「ありがとう」の一言を添えられるか
私が社会人になった2012年と今(2020年)を比較すると、様々なツールなどにも恵まれて、コミュニケーションのハードルがかなり下がっていると感じます。
しかしながら、どんなにコミュニケーションコストが下がっても意思疎通での揉め事は、残念なことに無くならないですね。
やっぱり、コミュニケーションの質はコストの問題ではなくその人の気持ちの問題なんだなと痛感する事が多いです。
「コミュニケーションの質」と言いましたが、簡単に言うと、何か自分のためにやってくれた相手に対して
「ありがとう」
という尊敬と感謝の気持ちを常に持つことができるか、が大事なんじゃないかと思います。
例えば、誰かに依頼して作ってもらった資料に対して、「ありがとう」も言わず、気になるところをマシンガンのように言い放つ場面に遭遇したことがあるかもしれません。資料の質がいまいちだと尚更かもしれません。
こんな時、作業をお願いした人がどんな思いでこのアウトプットを出すに至ったのか、どんな苦労があったのか、
そのプロセスを想像したことがありますでしょうか。
少なくともゼロからイチを作り出す工程は並大抵のものではないと思うんですよね。過去の類似の実績があれば少しは楽かもしれないのですが、全くない場合は結構ハードルが高いと思います。
一方で、できたものに対するフィードバックの方が遥かに楽だし短時間で済むと思います。
こんな時は、まずは作ってくれた事に対して「ありがとう」という気持ちを伝える事が大事なのではないか、と思います。
これは、メールが主流だった昔でも、SlackやLINEが主流な今でも変わりません。
「ありがとう」の一言を添えられるか
別に言葉をあえて出す必要もないのかもしれませんが、この気持ちを伝える事で周囲との関係性も格段によくなりますし、仕事もスムーズに進めることができると思います。
ベンチャーでよく使うSlackでのコミュニケーションで、ふと思ったことでした。
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