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水樹奈々、読書(ミステリ中心に全般)、日本語ラップが好きな都内の会社員。30代突入。読…

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水樹奈々、読書(ミステリ中心に全般)、日本語ラップが好きな都内の会社員。30代突入。読みやすい文章を心がけてます。主なコンテンツはオタク長文連絡先:nanashi.note.nanashi☆gmail.com (☆→@に)

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水樹奈々よ、あまり「夢は叶う」と歌わないでくれ、頼む。

勘弁してくれ。 僕は不真面目な人間だ。 オタクのみなさんは、「夢」があるだろうか? 「夢なんてふぬけたことより老後が心配だ」というおじさんファンのみなさん、気持ちはわかる。 ならば、思い出してほしい。自分にかつて夢があったかどうかを。 夢は叶わない。 絶対に、とはいわないが、ほぼほぼ叶わない。そういうものなのだ。 僕にも夢がある。そして、僕は二十代半ばである。 「あった」と書かないのは、年齢的に僕の夢はまだ叶えられる可能性があるからだ。 子どもの空想みたいな青くさ

    • 水樹奈々ならそうする。

      4作目の小説を執筆中だ。 7月5日から執筆を開始。 正確にいえば、4日にプロットを固めてその流れで試し書きを行っているのだが、1日の執筆ノルマなどは「7月5日スタート」として計算している。 7月11日までの執筆記録はこんな感じである。 前の記事でも書いたが、1日の執筆ノルマは「1680文字」。もっといえば、1日2000字くらい書けると嬉しいなあ、という感じだ。 ぶっちゃけバリ順調だ。これまで10万字前後の長編小説を3作書いてきたが、まちがいなく過去最高のペースである。

      • 小説4作目執筆開始!/2024年7月4日

        週末に水樹奈々のライブツアー「LIVE JUNGLE」の千秋楽があるため、楽しみやら寂しいやらで大変にそわそわしている。 そんななか、4作目の長編小説の執筆を本日よりスタートした。 6月末ーーちょうど水樹奈々和歌山ライブの当日に3作目の小説を新人賞に投じてから、次作のプロットをつくりはじめた。次にやりたい作品のテーマ自体は決まっていたので、思いのほか、プロット固めはスムーズに行えた。 今回の創作上のテーマというか、課題は「キャラクター」である。 これまでは筋運びにばかり

        • 読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年5・6月)

          【2024年5・6月に読んだ本】 ①有栖川有栖『月光ゲーム Yの悲劇'88』(創元推理文庫)、5月?日(再読) ②有栖川有栖『捜査線上の夕映え』(文藝春秋)、5月3日 ③亀山郁夫『100分de名著 ドストエフスキー『罪と罰』 2013年12月』、5月10日(NHK出版) ④ジョン・ディクスン・カー/宇野利泰 訳『妖魔の森の家  カー短編全集 2 』(創元推理文庫)、5月12日 ⑤内田樹『映画の構造分析 ハリウッド映画で学べる現代思想』(文春文庫)、5月17日 ⑥内田樹『もう

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          「LIVE JUNGLE」ムービーにおいて水樹奈々はなぜ”孤独”なのか。

          水樹奈々夏のライブツアー「LIVE JUNGLE」が開催中だ。 6月15日・16日の三重県営サンアリーナ公演を皮切りに、4都市8公演の予定である。 いまこの文章は6月23日の正午前に仙台駅近郊の喫茶店にて書かれているのだが、昨日(今日23日も)もゼビオアリーナ仙台でライブがあった。 僕はいまのところ全公演に参加している。セットリストや本人のパフォーマンスはもちろんこと、「JUNGLE」という名のとおり──これまでの人工的で豪華な装いに比して、ステージ上のいたるところに草花

          「LIVE JUNGLE」ムービーにおいて水樹奈々はなぜ”孤独”なのか。

          ツイッターをやめたこと。あるいはコミュニティ疲れへの処方箋/水樹奈々「LIVE JUNGLE」初日三重公演感想

          ・前置き 2024年6月15日。水樹奈々の夏ツアー「LIVE JUNGLE」の初日公演@三重県営サンアリーナに参加した。 ここのところ7月からはじまることが多かった水樹奈々のツアーとしてはやや早めのスタート。ここから4週末連続で各地を飛び回り(4ヶ所8公演)、7月7日のKアリーナ横浜公演にてファイナルを迎える。一瞬で白熱して、一瞬で消え去る。線香花火のようなライブツアーである。 ということで、本格的に列島の気温が上がってくるタイミングで、我々水樹奈々オタクは一足早い夏本

          ツイッターをやめたこと。あるいはコミュニティ疲れへの処方箋/水樹奈々「LIVE JUNGLE」初日三重公演感想

          そういうことにした。/2024年5月24日

          困った困った。体調がぐちゃぐちゃだ(った)。いまこの文章を書いている5月24日9時51分24秒――と書いている間に誤字をしまくり52分になった――の時点ではだいぶ復調しているのだが、この2、3ヶ月の間は僕の人生のなかでも下限を叩きつづけるような日々であった。どんどん、と底を叩いたと思えば、そこにある底は底ではなく、まさにどんどんどんどん地下にぶち抜けていくような日々であった。底が抜けている。村上春樹は「小説を書く」ことを「穴を掘る」という比喩で説明した。いまそれは書きたいこと

          そういうことにした。/2024年5月24日

          めちゃくちゃ好きな映画101選

          以前、めちゃくちゃ好きな小説を101冊リスト化してみたら楽しかったので、おなじことを映画でもやってみる。 とはいえ、小説はいちおう高校生のころから10年以上読みつづけているが、映画に関しては熱心に観るようになったのはここ2、3年くらいの話なので、以下にあげるリストはまだまだ「暫定」といったところだ。 来年おなじことをやると、がらりとラインナップが変わっていることだろう。なお、作品は公開年ごろに並べている。 では、どうぞ。 ※公開年は世界初公開年に準拠 1:『独裁者』

          めちゃくちゃ好きな映画101選

          読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年2月)

          【2024年2月に読んだ本】 ①杉江松恋『読み出したら止まらない! 海外ミステリー マストリード100』日経文芸文庫 ②伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社文庫) ③伊坂幸太郎『フーガとユーガ』(実業之日本社文庫)(再読) ④伊坂幸太郎『ペッパーズ・ゴースト』(朝日新聞出版) ⑤佐々木徹 編訳『英国古典推理小説集』(岩波文庫) ⑥殊能将之『ハサミ男』(講談社文庫)(再読) ⑦根本昌夫『[実践]小説教室』(河出書房新社) ⑧三浦しをん『マナーはいらない 小説の書きかた講座』(集

          読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年2月)

          めちゃくちゃ好きな小説101選

          なんとなく、好きな小説を101冊あげてみる。 101冊になったのはリストアップしたものを数えたらそうなり、削るのがめんどくさかったから。 以下、細かいルール。 【ルール】 ・おなじ著者の作品を何冊でも挙げていい。 ・ミステリなどシリーズものではあるが1冊でひとつの事件が解決するものなど、単体で読めるものは作品ごとに挙げているが、ライトノベルや各巻の話の繋がりが濃いものはシリーズごとに挙げている(「※シリーズ」と明記) では、どうぞ。 【あ行】 1:アガサ・クリス

          めちゃくちゃ好きな小説101選

          読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年1月)

          【2024年1月に読んだ本】 ・アガサ・クリスティー『スタイルズ荘の怪事件』クリスティー文庫(再読) ・アガサ・クリスティー『アクロイド殺し』クリスティー文庫(再読) ・アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』クリスティー文庫(再読) ・有栖川有栖・磯田和一『有栖川有栖の密室大図鑑』創元推理文庫 ・アガサ・クリスティー『ABC殺人事件』クリスティー文庫(再読) ・アガサ・クリスティー『ナイルに死す 新訳版』クリスティー文庫(再々読) ・伊坂幸太郎『グラスホッパー』角川文

          読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年1月)

          水樹奈々ライブ応援上映──あるいは「スクリーンで推しを観ること」めちゃくちゃアリ。

          水樹奈々さんのお誕生日おめでとうございます!!!!!!(大声) さて、2024年1月21日(日)──我らが水樹奈々の誕生日に、新宿バルト9ほか3大都市の劇場で開催された「LIVE HEROES 2023」の『発声OK応援上映会』に参加してきた。 非オタクに本イベントの性質を簡単に説明しておく。そもそも、水樹奈々はほぼ毎年の誕生日でライブやイベントを開催している。しかし今年は水樹も主演声優として出演しているプリキュアシリーズライブイベント「全プリキュア20Th Annive

          水樹奈々ライブ応援上映──あるいは「スクリーンで推しを観ること」めちゃくちゃアリ。

          生活に寄り添うサウンドトラック/LIVE TOUR 2023「記憶の図書館」@東京ガーデンシアター公演

          バリバリのお正月三が日──2024年1月2日に坂本真綾さんの「LIVE TOUR 2023『記憶の図書館』」@東京ガーデンシアター公演に参加してきた。本来は2023年6月に行われるはずだったが、坂本真綾の喉の不調により延期となったライブの振り替え公演ということになる。 僕自身は坂本真綾に関してはライトファンで、サブスクで音源をちょこちょこ聴いてるくらいの距離感だ。はじめて参加したライブは友人に誘われた「LIVE 2022 "un_mute"」の東京公演。要はついこの前である

          生活に寄り添うサウンドトラック/LIVE TOUR 2023「記憶の図書館」@東京ガーデンシアター公演

          "7つ"の目標(2024年)

          新年あけましておめでとうございます。 みなさんにとって、2023年はどういう1年だっただろうか? 個人的には人生ではじめて長編小説の脱稿に成功した(しかも2作!)のがエポックメイキングなできごとだった。 そのことと関連するのだが、数年前から年初に1年の目標を具体的に立てて、その達成度を振り返るようにしたのが、人生を前に進めるうえでかなり効果的であることに気づいた。 目標を立てなければ達成度は測れない。 達成度を測れなければ反省することもない。 反省しなければ人生は停滞す

          "7つ"の目標(2024年)

          オーディオブックに集中できない人のためのAudible(オーディブル)講座

          ・0. 「Audible」(以下、オーディブル)というサービスをご存じだろうか? Amazonが提供しているオーディオブックの配信サービスで、月額料金(1500円)を払えばオーディオブック化されている小説、ノンフィクション、教養新書、ビジネス書などが(ほぼ)聴き放題になるというものだ。 この「聴き放題」というのがなかなか凄くて、以下のインタビューでは12万冊以上が対象作品となっているとのこと。 村上春樹や宮部みゆき、あるいは近年の直木賞・芥川賞・本屋大賞受賞作品がだい

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          「Go Live!」いつになったらまともに跳べるんや/水樹奈々「LIVE PARADE」名古屋2日目感想

          後ろめたくて跳ぶことができなかった━━。 去年の夏の、苦い記憶である。 2022年、水樹奈々は夏のライブツアー「LIVE HOME」の3曲目にて、「Go Live!」を披露した。直前にリリースされたアルバム『DELIGHTED REVIVER』のリードトラックおよびアルバムの最終曲として、作品を象徴する楽曲であった。 作詞はロックバンド・sajiのヨシダタクミ、作編曲は加藤裕介。ヨシダタクミは近年の水樹奈々楽曲における超重要クリエイターのひとりで、僕も頻繁にnoteで彼の

          「Go Live!」いつになったらまともに跳べるんや/水樹奈々「LIVE PARADE」名古屋2日目感想