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あなたは、一生懸命生きていませんか?

今日、「あやうく一生懸命生きるところだった」という本を少しだけ読んだ。「しまった。私は一生懸命生きてしまっていた…!」なんて思えるエッセイで、これがとてもおもしろい。

シェアオフィスで仕事をしていて、気分転換に本を読みたくなったので、併設の本屋さんに本を探しに行って見つけたのだけど、読んでみたら感じたことを誰かに伝えたくなった。

少し前にネットニュースか何かで見かけていて、その後もSNSで読んだという人を見かけたりして、本の表紙は知っていたので、見かけた瞬間「あ!この本は!」という感じで、すぐに読む本が決まった。

本を開いてみた感じは、大きめの文字、読みやすいフォントで、時折り心情をあらわすかのようなフォントが登場したりして、なんだか楽しげな様子。作者の語り口調も軽快なので、どんどん引き込まれて読んでしまう。

今日は少しの時間しかなかったので、50ページ目くらいまでしか読めていないのだけれど、首がもげそうなくらいうなずける「共感ポイント」がたくさんあった。

作者の方のハワンさんは韓国人男性で、40歳。ハワンさんが会社を辞めるところから、エッセイはスタートしていく。私が読んだところまでにあった「努力は、必ず報われるわけじゃない」という話は、共感だけでなく、考えさせられるものがあった。

私が感じたままを話すと「努力しても努力しなくても同じ結果になるかもしれない」という話で、どちらにしても結果が出ていることは同じだったら、どちらも運が良かったということになる。

その反対に両方が結果を出せないこともあるし、さらに悲しい場合には、努力した人が失敗して、努力しなかった人が成功することだってある。個人的には努力をした方が成功の確率は上げられるとは思っているけれど、「いつも一生懸命生きてなくてもいいんだよ」と言ってもらえるようなエピソードだったりする。(私の解釈なので、感じ方はそれぞれありそう。)

帰ってから、ハワンさんのインタビューを見つけたので、つい読んでしまった。インタビュー冒頭の「一生懸命生きれば、すべてよくなると思っていたのに、そうではなかった。」という言葉が、とっても心に響く。

私は今まで、一生懸命生きてきたと思っている。学校は皆勤賞だったし、高校、大学時代はずっとアルバイトをして、大学卒業後は新卒で社会人になった。休みなく働いて、それが正解だと思って生きてきたけれど、「すべてよくなったのか」というとそういうわけではなかったように思う。立ち止まることも必要なんだと語り掛けてくれるような本だ。

ちょうど、私がハワンさんのように「立ち止まって」フリーランスになった直後だから、より共感できたのかもしれない。でも今一生懸命生きている人なら、全員がどこか共感できて、ちょっとだけ救われるような言葉がつまったエッセイだと思う。

そして、1年目ライターとしては、そんな誰かの心を楽にできるようなエッセイを書きたいと思った。また明日、続きをじっくり読もう。

今、一生懸命生きていてつらいと感じていたら、気持ちが楽になりそうなエッセイを。ハードルがあったら、無理に飛び越えなくても、立ち止まって他の方法を考えることもできるはず。そんな生き方もあるんだと思えたら、明日が少し楽しくなるかもしれませんよ。



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