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自己破壊的衝動

中学受験直前頃からイライラした時に髪の毛を抜く癖が出始めた。自分で中学受験をしたいと言って始めたけど塾も行かずに自分で勉強するというのは限界があり、分からない問題に当たったとき解けない悔しさとイライラで自暴自棄で髪の毛を抜いてしまう。
結局落ちたけど、そこから「イライラすると髪の毛を抜く」という行為が癖づいた。そして14歳の時に初めての転校を経験して社交不安障害を発揮しまくって不登校になった。当時は心療内科等に行かなかったが明らかにうつの症状が出て、髪の毛を抜く癖が悪化して頭皮から血が出てしまい、誰がどう見ても髪の毛が無い状態になった。他人が見ればギョッとするような頭してた。
かかりつけの小児科で抜毛症の診断が出て、そこで初めて仰天ニュースとかで見たような自傷癖を自分がしてるんだと実感した。

今も抜毛症は治らなくて、1番酷い時よりはマシだけど気づいたら勝手に手が頭皮を触っていて髪の毛を抜いてしまう。でも好きなアイドルが髪の毛綺麗で憧れてるので最近は頑張って抑えようとしてるつもり。

最近また自傷癖が増えた。
針やカッターで腕を刺したり切ったりするようになった。
刺すこと切ることによる痛みに気持ち良さに似た気を紛らわす効果があると気付いたのはニードルでピアスを開けた時だった。達成感と快感とすっきりした気持ちがした。

自分は、他人から何か少し言われただけで
『責め立てられた』『怒られた』
と感じてしまうので酷く傷ついて惨めな気持ちと相手への怒りで頭がぐちゃぐちゃになる。「傷ついた・惨め・怖い・腹が立つ」という思考で頭が一杯になり発狂しそうな苦しさで倒れそうになるし、実際、親に怒られた時その思考が爆発して気絶したことがある。頭がいっぱいになると破壊衝動が出て、以前までは皿を割ったり教科書をビリビリに破いたりとかしてたけど、今はその対象が自分になってる。

この前、ヒステリー起こす母親に腹が立って反抗的な態度を取ったら父親に酷く怒られた(というより怒鳴られた)。人通りの多い街中なため周りの人がたくさん見てきた。ガクガクして失神しそうになるのを耐えた。
家に帰って泣き疲れて寝て、次の日になっても傷付いた気持ちと怒られる姿を大衆に見られた惨めさ、父親に対する怒り、私の不安障害を分かってくれない悲しさで頭がいっぱいいっぱいで暴れたかった。それが自己破壊的衝動に繋がった。何も考えずに自然とカッターで二の腕を切り刻んでいた。快感だった。ピアスを開けるときに使ったまだ捨てずに残してあるニードルを使って腕を刺した。ビビりやから深く刺したり切ったり出来ないけど痛みが頭の中を少し楽にしてくれる。
抜毛症で髪の毛抜きすぎてそもそも痛覚が麻痺してるのかもしれない。
人の目に付く場所はバレると恥ずかしいから半袖でも隠れる二の腕にしてる。

なけなしの倫理観で傷の範囲を広げないように何度も上から切り刻んでいるためケロイド待ったナシの状態。アムカ・リスカは慣れれば慣れるほど痛みに鈍感になる。最初は血がうっすら滲むか滲まないぐらいの傷だったのがどんどん深くなっていき、ティッシュでいくら拭いても血が止まらなくて逆に焦ってしまうほどになった。惨めだった。苦しい気持ちを紛らわすために自傷行為をしているのに余計惨めな気持ちになってしまう。

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