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田舎ぐらし × 靴職人 27歳 心機一転 靴職人を目指しています / 福岡県出身 / …

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田舎ぐらし × 靴職人 27歳 心機一転 靴職人を目指しています / 福岡県出身 / 京都府南丹市在住 / まだ何者でもありません。

記事一覧

何ができるでしょう

新しい型紙をもらって 革を裁断しました。 さて、何ができるでしょう? 結構分かりやすいですよね。 答えは「ローファー」です。 ベルトの形を見覚えがあるな… と思っ…

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3年前
6

治療中

1ヶ月ほど前に 相棒に履いてもらおうと 中古で買ったこの靴。 履いた初日にバッティングセンターで、底をベリっとやられてしまいました。 今日はリペアの授業。 「どん…

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3年前
3

ふがいない一日

「才能じゃない、やればやっただけうまくいく」 今日は、土曜日 授業はありませんが、自習をしに 学校に行きました。 昨日、先生に指摘されたところを 改善すべく もら…

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3年前
4

石膏を流し込む

今日は、インソールをつくるため 先日とった足型に 石膏をながしこむ作業をしました。 水と石膏を混ぜて 程よい粘り気がでてきたら 流し込みます。 最初は表面ギリギリ…

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3年前
9

ちょっと気分をあげてくれる道具、なかま入り

先日、道具類の収納用品を買おうと 梅田の大きなダイソーへ行きました。 最低限のものだけにしようと思っていたのですが つい、カラフルでかわいいグッズに目がいき その…

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3年前
2

リペア学

本日は授業がお休みの日ですが 今週のおさらい。 火曜日 「リペア」の授業がはじまりました。 靴をつくるだけでなく 「修理」も一緒に学ばせてもらいます。 日本人はヨ…

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3年前
2

ゲシュタルト崩壊

今日、同期の仲間がお昼休憩で 言っていた 「ゲシュタルト崩壊」という言葉が頭から離れず そのまま引用。 まさに今、ゲシュタルト崩壊を起こしている感覚 #使い方あっ

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3年前
2

温室でぬくっと

吊り込み終わったパンプスのつづき 1. パンプスの底を平らに 革の吊り込みのない中央部分は 新たに革を張って足し 革が重なって、出っ張った部分は包丁やグラインダーで…

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3年前
9

包丁を研ぐ大切さ

入学当初から 苦戦している 包丁研ぎ それなりに切れるようには なるけれど 力がかかりすぎてしまったり 切っていると ザクザクと音がします。 包丁がキレイに研げてい…

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3年前
6

中底の切り落とし

先週、中底を入れて、 ゴムチューブで木型を ぐるぐる巻きにした作業の つづき ゴムチューブを取ると しっかり、かたい中底が 木型にそってくれていました。 今日は、 木…

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3年前
4

ぐるぐるぐるぐる

わたしの通っているエスペランサ靴学院では いろんな先生が来て いろんな授業が同時並行で行われます。 本日からはじまった 手製の紳士靴の授業。 今日は、 基本的な紳…

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3年前
4

ついに、吊り込み

吊り込みの授業がはじまりました。 これまでは、アッパーと呼ばれる 甲と踵を革で覆う部分を 貼ったり、縫ったりしていただけでした。 これからは そのアッパーを木型に…

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3年前
2

足型をとる授業

生花とかで使う素材が こんなふうにも使われるのだと おどろき。 小さいころ 手で穴あけまくって怒られたなことあるな。。 それを踏めるという… もちろんただ踏むだけ…

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3年前
3

てぎわよく…

最近、同じ型を 何度も練習しています。 (カタチが結構すき) 1つ1つ作業を覚えるのに 必死だった時に比べて 結構、「てぎわよく」を気にするようになりました。 ゴムの…

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3年前
2

タンナー工場を見学

今日は姫路市にある 革をなめす(タンニング)の工場を見学させてもらいました。 動物からとった「皮」を 「革」にする場所です。 実際に、まだ毛が付いている原皮の状態…

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3年前
3

【かたちができてくる…】

パーツを切って
ととのえて、
くっつける。

全部がくっついてやっと
「あ、靴つくってる」
と実感できます。

たまらなく楽しいです。

釣り込みして、ソール付けられるようになったら
もっと楽しいんだろうな。

ずん
3年前
6
何ができるでしょう

何ができるでしょう

新しい型紙をもらって
革を裁断しました。

さて、何ができるでしょう?

結構分かりやすいですよね。

答えは「ローファー」です。

ベルトの形を見覚えがあるな…
と思った人も多いかもしれません。

ローファーとは
もともと「怠け者」という意味だそうです。

紐を結ばなくてもいい、楽チンだけど
キチンと感がでる優れものです。

つま先部分を
手縫いで締めるため
穴をたくさんあけました。
#靴職人

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治療中

治療中

1ヶ月ほど前に
相棒に履いてもらおうと
中古で買ったこの靴。

履いた初日にバッティングセンターで、底をベリっとやられてしまいました。

今日はリペアの授業。

「どんな底材に
どんな接着剤がつくか」

というテーマだったため

ここぞとばかりに
教室に置いておいた
この靴を持ち出しました。

「これがくっつくボンドありますか??」

と聞くと、快く
せっかくだし教材として
授業でやろうと言っても

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ふがいない一日

ふがいない一日

「才能じゃない、やればやっただけうまくいく」

今日は、土曜日
授業はありませんが、自習をしに
学校に行きました。

昨日、先生に指摘されたところを
改善すべく

もらった型の外羽根靴を
再々チャレンジ

しかし案の定、3度目の正直!
とはいきませんでした。

1日作業して
1度目よりも、2度目よりも
良いものを作りたかったんですが

むしろ1度目の方がよく見えてくる
むなしさ。
ふがいなくって、

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石膏を流し込む

石膏を流し込む

今日は、インソールをつくるため

先日とった足型に
石膏をながしこむ作業をしました。

水と石膏を混ぜて
程よい粘り気がでてきたら
流し込みます。

最初は表面ギリギリまで流し込んで、

さらに硬くかってから
上にモリモリにします。

すごくケーキに
生クリームを塗っているような感覚で面白いです。

盛り終わったらしばらくおいて
しっかり固めます。
この時、石膏がちょっと熱くなります。人肌ぐらいで

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ちょっと気分をあげてくれる道具、なかま入り

ちょっと気分をあげてくれる道具、なかま入り

先日、道具類の収納用品を買おうと
梅田の大きなダイソーへ行きました。

最低限のものだけにしようと思っていたのですが

つい、カラフルでかわいいグッズに目がいき
その場から離れられなくなりました。

その1つが写真の
黄色いスーツケースです。

見ていると、昔よく海外に旅に出たことを思い出します。 #バックパック旅  が多かったけど笑

ほしいな、いらないかな
でもあったら少し気分が上がるな

と思

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リペア学

リペア学

本日は授業がお休みの日ですが
今週のおさらい。

火曜日
「リペア」の授業がはじまりました。

靴をつくるだけでなく
「修理」も一緒に学ばせてもらいます。

日本人はヨーロッパなどに比べて
「靴を修理」する人が少ない傾向にあります。

靴は安いものを買って
履き捨てるという人も多いのではないでしょうか。

わたしもそうでした。

特にわたしは踵がすり減りやすい歩き方をしていたので
安い靴を買っては

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ゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト崩壊

今日、同期の仲間がお昼休憩で
言っていた

「ゲシュタルト崩壊」という言葉が頭から離れず

そのまま引用。

まさに今、ゲシュタルト崩壊を起こしている感覚 #使い方あってるかな  

やればやるほど
分からなくて負のループ。

今日は手製靴を
作っていくため、
革を薄く漉きました。

最近では、機械に頼ってばかりだった漉き(すき)の作業。

手製靴では細かいところは
機械を使わず、自分で革包丁を使っ

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温室でぬくっと

温室でぬくっと

吊り込み終わったパンプスのつづき

1. パンプスの底を平らに
革の吊り込みのない中央部分は
新たに革を張って足し

革が重なって、出っ張った部分は包丁やグラインダーで削ります。

2. 本底をつける
本底(写真の赤いやつ)を貼るべく

強力のノリをてかてか
塗ります。

「このノリは強いぞ」と言わんばかりの、強烈な匂いがします。 #吸いすぎ危険

本底ともなると
極限までノリの接着力を高めます。

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包丁を研ぐ大切さ

包丁を研ぐ大切さ

入学当初から
苦戦している
包丁研ぎ

それなりに切れるようには
なるけれど

力がかかりすぎてしまったり
切っていると
ザクザクと音がします。

包丁がキレイに研げていたら

あまり力を入れなくても
スーッと切れて
切った断面もキレイになります。

そして、
あまり力がかからない分
怪我をすることもなく
安全です。

と、教えてもらってはいても
なかなか上手くいかず
迷走しておりました。

今日

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中底の切り落とし

中底の切り落とし

先週、中底を入れて、
ゴムチューブで木型を
ぐるぐる巻きにした作業の
つづき

ゴムチューブを取ると
しっかり、かたい中底が
木型にそってくれていました。

今日は、
木型からはみ出した中底の革を
包丁で切り落とす作業。

木型を足で挟み
革包丁を横に入れて
全身を使って切る!

先生は楽々、
キレイにこなすけれど

わたしにとっては
本当に大変な作業でした。

とにかく革が厚いので
わたしの握力

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ぐるぐるぐるぐる

ぐるぐるぐるぐる

わたしの通っているエスペランサ靴学院では
いろんな先生が来て

いろんな授業が同時並行で行われます。

本日からはじまった
手製の紳士靴の授業。

今日は、
基本的な紳士靴の種類や
製法などを聞いて
早速、中底づくりをしました。

硬い中底用の革を切り出し

水をつけて、
木型にゴムチューブでぐるぐる巻きに。

一晩おいて
硬い中底に癖をつけるのだとか。

題名に「ぐるぐるぐるぐる」と
書きました

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ついに、吊り込み

ついに、吊り込み

吊り込みの授業がはじまりました。

これまでは、アッパーと呼ばれる
甲と踵を革で覆う部分を
貼ったり、縫ったりしていただけでした。

これからは
そのアッパーを木型に沿わせて
より立体的に
足のカタチにしあげていきますり

もうこうなったら
靴の全貌が見えてきましたよね。

より楽しくなってきました。

釣り込まれた革は
丸みを帯びて
なでなでしたくなります。

底に打ち込まれた
靴づくり用の釘(

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足型をとる授業

足型をとる授業

生花とかで使う素材が
こんなふうにも使われるのだと
おどろき。

小さいころ
手で穴あけまくって怒られたなことあるな。。

それを踏めるという…

もちろんただ踏むだけじゃ
型はとれないので

ちゃんとした姿勢を
細かく細かく確認して

的確な角度で押す。
これ結構むずかしいです。

わたしは力が弱すぎで、全然沈まなかった。
練習あるのみ。

ギブスのように
石膏を固める方法もやりました。

どれ

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てぎわよく…

てぎわよく…

最近、同じ型を
何度も練習しています。
(カタチが結構すき)

1つ1つ作業を覚えるのに
必死だった時に比べて

結構、「てぎわよく」を気にするようになりました。

ゴムのりをいくつかのパーツ
一片にぬるようになったり

ミシンは直線のところは、
ガーッといくようになったり。

工程が次へ次へと
進んでいける感じ
気持ちいいです。

これは、
「慣れてきた」
「ちょっと上達した?」
ということでし

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タンナー工場を見学

タンナー工場を見学

今日は姫路市にある
革をなめす(タンニング)の工場を見学させてもらいました。

動物からとった「皮」を
「革」にする場所です。

実際に、まだ毛が付いている原皮の状態から見せてもらい

大きなドラムをまわして
染色している様子から

製品として出されるまでを
見せていただきました。

正直、めちゃめちゃ
大変だなと思いました。

大きな機会を使っているにしろ
重労働。
一枚一枚重いだろうし
細かく

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【かたちができてくる…】

パーツを切って
ととのえて、
くっつける。

全部がくっついてやっと
「あ、靴つくってる」
と実感できます。

たまらなく楽しいです。

釣り込みして、ソール付けられるようになったら
もっと楽しいんだろうな。