今井

ラッキーなできごと今井

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ラッキーなできごと今井

最近の記事

どんな生活を将来、、、

あと2年もしないうちにこの街から出ることになるであろうこと、それはかなりあり得る話だが、全くあり得ない話かのようにも思えてくるから不思議だ。私は生まれてから1度たりとも、この街以外で暮らしたことがない。 この家はとても電車の音がうるさいが、私はそれが気になったことが一度もないぐらいに、まるで遺伝子の中に組み込まれたプログラムみたいにこの街とこの家で暮らし続けている。友達をこの家に泊めると大抵は電車の音に苦しめられているから、多分このうるささは普通ではないのだろう。母親も、嫁

    • しょーもないmvのための数日間

      0910 mvの撮影まであと5日しかないことに気がついて焦って気が狂い、機材屋のバイトを休んで葛西臨海公園に行って石を拾う。その辺が地元のカトーももかに連れて行ってもらった。mvのセットが宇宙ぽい感じにして欲しいと言われていたので、月の表面を作ろうと思って退廃的な物があればなんとかなると思ったから。鉄クズとかあればいいだろうとか思っていたが、普通に考えて海に鉄クズがあるわけなかった。(まず先に海に沈むから)鉄クズが見つからず、落胆して加藤家のベランダ的なテラスでchillをし

      • おぞましき自然よ(当たり前よ)

        行き止まり、行き止まり、どこの道も全てが行き止まりだった。 雨はパラパラと、山に差し掛かるにつれて降ってきた。 東京はあれほど晴れていたというのに。 仕方なく車を停めて、団子屋に入る。 団子屋の爺さんが私たちを見るなり、東大生かい?と言う。 いいえ違いますよ。 昨日からなあ東大生がそこの神社でお茶合宿をしているんだよ。 お茶合宿ってなんですか? 知らないんか、ここはお茶で有名なんだよ。 へえ、初めて知りました。 どうしてこんなにも通行止めが? 昨日こないだと、ずっと大雨だった

        • ラーメン一蘭

          一蘭はなぜだかいつも人だかりが出来ているから、行く気さえ起きなかったが、友達に連れられてこないだ初めて行った。 あまりラーメン自体に興味はないが、食べ物としては美味いと思ってるぐらいで1000円以上とかはあまり払いたくはない。店に着いてメニューを見ると、普通のやつが980円もしてタケーと言ってしまった。 券売機で券を買って、10分くらい並んで、席についてラーメンはすぐに出てきた。 席にはご存知の通り、仕切りがあって予備校の自習室みたいになっている。目の前はすだれがかかっ

        どんな生活を将来、、、

          ここ最近のトレンド

          〜 たくさんの課題を抱えているが、特に何も解決はしていない。 もうプールにはめんどくさくて行っていなくて、自分の中での夏はとっくに終わっていてもう上着を着てもいいかとさえ思っている。 夏が始まったと思ったのは7月半ばぐらいで、夏が終わったと思ったのが8月終わりぐらいだった。 短い夏だったが、いろいろなことがまだ途中だから、それらのことに向き合うべき9月となるでしょうね。 この夏は友達と本気で喧嘩したりした。 私は多分こう見えてかなり気が強いのかもしれないと、初めて思った。怒り

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          過去という謎の概念

          過去のことについて語るのがなんとなく恥ずかしい気持ちがあるのはなぜだろう。 誰かの過去の話を聞いたりするのは、たまらなく好きなのに、自分の過去の話となると、なんだか恥ずかしいことを話しているような気持ちになる。別に何も特別な過去の話などもっているわけでもないけれど。 その恥ずかしさをわかりやすく言うと、例えばインスタとかに子供の頃の写真をあげるのはなんか気が引けるみたいな、なんとなく恥ずかしいからやらないみたいなことだ。 それは恥というよりも、一種の嫌悪感的にも近い気が

          過去という謎の概念

          妹と何かをつくること

          美容学生の妹が、アートメイクのコンテストに出ると言って、その提出するメイク写真をちゃんと撮りたいということで、写真をやっている私の学校の友達に頼むことになった。学校の写真スタジオは夏休みで閉まっていて、だがスタジオを借りるお金もなかった。それで家でスタジオを作ることにした。 家でスタジオを作ると言っても、背景と照明を用意するぐらいなのだが、妹とともにそれを作る過程がかなりスムーズにいろいろ進んだ。どこから何を借りてきてあれを買って、とかそういうのが。  カメラマンとの日程

          妹と何かをつくること

          久しぶりに自然な場所に行った

          朝早く起きて、Sと森のそばのコンビニで待ち合わせる。早起きが久々すぎて、本当に眠かった。Sもかなり眠たそうで、その上クレジットカードの督促を握りしめていて、なんだか焦っているみたいだった。どうしたのか聞くと、カードの代金を払い忘れたらしい。Sがカード会社に電話をかけてあーだこーだ言っている間、私はたばこを2本も吸ったのだ。 私とSは今、Sの音大の課題のためのmvを作るために森を探している。Sとmvを作るのはこれで2回目で、最初は友達の友達という感じで若干気まずかったが、もう

          久しぶりに自然な場所に行った

          銭湯で整うだしんよ

          銭湯をなめていた。 サウナは普通に苦しくて意味がわからないので入らない。 けれど十分、湯だけでも整うことが出来るのだ。 整うなんて流行りのダサい言葉は使いたくはないが、他にいい言葉が見つからないので、使う。 身体を洗ったら、普通の温度の湯に入る。 ちょっとアツくなってきたぐらいで、ここで思い切って水風呂に肩まで入るのだ。 すると、肺から冷たい空気が出てくる。 これはもしかしたらやばいのかも知れない。 やばいと焦ってきたぐらいで水風呂から出る。 これを2回ぐらい繰り返すと、意味

          銭湯で整うだしんよ

          今日のこと

          バイト帰りの電車の中で泣いているサラリーマンがいた。そこそこ混んだ車内の、ドアのところに座り込んで声を上げて泣いていた。時々、お母さんと呼んでいた。私は胸が痛くなったが、特に何も出来なかった。ただ少なくとも同情して目を逸らすことで精一杯だった。お母さんと呼んでいるのが生々しくて、鼓動が速くなるのを感じた。周りの人も同じように、目を逸らし、ある人は号車を変え、ある人はなんだアレはと言い、ある人は寝たふりをした。私もそんな群衆の1人だった。勇気がない。いやそれだけじゃないだろう。

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          子供の頃に井戸を掘っていた

          小学校低学年ごろだろうか。5軒ぐらい先に、ハッくんとみんなから呼ばれている3つぐらい上の男の子がいたのだが、彼が近所の空き地に水が湧き出ているのを発見した。空き地の砂利の窪みから、じわじわと水が湧いていたのだ。 ハッくんはガキ大将的なガキだったので、そのちょっと水が湧き出ているのを拡張して井戸みたいにしようと、近所のみんなを集めて穴を掘らせていた。私もそれに参加していた。毎日学校が終わると、長靴を履いて、小さいシャベルを持って空き地に向かうのだ。空き地なので普通に誰かの私有

          子供の頃に井戸を掘っていた

          プールで泳いでいる人たち

          高いところからプールの安全を守る女こと私 50メートル泳ぎ切り、足をつく。後ろを振り返って、自分の泳いできた距離を恍惚とした目で眺めている、真っ黒く日焼けしたおっさん。 プールサイドに腰をかける、子連れのお母さん。子どもは勝手に遊んでいる。暑い、暑すぎる、という仕草をしながら、あくびを何回もしている。 子どもと遊ぶのは正直言ってめんどくさいんでしょう 同じような体型をして髭を生やしているゲイたちの集団。待ち合わせはプールの中らしい。仲間の1人が遅れてやってくる。ウィン

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          最近のこと

          知らねえうちに7月も終わりに差し掛かろうとしていて、その点については非常にイライラしている。毎日暑い、夜になっても暑い、朝が来ても暑い。部屋が散らかりすぎている上に衣替えが終わっていない。数枚のtシャツをヘビロテして生活しているので友達が撮った写真に写っている私は大抵同じ服を着ている。この土日にそれらの問題はどうにかしたいところだ。今別に元気がないとかではなく、わりかし結構元気なのだが、やはり日付に目をやると普通に少し落ち込む。だが落ち込んでいても、私の周りには常に学校とバイ

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          おお、吉本ばななよ

          吉本ばなな氏の小説たちは、私の中でもかなり思い出深く大切なものとなっている。出会ったのは、高校生のある日、授業がつまらなくて教科書のカンケーないページをパラパラしていたら見つけた。題名は忘れた。吉本ばななの何かの短編集の中の一編。雪の日の話で、どーせ舞台は世田谷区とかなんだろうと思わせる雰囲気があった。若い女が主人公で、その旦那が帰ってくるのをじっと待つというやつ。 これをすごく没頭して読んだ。窓の外に雪が降っている、大切な人を待っている、今までの思い出、ああ寂し、みたいな

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          東京ー大阪、日常を引き伸ばす電車旅行

          学校のゼミが終わって昼飯を食べて、そのままの足でJRに乗り込んだ。戸塚で乗り換え、熱海で乗り換え、凄い勢いで移動してるつもりなのに、やはり鈍行なので、なかなか知っている地名から逃れられない。 特に静岡を横断する過程が長く、同じ電車に3時間乗らなければならなかった。座っているのも苦痛になり、号車を移動したりしていた。清水、掛川、浜松、尻が痺れる。 去年の春ぐらいに、1日で岡山まで乗ったことがあったので、正直余裕だろうと思って舐めていたが、学校が終わってから行くとなるとなんと

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          ぶっ飛ばされたような晩to晩

          土曜の夜中、3時ぐらいだったか、家でうだうだしているとコダマさんからインスタのdmが来た。もう寝ようかと思っているところだった。なんだろうかと思って見てみると「ウクライナ行かんかいね??」と書いてあった。 びっくりして一瞬で目が覚めるのを感じた。そう言えばこの前会った時、夏に何度目かのウクライナに行くと言っていた。 一体何のつもりのdmなのか、よくわからなかった。きっと酔っ払っているのだろうと思い、とりあえず返信はせず、寝ることにした。友達にこのことをラインすると、行くの

          ぶっ飛ばされたような晩to晩