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ついやってしまいがちな子育ての間違い【10選】

こんにちは、ほんたんです。
今回は𝕏で投稿したらけっこう反響があった、「子育ての間違いトップ10」について書きます。

今までいろいろな育児書や児童心理学の本を読んできました。そのなかで学んだことは、「成功する子育て」は運などもあるため再現性は低いですが、「失敗する子育て」は再現性があるということです。

子どもの気持ちを踏み躙ったり、無理やり言うことを聞かせたりしてしまうと間違いなく失敗します。失敗の定義は、非社会的な行動をとるようになったり、ひきこもり、暴力をふるうなどの行動に出てしまうことを指します。

よくある子育てについての間違いについて、10こにまとめてみました。気になるところだけでもいいので読んでみてほしいです。関連する記事も合わせて読んでいただくと理解が深まるはずです。



❶ 甘やかすとわがままになる

子どもを甘やかすとわがままになる、というのは親の思い込みです。児童心理学では子どもの言うことを聞いてあげて、わがままを聞いてあげて、手をかけてあげればあげるほど、自立が早くなると書いてあるんです。

親が忙しい、手間がかかる、自分の時間がほしいという理由から合理化しようとしてしまっているだけかもしれません。ぜひ親が子どもの心の発達について勉強してあげてください。それだけで子育てはかなり楽になると思います。


❷叱ればいい子になる

良い子に育てるために悪いことは叱って直さないといけない、というのは間違いです。駐車場で走り回るなどのように命に関わることはビシッと叱る必要はあります。しかし、毎日毎日子どもをガミガミ叱りつけてしまうのは逆効果です。

児童精神科医を訪れる子どもの多くは、「よく親から叱られて育ってきた子」です。これは児童精神科医の先生の著書に書いてありました。親はがんばって怒らないように、叱らないようにしないといけないんです。


❸抱っこ癖がつく

子どもが「抱っこして」と言ってきたら、抱っこしてあげてください。子どもがそれを望んでいるから、必要だからそう言うんです。

「もうお兄さん(またはお姉さん)なんだから1人で歩きなさい」と拒否してしまうと、子どもは欲求不満になってしまいます。これが続くと、子どもはストレスが溜まり、大きくなってから非社会的な方法で爆発してしまうこともあります。

「抱っこして」と言われたら、サッと抱っこしてあげる。すぐに子どもは満足して、「もういいや」と言うはずです。ほんの少しだけ付き合ってあげてみてください。


❹好き嫌いは無くさないといけない

子どものうちは好き嫌いを責めないであげてほしいです。子どもの味覚は発達途上なので、苦味を感じやすかったりします。それなのに無理やりピーマンを食べさせたりする必要はありません。

令和の時代、多少のことでは栄養失調などになったりはしません。無理やり食べさせるより、食事の時間を家族みんなで楽しむほうが100倍大切ですよ。


❺ 親の言うとおりにさせる

子どもは親の操り人形ではありません。
いい学校にいってほしい、いい就職先に就いてほしい、はやく自立してほしい。それらはすべて親の都合です。それを子どもに押しつけてはいけませんよ。

子どもの好きなことをやらせてあげる、いろいろと試させてあげる、などのように親の役割は子どもをサポートしてあげることです。決して言いなりにして、自慢の子どもに育てるとではないんです。


❻子どものことを待てない

子どもは自分で考えて、やってみて、失敗して、また考えてやり直すことで少しずつ成長していくものです。親がなんでも先回りしてやってしまったり、過剰に干渉してしまうことは、子どもの成長にはよくありません。

具体的な指示も出さずに、「早く早く。何しているの!急ぎなさい!」と言うだけでは、子どもには何をすればいいのか伝わりません。おだやかに、イライラしないで、ゆっくりと、何度も繰り返し教えてあげて下さい。明日すぐにはできるようにはなりませんが、半年、一年後にはきっとできるようになるはずです。


❼なんでも先回りしてしまう

子どものことを思うあまり、なんでも親が先回りしてしまうと、子どもは自分がやりたいことに気が回らなくなってしまいます。これを親の「過干渉」といいます。

過干渉の親の前では、子どもは嫌われたくないためにいい子を演じるようになります。そのかわり、園や学校、お友だちの家などで悪さをするようになってしまいます。成長して大きくなり力がついてくると、親の言うことなんか聞かず、非社会的・反社会的な行動をとってしまう子どもが多くいます。

いますぐ「過干渉」はやめてください。
ではどうすればいいのか?についてはこちらの記事でまとめてあります。


❽ 悪い子とは遊ばせない

子ども時代の特権は「いろいろなお友だちと遊べる」ことです。学年が上がれば、好きな子同士で集まってしまうので、子どもが小学校低学年までしかチャンスはありません。その機会を親が奪ってしまってはもったいないです。

子どもには「外で良いものも、悪いものも全部拾っておいで。家で一緒に拾ってきたものについて考えてみようね」と親がすべてを受けとめてあげる姿勢が大事です。そのなかで、子どもは良いもの、悪いものを学んでいくことが出来ます。子どもがお友だちと仲良く遊べるようになる方法については、こちらの記事で紹介しています。


❾オムツは早く取れないといけない

トイレトレーニングをはやくしないと、園で迷惑をかけてしまう、と親が焦ってしまうとその気持ちは子どもにも伝わってしまいます。「自分のペースでいいんだよ」という姿勢を大事にすると、子どもはのびのびと育つことができます。

こちらの記事では、子どもに寄り添うためには「聞く・話す・見る・笑いかける・触れ合う・待つ」という6つが大切ということをまとめてあります。


❿お金をかければ頭良くなる

月謝の高い「塾」に通わせて、中学受験をして、高校、大学と進んでいけば頭が良くなるというのは間違っています。今の時代、「お勉強」だけできればいいというのは通用しません。特に社会に出てから通用するためには頭が良いよりも、コミュニケーション能力のほうが大事です。

子どもはお友だちと遊ぶなかで「社会性」を身に付けることができます。机にかじりついてガリ勉していても、「社会性」は身に付けることができません。


大きくなっていくと、偏差値教育のなかでがんばらないといけないシーンが訪れます。そんなときに親がこんなことをすると、子どもは偏差値の高い・低いに一喜一憂せずに、がんばることができるという内容をこちらの記事でまとめています。合わせて読んでいただきたいです。


おわりに

いかがでしたか?
「こんなことをすると失敗するんだな」という基本スタンスを覚えておけば、子どもに対して接し方が少しずつ分かってくると思います。

子育てがうまくいく方法についてもこちらの過去記事にまとめていますのでぜひ読んでみてくださいね。それではまた!


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ほんたん
いつも読んで頂きありがとうございます。 サポート頂いたお金でハッピーセットを娘に買ってあげます。