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パスティチェリア・ヴィスコンテア(Pasticceria Viscontea):地下鉄工事が進むエリアで愛される名店

2019年現在、ミラノのサンタンブロージョ駅(St. Ambrogio)駅から伸びるエドモンド・デ・アミチス通り(Via Edmondo de Amicis)ではメトロの青線の工事が進行中である。

以前紹介した老舗パスティチェリア・クッキ(Pasticceria Cucchi)もこのエリアにあるが、今回紹介するパスティチェリア・ヴィスコンテア(Pasticceria Viscontea)はアミチス通り沿いにある。

ちょうどこのアミチス通りは全体的に覆いがなされ、向こう側が見えない状態となっているため、店の位置はもとより、店が開いているかどうかなど確認しづらい状態にあるが、こちらは毎日営業中である。


シャンデリが輝くショーケースは大きく、ジェラートやケーキなどの菓子からサンドイッチなどの軽食まで、実に品揃えがいい。

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 調理を担当するのは、ミラノの有名パスティチェリアであるサンタンブロース(Sant Ambroeus) やビッフィ(Biffi)で勤めた経験を持つミケーレ・マストロリッリ(Michele Mastrorilli)。

カウンターでのサービスやケータリングを担当するのは、ミケーレの妻ニーナ・コルディスコ(Nina Cordisco)と彼らの娘ヴァレンティーナ(Valentina)。

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ヴィスコンテアで作られているものは、基本の伝統的なレシピに忠実に、間違いのない味のものばかりである。

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土曜朝のカウンターより。

またエスプレッソ1.1ユーロ、パスティチーノは1.3ユーロと特にパスティチーノは市内の相場に比べて安い上に、大きめなサイズ。

またフルーツやクリームなどのトッピングが一つ一つ丁寧で可愛らしい。

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ショーケースにはジェラートや、

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フルーツやチョコレート、クリームを使った色とりどりのパスティチーノ。

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チョコレートやクッキーも各種揃っている。

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サンドイッチやサラダなど軽食メニュも。

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このようにカウンターやショーケースに並ぶフードの他、店内の席数はゆったり、ランチメニューやアペリティーボもある。

店内は、シャンデリアに立派なカウンターと落ち着いた雰囲気であるが、工事中のベストを着た男性が気軽にコーヒーを飲みに絶え間なく訪れていた。

また筆者が訪れた土曜朝、朝食を買い求める地元の人でも賑わっていた。

朝食からアペリティーボまで、街の人に愛される名店である。

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※2022年6月追記

久々に訪れたところ、エスプレッソは1.1€で変わらずだったが、パスティチーノは1.3€から1.5€に値上がりしていた。

クッキーは0.5€。

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それでも味は変わらず彩りは綺麗、一つ一つ食べ応えがあった。

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素敵なカウンターも健在、テーブルではサービス料がかかるとのことが、気軽にカウンターから利用してみたい。


パスティチェリア・ヴィスコンテア(Pasticceria Viscontea)

住所:Via Edmondo de Amicis 39, 20123, Milano Italy

営業時間:7:00-21:00

公式ホームページ:visconteamilano.it


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