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幸福洗脳、中田敦彦ANNPリスナーオフ会の中で気付けたこと

3月17日、ウルトラマラソンの井上真悟さんの呼びかけを見て、幸福洗脳及び中田敦彦のオールナイトニッポンPremiumリスナーオフ会に参加してきました。

幸福洗脳とはオリエンタルラジオの中田敦彦氏が半年ほど前に立ち上げたアパレルブランド。
それと時を同じくして半年限定という条件のもと、ニッポン放送にて放送スタートしたのが中田敦彦のオールナイトニッポンPremium (以下、中田敦彦ANNP)。

はじめはネット販売から始まり、その後乃木坂に店舗を出し、最近では阪急メンズ館にて“幸福洗脳自販機”なるものが設置されるなど、独自すぎる発展を遂げてきた幸福洗脳。
そのトライ&エラー、試行錯誤の様子を毎週中田さん本人が物凄い熱量で報告してくれるという形で番組とブランドはセットのような関係にありました。

その番組もいよいよ最終回目前(3/20が最終回!)、自販機も設置されたこのタイミングでリスナーで集まろう!ということで開かれた今回のオフ会。

当日は設置されたばかりの幸福洗脳自販機前に集合して服を購入し、ニッポン放送前で記念撮影をして、番組で紹介されていたGINZA SIX 13階にあるGRAND CRU CAFEで高級コーヒーを頂いてきました。

その中で感じられたことを今回は2つ書いてみたいと思います。

個の楽しみは集結すると強く結び付く

僕がラジオで幸福洗脳のことを聞いたときに、なぜかロックバンドLUNA SEAが2010年に東京ドームで行った「黒服限定GIG」というライブを思い浮かべたのを覚えています。

これは東京ドームという規模でありながらドレスコードとして黒い服を着てくるように指定されたライブで、これについて当時LUNA SEAのメンバーも「水道橋から黒い集団が押し寄せてくる景色を想像したらゾクゾクするでしょ」と語っていました。

黒い服は誰もが一着は持ってて日常的に着ているものだけど、それが集団になって1ヶ所に集まることで日常の中に違和感を生み出すことができる。
それが黒服限定GIGの面白さでした。

“日常の中に違和感を”という意味で言うと、幸福洗脳は着るだけで違和感を生み出せるというアイテムです。
幸福洗脳なんてヤバそうな4文字は着るだけで世間から浮きます。
僕ははじめ、そこに幸福洗脳の面白さを感じていました。
たった4文字でよくわからないけど怖いという印象を与え、着るだけで孤立感を味わえる。
着て、街を歩きながら1人でほくそ笑む。
僕は幸福洗脳に対して、そうやって1人で楽しむことばかり考えていました。

しかし、今回のオフ会のことを知って参加してみると、そこには十数人の幸福洗脳を着た男女が集っていて、僕もその場で服を買ったところを見届けてもらい拍手までもらってしまいました。

この瞬間、幸福洗脳は僕の中で個の楽しみから集団での楽しみに変わりました。

その後、みんなでゾロゾロと街を歩いてるときにもその光景に興奮しました。
規模は違えど、それはまさに黒服限定GIGのときに味わった感覚でした。

それぞれが個々に楽しんでいたはずのものが何かのきっかけで1ヶ所に集結すると、途端に共鳴し合い、強く結び付くのです。

これから幸福洗脳がもっと認知されて、少しずつ街に増殖していくのを想像したら… やはり、ゾクゾクします。

根拠を持ったこだわりは連鎖する

オフ会の最後にはGINZA SIXの13階にあるGRAND CRU CAFE GINZAという高級なコーヒーが飲めるお店に行きました。

ラジオの中で中田さんがここの話をしていたので、聖地巡礼的な感じでお店に入ったんですが、ここでも良い経験ができました。

まずこのお店のコーヒーはワインのようなボトルに豆が入っていて、1本1万円~(カップで5、6杯分)というような売り方をしています。

もっと高いものだと10万円以上のものもありました。

注文を済ませ、いったいどんな豆を使ったらこんな値段になるのかなどと想像していると、お店の方が来て豆の説明をしてくれた後にボトル開封直後の豆の香りを嗅がせてくれました。

素人なりにも一般的に想像するようなコーヒー豆の香りとは全く違うと感じて、香ばしさよりも旨みや華やかさが印象に残っています。

豆が違うと香りもこんなに変わるのかと思わせてくれる粋な演出でした。

そして、しばらく待つとついに淹れたてのコーヒーが登場。

ティーカップのようなカップに驚きました。

話を聞いてみると、「普通のコーヒーは冷めると嫌な酸味が出たりするので保温性の高い厚めのマグカップを使っています。しかし、うちの豆は冷めても嫌な部分は出ないので美味しく“温度による味の変化”を楽しめるようになっています。だから保温性にとらわれることなく、カップにもこだわることができています。」とのことで、カップも戦前に作られたこだわりの一品だそう。

はじめは「どんな豆使ってんだよ!」なんて思ってたけど、ここまできて1本数万円という値段は豆の価値だけで付けられたものじゃないことがわかりました。

大前提として豆にこだわっているからこそ、香りを嗅がせる演出で楽しませることができたり、味の変化すらも演出ととらえてカップにもこだわりの品を使うことができたりするんだなと。

そして、もちろんコーヒーそのものもコーヒーの概念が変わるくらいの経験したことない味で楽しませてくれました。

こだわりが連鎖していった結果、トータルの価値が高まっているからこその1本数万円なんだということがわかり、とても勉強になりました。

これは間違いなく、音楽にも繋がる経験だと感じました。
根拠を持ったこだわりは連鎖していくということを意識して今後の作品作りにも活かしていきたいと思います。

今回のオフ会は楽しいだけじゃなく、とても貴重な体験になりました。
先導してくださった井上さんをはじめ、集まった皆さんに感謝しています。

そして、これだけの人を魅了する中田敦彦さんと幸福洗脳にも改めてリスペクトを感じました。

中田敦彦ANNP、3月20日の最終回も心して聞きたいと思います!

p.s.
新刊「労働2.0」では、幸福洗脳での活動などを通して中田さんの考える“働き方”が書かれています。
読みやすいし、面白いのでおすすめです!

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