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真夜中の深呼吸。

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私のままで生きるために、深呼吸をするように綴った文章たち。
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2021年9月の記事一覧

誰かを照らしたい。だけど、自分も輝きたくて。

誰かを照らしたい。だけど、自分も輝きたくて。

そうか、そういうことだったのか。

北野唯我さんの『天才を殺す凡人』という本を読んで、今まで自分の中にずっと存在していた、矛盾の正体がわかってしまった。

正確に言えば、その本の巻末に付されている「ブログに寄せられた感想」によって、それが明らかになった。

目の前を覆っていた霧が晴れて、視界がぱっと明るくなり、すべてが繋がったような気がした。

そうか、そういうことだったのか。

だから、わたしは

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あなたの人生で "ずっとそばに置いておきたい一冊" は、ありますか?

突然ですが、あなたには「人生で、ずっとそばに置いておきたい一冊」はありますか?

「あります!!」

という方、

「一冊になんて、絞れない……!」

という方。

もしよければ、あなたにとって「人生で、ずっとそばに置いておきたいくらい、手離したくない大切な本」を、わたしに教えてもらえませんか?

というのも、5月から参加しているオンライン講座「企画メシ」の次回の課題で、ライツ社さんに本を企画して

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目を閉じたから、見えたこと。「わからない」から、あなたの声が聞きたくて。

目を閉じたから、見えたこと。「わからない」から、あなたの声が聞きたくて。

あ、「わからない」ことって、悪いことじゃないんだ。

阿部広太郎さん主催のオンライン講座「企画でメシを食っていく」の第4回目の講義を終えて、いちばん最初に浮かんだのは、そんな感想だった。

今回、講義をしてくださったのは「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」の檜山晃さん(ひやまっちさん)。

講義の中で耳にしたこの一言に、わたしは心を救われた。

ここ最近、仕事や私生活のなかで、

「自分はなんて、ひと

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幸福も不幸も「頑張ってる」も、ぜんぶ自分だけのもの。

幸福も不幸も「頑張ってる」も、ぜんぶ自分だけのもの。

世界に疫病が蔓延してから、今まで以上に「誰かの大変な話」が耳に入ってくるようになった。

それを見聞きしていると、無意識に

「自分は恵まれている方なんだな…」

とか、

「こんなに大変な人がいるんだから、自分はもっと頑張らなきゃ。」

とか思ってしまって、自分の弱音や愚痴、悩みをどんどん自分の中だけに閉じ込めてしまうようになった。

一方で、わたしは今年に入ってから、なぜだか精神的にとてもしん

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