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「助けてって言えないよねぇ」ひとに迷惑をかけられないわたしの本音。

一人でしんどいことやつらい事、ひとに相談したいことも耐えて、ギリギリまで粘ってしまう。
「まだ、わたしは大丈夫」そんなふうに思いたい。
自分の限界、わかってるのに、こんなにもがんばるの?
「誰か、助けて」。本当はそう言いたいんじゃないの?

でも、一人のわたしは冷静に
助けてなんて、そんなわがまま言えないよねぇ」と。
自分を厳しく取り締まる鬼教官みたいに。
「相手も大変なんやから、自分が迷惑かけに行ったらあかんやろ」
助けを求めたい自分を否定するわけです。
そうなると、頼れるのは。自分自身だけになり、どんどん悲観的・否定的な反省会(という名の、自分の心をを傷つける会)を積極的に開いてしまうのです。
どんどん、回数を重ねるごとに増えていく自己否定。

自覚のない口グセ。
「〇〇しないとあかん」「こうであるべき」「〇〇ちゃん(〇〇くん)はきちんとできているのに自分は何でダメなんだ」

「助けてなんて言えるうちはまだ元気な証拠」とか。
どんどん、自分に対する考え方がキライになっていきますし、自分に求める「できて当たり前」の基準も高くなってしまうのです。

八方塞がりなわたしの心。
本当は助けてって言いたい。けど、「まさか自分から言えないよねぇ」のもう一人の自分の声に助けを求めるのを止められると身動きが取れなくなる。

ある日、夜中目が覚めると「静かに泣いていた」自分がいました。

あ、もうこれは。
限界が来たんだな。
そろそろ、「ひとに相談する権利を与えてあげよう」
なんて、「限界がきてこそ、本当に相談するべき」
自分に対する考え方が厳しい。ある支援員さんとのお話を前に書きましたが、今回の件でその感じ方はさらに深まりました。

自分でいうのも変だけど。
これまでもう、充分にがんばってきたんです。
「がんばれ! がんばれ! 応援してるよ!」
素直なエールのつもりで言ってくれてること、分かっています。

…でも。
ごめんなさい。もう、しばらくは。
充電期間に入らせてくれませんか?

ケータイも電池が残りわずかになったら充電期間に入るように。人間にも、充電や冬眠時間が必要です。

昨今(さっこん)、「ひとに頼ることは甘えだ」とか
「ひとに迷惑をかけるな」とか、「こうあるべき」ていう
「何を基準にしているの?」と問い返したくなるようなこと、たくさんあるからそれのお陰で生きづらくなってること。

ひとに頼りたくても頼れない、迷惑をかけまいとして1人で耐えてるひとがいること。

わがままなことは言えない、と思い込みをしているひと、たくさんいます。

わたしも、あなたも、その1人ではないでしょうか?

「わたしよりもがんばってるひとや、大変だと感じてるひと、たくさんいるはずだから、わたしがヘンなのかな。
これくらいで根を上げてたらこれから先どうするの?」とか。

個人個人のキャパシティが違うんだから、それを「あのひとの方ががんばってる」と決めるんでなくて、「あなたも、わたしもがんばってる」と柔軟な考えになるよう、訓練していく。

「助けてなんて言える立場じゃない」
この考えから離れる練習。
きっと、これから何年も続くでしょう。

考え方を柔らかくしていく過程を、どうか温かく見守っていてください。

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