」(namura)って日本人の名前みたいですね」と、今となっては失礼だったかなと思うが、思わずお店の方に聞いてしまった。

するとお店の方は、「たまに言われるけど、「ナムラ」はアラビアのお菓子の名前。そこからお店の名前を取っているのだよ。」と朗らかに答えてくださった。

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白い棚やショーケースは、とても可愛らしい。

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クリームたっぷりのパスティチーノの他、ケーキ、ビスコッティ、持ち帰り用・プレゼント用のお菓子も。

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またナムラでは、ヴィーガンのスイーツも提供しているとのことである。

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比較的朝早くからやっているため、絶好の朝食スポットでもある。



スィート・ナムラ(Sweets Namura)

住所:Via Lodovico Castelvetro 16, 20154, Milano, Italy

営業時間:7:30-20:30(火曜から土曜)、8:00-20:00(日曜)

公式ホームページ:idolcinamura.com



12. パスティチェリア・アンジェラ・ミラノ(Pasticceria Angela Milano)

こちらはフィレンツェ広場(Piazza Firenze)近くのパスティチェリア。

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広々とした店内には、大きなショーケース、バールスペース、カフェスペースがある。

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扱っているパスティチーノもクリームやフルーツをたっぷり使ったものが多い印象。

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他、チョコレートやクッキー、持ち帰り用のコンフィチュールや箱入りのチョコレートも。

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カウンターで頼んだエスプレッソは1ユーロ、無花果がのったパスティチーノ1.5ユーロ、ジャンドゥーヤ0.5ユーロとかなりリーズナブルな印象。

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場所柄、地元の人がのんびり訪れている様子を見かけた。

中心部から離れるほど、エスプレッソやお菓子の値段が下がるという、当たり前のような法則にバッチリ当てはまるお店。

それでいて味は一流である。


パスティチェリア・アンジェラ・ミラノ(Pasticceria Angela Milano)

住所:Via Ruggero di Lauria 15. 20149, Milano, Italy

営業時間:7:30-20:00(火曜から金曜)、7:30-13:00/ 15:00-20:00(土曜)、7:30-15:00(日曜)




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今回は、ミラノの中心部から見て北西・北東のパスティチェリアを中心に紹介した。

チャイナタウン近くにあるお店も多々あるため、買い物ついでに立ち寄るのもいいかもしれない。

中心部から少し離れているせいか、席料がかからないところも多く、値段も全体的にリーズナブル。

また朝から営業しているお店も多いため、朝ごはんや午前中の休憩にも使うことができる。

お土産を買うためにも、また自分のおやつ・軽食休憩にも、訪れてみたいお店ばかりである。

(写真・文責:増永菜生 @nao_masunaga

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