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アンコール王朝2(10-11世紀) スールヤヴァルマン2世

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#アンコールトム

【遺跡探訪78】あえて早朝のプノンバケン(Phnom Bakeng, 9世紀)

【遺跡探訪78】あえて早朝のプノンバケン(Phnom Bakeng, 9世紀)

カンボジア人友人が最近プノンバケンに登って朝日を見たと言っていました。「え?夕日じゃないの?」と聞いても朝日だと言うのです。ネットにも7:00オープンと載っていたのでノーマークでした。夕日の時間帯以外にもプノンバケンも見たたかったのとオープン時間確認のために行ってみました。

4:50 出発早起きしました。この時間のシヴォタ通りは遺跡の朝日鑑賞グループと、クラブ化したパブストリートでオールで飲んで

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【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

【遺跡探訪65】プラサット・スララウ3回目断念(スラ・スラン一周で埋め合わせ)

2度の失敗の後、乾季前半の間にプラサットスララウに再度挑戦しようと考えていました。乾季後半は気温が40度近くになるので、天候が比較的穏やかな今のうちにと思ったのです。

夜明け前、早く起きたので、「今日はプラサットスララウに挑戦しよう、そして朝日を途中で見てもいいかな」と思いました。今考えるとプラサットスララウに比較的近いアンコールワットが良かったと思うのですが、何故か最近ダウンロードしたNike

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【遺跡探訪39】王宮の向かいにひっそりと、北クリアン(North Khleang, 10世紀)

【遺跡探訪39】王宮の向かいにひっそりと、北クリアン(North Khleang, 10世紀)

アンコールトム内のプレア・ピトゥに行った時に隣にあって気になった、北クリアンを訪ねてみました。最近イベントなどが多く、アンコールの森方面に行ったのは2週間ぶりでした。

6月も終わりに近くなってくると暑期が終わって、朝の空気がとても爽やかです。カンボジアは、3月の終わりから6月初旬を除けば、日本より過ごしやすいかもしれません。

雨季の遺跡5月終わりくらいから10月頃までカンボジアは雨季に入り、一

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【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

【遺跡探訪36】アンコールワットとトムの間の小さな遺跡たち(Prasat Bei etc.)

こんにちは。一週間前くらいから雨季に入ったシェムリアップ、昨夜も夜中に雨が降っていたようです。今回は、道順としては行きやすいにもかかわらず素通りしていた、アンコールワットとアンコールトムの間にいくつかある目立たない遺跡を周ってみました。

雨季の晴れ間は空気が澄んでいます雨季の空気は綺麗です。遠くまではっきりと見えます。アンコールワット外濠はここ数日の雨で水嵩が増しているよう。

別の角度から外濠

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【遺跡探訪31】森のサンクチュアリ、西プラサットトップ&東プラサットトップ(West/East Top)

【遺跡探訪31】森のサンクチュアリ、西プラサットトップ&東プラサットトップ(West/East Top)

5月4日、カンボジアはVisak Bocheaという仏誕節で祝日でした。この日早く起きることができたので、6:00出発でアンコールトムに向かいました。

早朝のアンコールワットこの前の日曜日に比べたら人が少ないです。しかし、ここでコロナ後初めて日本人団体観光客を見かけました。おそらく日の出を見に行ったのだと思います。そういえば、今はゴールデンウィークなのでした。

バクセイチャムクロンを通ります。

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【遺跡探訪14】文字通り「天空の城」のピミアナカス Royal Palace and Phimeanakas (10世紀半ば)

【遺跡探訪14】文字通り「天空の城」のピミアナカス Royal Palace and Phimeanakas (10世紀半ば)

今年最初の週末、どこへ行こうかな〜と考えて、バイヨンの向こうの遺跡ごちゃごちゃを少しずつ訪れたいなと思いました。

初めて両親と来たときには「アンコールワット→バイヨン→象のテラス→タ・プロム」というツアーの中で、象のテラスを渡っているときにいくつか遺跡が見えました。

このときには非常に暑く、観光客も多く、アンコールワットとバイヨンの巨大遺跡2つの後でぐったりしていて「もう遺跡お腹いっぱい、体力

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【遺跡探訪7】バクセイチャムクロン Baksei Chamkrong(948年)

【遺跡探訪7】バクセイチャムクロン Baksei Chamkrong(948年)

地図を見てみると、アンコールトムの南大門の手前にごちゃごちゃと小さな遺跡があることに気づきました。まずはガイドブックでも1ページの1/3しか載っていなかったバクセイチャムクロンに行ってみることにしました。

バクセイチャムクロン、初めて聞く名前です。バクセイがあまりクメール語っぽくない感じがします。実際どうなのでしょう…クメール語の先生に聞いてみようと思います。
バクセイチャムクロンの語源は、「翼

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