#ショートストーリー
私達が消えた世界と私達の新たな世界。
(2019/7/20 作成の掘り出し物)
"死は、生きている以上、誰にでも訪れるものです。あの子も、あの子もあの子も、みーんな、いつかは死にます。それは50年後、ゆっくりと訪れるかもしれないし、1秒後、唐突に訪れるかもしれない───。"
私は横断歩道を渡った。その時…
気づいた時には遅かった。
「……あれ?ここは…」
私は目を覚ました。学校だった。
「夢…だったのか。」
私は安堵した。目の前
悪夢と現実と、(前)
男が、ゆっくりと近付いてくる。
私は、跳ね上がる心臓を抑えつけながら、ゆっくりと後ずさる。
そうすると、曲がり角に差し掛かって、私は咄嗟に右に曲がった。そして、曲がった瞬間に勢いよく走り出す。後ろは見ず、ひたすらに走った。
そうして、どこまで来たのか分からなくなった頃、私は走り疲れて立ち止まった。
後ろを見た。流石にいなかった。
はぁ、と溜息を吐いて、ふと前を向いた時。
私は、これほどまでに驚き