オーガニック給食研究家 奈穂

子どもに本当に美味しくて良いものを食べさせたい。最高の給食を届けたい。そんな思いで、オ…

オーガニック給食研究家 奈穂

子どもに本当に美味しくて良いものを食べさせたい。最高の給食を届けたい。そんな思いで、オーガニック給食を広げる活動をしています。

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自己紹介

こんにちは、オーガニック給食研究家の奈穂です。 子どもたちに、本当に美味しくて良いものを食べさせたい、最高の給食を届けたい、と思って活動しています。1児のママをしています。 学生時代に、文化人類学ゼミのフィールドワークとして、山形県高畠町の有機農家さんのところで農作業したことをきっかけに、有機農業が好きになり、学部時代の卒業論文は、日本の有機農業運動がテーマでした。 大学院では、フードマイレージを提唱したイギリスのTim Lang先生の下で、持続可能な食料システムについて

    • オーガニック給食の日を作る!杉並の高校生の挑戦

      可愛い高校生たちが、メキメキ成長する数ヶ月間に立ち合わせてもらいました。 文化学園大学杉並中学校・高等学校(文杉)という、東京都杉並区の高校生たちと一緒に、給食に有機食材を出す日を作るというプロジェクトを一緒にやらせてもらいました。 元々は、文杉には、高校生たちの課外活動として、STEAM教育という枠組があって、そこのプロジェクトの1つとして、「食べるOrganicチーム」が立ち上がっていました。未来の農業を考えることをテーマに、木更津のクルックフィールズを訪問したり、色々

      • 料理外交ってすごい〜朗読劇スプーンの盾を観て〜

        「スプーンの盾」というめちゃくちゃ面白い朗読劇を観てきました。 東京のシアタークリエでやっていたものですが、たった4人の演者と生の音楽演奏だけで、圧倒されるような迫力の歴史的なドラマの世界に飛び込めました。 葉加瀬太郎さんのファンなので、よく葉加瀬さんのラジオを聴いているのですが、そこで藤沢文翁さんがゲストでお話していて、料理の美味さで、フランスを守ったすごい料理人がいる、その人の朗読劇をやる、と聴いて、なんだかすごく面白そうだ、と思ったのです。 そして、葉加瀬さんと藤沢さ

        • オーガニック給食って何?

          私はオーガニック給食を広めたいな、と思って活動してるのですが、「オーガニック給食」って、一体何?というところは、明確な定義はありません。 何を目指しているの? 私自身は、子どもを産んで、この子に本当に良いもん食わせたい!という思いが出発点でした。自分が作る家庭料理はもちろんですが、保育園や学校の給食も、本当に良いものにしたい、という思いです。 もちろん、既に日本の給食って、世界一だと思います。 栄養士さんが栄養満点で楽しい献立を考えて、衛生環境が整った調理場で調理員さん

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          オーガニック給食議連行ってきました

          2023年12月6日、「オーガニック給食を全国に実現する議員連盟」(オーガニック給食議連)の会議@衆議院会館に行ってきました。 この議連は、今年の6月に設立されて、メンバーは46人だそうです。超党派の議連なので、野党だけではなく、与党ももちろん各党参加しています。 今回は第2回目ということで、全国オーガニック給食協議会からのヒアリング。全国オーガニック給食協議会は、これも今年の6月に設立されたもので、主に自治体を中心に、市民団体や個人がメンバーになっているものです。 協議

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          妊婦は、国産チーズは食べていい!

          妊婦には色んなNGな食べ物があります。ナチュラルチーズもその1つです。ナチュラルチーズに含まれる可能性があるリステリア菌が、免疫力の弱った妊婦に食中毒を起こすリスクがあるからです。 妊娠中、チーズ専門のレストランに行った際、厚労省が作成しているこんなチラシを提示され、あくまでも自己責任で食べてくださいね、と店員さんに言われました。 しかし、私はチーズが大好きなのです。妊娠前はほぼ毎日のようにチーズ(とワイン又は日本酒)を食べていたのに、妊娠した途端に、そこから40週間チー

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          子宮内フローラと不妊の関係

          私は不妊治療(体外受精)を経て妊娠中なのですが、そもそもなぜ自分が授からない体になってしまったのか、ということは、今も謎なままです。私に限らず、なぜ現代日本において、こんなにも子どもが授かりづらいのか、こんなにも不妊治療をしている人が多いのか、何が私たちを蝕んでいるのか、これは自然なことなのか、不自然なことなのか、謎は謎のままなのです。 先日、ある記事を読み、ピンっときました。 子宮内フローラの乱れは不妊の原因になるので、昨今とても重視されています。体外受精まで必要な不妊

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          「何もしない贅沢」を楽しめること

          最近自分は年をとったのかな、と思ったのは、「何もしない贅沢」を楽しめるようになったことです。 よく、リゾートや観光のキャッチコピーなどになっていたりする「何もしない贅沢」。これが楽しいという意味が実はいまいち腑に落ちていなかったのです。 20代の時、モルディヴに旅行に行って、綺麗すぎる海と空に感動したけれど、特に何もすることがなく、2日で飽きた、もう十分だと思いました、という話を、当時の退職間近の上司にしたところ、「それはね、君はまだ若いからだよ」と言われました。60歳近

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          「農水省の「有機農業推進」が"脅かす"食の安全」への反論

          オーガニックを広めたいな、と思っているので、好きなもの、良いものを発信していきたいと思う一方で、誤った見解があれば、きちんと反論もしていかなきゃ、と思う今日この頃です。 松永和紀さんという方が、「農水省の「有機農業推進」が"脅かす"食の安全」という記事を書いていたのですが、検証してみると、全く論拠がない主張だなと思うので、食の安全部分について、反論していきたいと思います。 有機栽培が増えれば、カビ毒のリスクは増えるのか?国立医薬品食品衛生研究所の畝山智香子・安全情報部長は

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          「サステナブルライフ」を読んで

          大山千春さんの「サステナブルライフ」を読みました。 大山さんには、1度だけ何かのイベントでお会いしたことがあるのですが、ガーナで起業した女性です。ガツガツした女性起業家から刺激でも受けようかなと思って読んでみたものの、良い意味で裏切られました。全然ガツガツ・バリバリ系ではなく、肩の力をぬいて、私も無理なく幸せに生きていこう、という気分になりました。 大山さんは31歳で舌ガンになり、手術をし、そこから、自分の体質を変えない限りは、またガンを生み出してしまう、と考え、食生活を

          「サステナブルライフ」を読んで