読んだ本・観た映画・書いた小説など(2024年5・6月)


【2024年5・6月に読んだ本】

①有栖川有栖『月光ゲーム Yの悲劇'88』(創元推理文庫)、5月?日(再読)
②有栖川有栖『捜査線上の夕映え』(文藝春秋)、5月3日
③亀山郁夫『100分de名著 ドストエフスキー『罪と罰』 2013年12月』、5月10日(NHK出版)
④ジョン・ディクスン・カー/宇野利泰 訳『妖魔の森の家  カー短編全集 2 』(創元推理文庫)、5月12日
⑤内田樹『映画の構造分析 ハリウッド映画で学べる現代思想』(文春文庫)、5月17日
⑥内田樹『もういちど村上春樹にご用心』(文春文庫)、5月21日
⑦アガサ・クリスティー『葬儀を終えて(新訳版)』(クリスティー文庫)、5月23日
⑧高橋源一郎『一億三千万人のための小説教室』(岩波新書)、5月23日
⑨小林秀雄『作家の貌』(新潮文庫)、5月25日
⑩諏訪部浩一『「マルタの鷹」講義』(研究社)、5月26日
⑪村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』(文春文庫)、5月27日
⑫茨木のり子、谷川俊太郎選『茨木のり子詩集』(岩波文庫)、5月27日
⑬谷川俊太郎『定義』(岩波書店)、5月28日
⑭高橋源一郎『デビュー作を書くための超「小説」教室』(河出書房新社)、5月29日
⑮谷川俊太郎『自選 谷川俊太郎詩集』(岩波文庫)、5月30日
⑯高橋源一郎『デビュー作を書くための超「小説」教室』(河出書房新社)、6月1日(再読)
⑰川原礫『ソードアート・オンライン1 アインクラッド』(電撃文庫)、6月2日
⑱高橋源一郎『ニッポンの小説 百年の孤独』(ちくま文庫)、6月4日
⑲駄犬『誰が勇者を殺したか』 (角川スニーカー文庫)、6月5日
⑳小林泰三『アリス殺し』(創元推理文庫)、6月6日(再読)
㉑ダシール・ハメット『マルタの鷹』(ハヤカワ文庫)、6月7日(再読)
㉒川原礫『ソードアート・オンライン2 アインクラッド』(電撃文庫)、6月8日
㉓紺野天龍『錬金術師の密室』(ハヤカワ文庫JA)、6月10日
㉔久住四季『トリックスターズ』(メディアワークス文庫)、6月11日
㉕米澤穂信『折れた竜骨 上』(創元推理文庫)、6月12日
㉖米澤穂信『折れた竜骨 下』(創元推理文庫)、6月13日
㉗川原礫『ソードアート・オンライン3 フェアリィ・ダンス』(電撃文庫)、6月15日
㉘川原礫『ソードアート・オンライン4 フェアリィ・ダンス』(電撃文庫)、6月18日
㉙山形石雄『六花の勇者』(集英社スーパーダッシュ文庫)、6月20日(再読)
㉚ジョン・ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』(ハヤカワ文庫)、6月22日
㉛ジョセフィン・テイ『時の娘』(ハヤカワ・ミステリ文庫)、6月25日
㉜アガサ・クリスティー『そして、誰もいなくなった』(クリスティー文庫)、6月28日(再読)
㉝宇佐見りん『推し、燃ゆ』(河出文庫)、6月28日
㉞朝井リョウ『何者』(新潮文庫)、6月29日

(コメント)
読めた! たくさん読めた!
5月末に書いた近況報告の段階でここ1、2ヶ月、最悪の状態で本が読めていない(映画も観られてない)と書いた。

そこから朝型生活に切り替えたことで、調子を爆上げしてぐいぐいと読書に励むことができた。ジムにもテンポよく通えている。一安心である。

読書の内容としては、批評・現代詩・特殊設定ミステリの三本柱といったところだろうか。直近で書いているものや、つぎ書こうとしている小説の参考にしたくて、あたらしく手に取ったり、読み返してみたりすることが多かった。

7月もがんばるぞ。

【2024年5月・6月に鑑賞した映画】


※タイトル、製作年、製作国を表記。
※劇場鑑賞作品は太字

①5月3日『アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜』(2013年)イギリス
②5月3日:『ペーパー・ムーン』(1973年)アメリカ
③5月4日:『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013年)アメリカ
④5月6日:『塔の上のラプンツェル』(2010年)アメリカ
⑤5月7日:『猿の惑星』(1968年)アメリカ(n回目)
⑥5月8日:『続・猿の惑星』(1970年)アメリカ(n回目)
⑦5月9日:『新・猿の惑星』(1971年)アメリカ(n回目)
⑧5月10日:『主戦場』(2019年)アメリカ
⑨5月?日:『猿の惑星・征服』(1972年)アメリカ(n回目)
⑩5月21日:『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』(2020年)日本
⑪5月21日:『最後の猿の惑星』(1973年)アメリカ(n回目)
⑫5月22日:『猿の惑星: 創世記』(2011年)アメリカ
⑬5月24日:『裏窓』(1954年)アメリカ
⑭5月25日:『きみに読む物語』(2004年)アメリカ
⑮5月26日:『猿の惑星:新世紀』(2014年)アメリカ
⑯6月1日:『深夜の告白』(1944年)アメリカ
⑰6月1日:『ロスト・イン・トランスレーション』(2003年)アメリカ・日本
⑱6月3日:『猿の惑星:聖戦記』(2017年)アメリカ
⑲6月5日:『猿の惑星/キングダム』(2024年)アメリカ
⑳6月6日:『マッドマックス 怒りのデスロード』(2015年)オーストラリア(再観賞)
㉑6月8日:『男はつらいよ/望郷篇』(1970年)日本
㉒6月8日:『マッドマックス』(1979年)オーストラリア
㉓6月20日:『マッドマックス:フュリオサ』(2024年)オーストラリア
㉔6月27日:『ロスト・イン・トランスレーション』(再鑑賞)

(コメント)
映画もそこそこ観られた。本を読めることがうれしくて、つい読書中心になってしまったが、新作・話題作も最低限は劇場鑑賞できたからよし。

『ロスト・イン・トランスレーション』は、ベリーグッドな気まずい映画でツボに刺さってしまい、歌舞伎町タワー内の109シネマズプレミアムのリバイバル上映にも足を運んだ。しゃぶしゃぶ食べたいなあ。

【その他 小説執筆など】

上に引用した記事のなかで、第3作の小説執筆に行き詰まり、けっきょくは無理やりエンドマークを打つ形になった、と書いた。

しかし、記事を公開した直後にあらためて原稿を読み直していると、やはり内容を触りたくなってしまい、なんやかんやガッツリ手を入れることに。最終的には9万字ほどあった原稿は11万字超となり、立派に長編小説1冊ぶんの分量となってしまった。ということで、昨日――6月30日夜に水樹奈々の和歌山ライブに参加した後、帰京する特急&新幹線で泣きながらキーボードを叩き、無事に某ライトノベル新人賞に投稿することができた。

本来であればべつのレーベル用に用意していた&まだまだぜんぜん納得しておらず直したい原稿ではあったが、ここいらで手放ないと一生これを触っている気がしたので、いったんこれで仕舞いとした。

ということで、7月からはべつの作品のプロットづくりに移る。
がんばるぞ。

ほかは水樹奈々夏のツアー『LIVE JUNGLE』に参加中である。といっても、つぎの週末、Kアリーナ横浜2days公演でもってツアーは千秋楽を迎えるので、まことに夏の終わりは早いなあ、という感じである。

ライブを観ていて、書きたいと思ったオタク長文のテーマを備忘録としてまとめておく。小説執筆が優先なのでたぶん書かないが、資料だけは折りを見て、ちょこちょこ集めたり読んだりしている。

・水樹奈々「Trickster」はなぜ”物語”や”シナリオ”が頻出ワードなのか――民俗学的な視座より

・「永遠性」という名の”牢獄”――水樹奈々「アンティークナハトムジーク」と小林泰三の傑作SF「酔歩する男 」より

(以下はずっと温めているネタ)
・水樹奈々「哀愁トワイライト」はほんとうに”道ならぬ恋の歌”ではなく、”片想いの歌”なのか?――「LIVE PARADE」のMCをきっかけに

構想だけはご立派ということで、ほかにも考えていることはいろいろあったと思うが、どれもこれもすっかり忘却の彼方である。もっと生産量をあげたいなあ。

(終わり)

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