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ストーリーテリングの注意点

情報発信をするときに、
ストーリーが大事!という話を
一度は聞いたことがありますよね。

すでにプロモーションに
組み込んでいる人もいると思いますし、
セールスライティングでは
基本中の基本テクニックでもあります。

福岡発の人気ラーメン屋「一蘭」は、
このストーリーテリングの
先駆け的な存在で、
世界進出まで果たした
ラーメンブランドです。

ラーメン業界の
リーディングカンパニーだけあって、
個別に分かれた席に座ると、
僕の視界の全方位から
スープや麺のこだわりから
お店のヒストリーが綴られていました。

僕が地元民のせいなのか
一蘭はあまり行かないんですけど、
先日久しぶりに一蘭に行く機会がありました。

ラーメンを待っている間に
一蘭のストーリーテリングを見てると、
やっぱりすごくワクワクするんですよね!

そして実際にラーメンが到着すると、
まずはレンゲでスープを一口…。
これが、ストーリーの中でも
解説されてたこだわりのスープかぁ…。

と思いながら味を噛み締め、
脳から何か幸せなホルモンが
分泌されるのを感じていました…🥰

昔と比べると
一蘭も値段が上がってしまって、
今やラーメン1杯食べるのも
贅沢なランチになってしまいましたよね。

ですが、
その金額を投資する価値があると
改めて感じた顧客体験でした。

これ不思議ですよね!

だってストーリーを語るだけで、
価値が上がるのですから。

いろんなラーメン屋さんが
同じ手法をマネして、
今や飲食店のスタンダードに
なっているのも納得です。

ただし、
セールスライター目線でみると、
ただストーリーを語ればいいという
わけでも無いなぁと感じました。

それが今日の本題。
ストーリーテリングの注意点です。

ストーリーテリングに限らず、
自分のプロフィールページとか
サービスページにも言えることですが、

基本的に、
お客様はあなたのことに興味は無い。
ということです。

これめっちゃ大事なので、
もう一度言っておきます。

お客様はあなたのことに興味はありません…!

自分がお客様の立場のときを
想像してみてほしいのですが、

初めて会った人のプロフィールとか、
どんなビジネスをしているのかとか、
そのサービス内容がどうとか、

正直あまり興味が無いですよね…笑

冷たいように感じますが、
これが普通の人の感覚です。

では、
お客様はどんなことに興味を示すのか?

それは、
自分のメリットになるかどうか?です。

一蘭のストーリーテリングは、
これから自分に訪れるラーメンが
どれだけこだわった至極の一杯なのか?

これを語ることで、
「今からこの至極の一杯が食べられる!」ワクワク♪
という気分になりますよね。

つまり、
僕たちにメリットがあるから、
グッと心を掴まれてしまうのです。

情報発信のプロフィールも同じで、
読み手の悩みとかビジネスに対して
何かしらの解決策や協業の余地があるから
興味が湧いてくるものですよね。

プロモーションに使用する
ストーリーもそうです。

これからご案内する商品に繋がる
ストーリーテリングをするだけでなく、
いかにお客様自身の体験として感じてもらえるか?
これが超大事ということ。

お客様が自分自身と
重なるイメージができれば、

売り手の人生どん底だった話とか、
◯◯と出会って成功できた!とか、

お客様は脳内でそのストーリーを
自分自身に置き換えることができるんですよね。

つまり、
「私と境遇が似ている、
 これなら自分にもできそう!」という
疑似的な成功体験ができるということ。

この疑似成功体験は、
言い換えると「自分できる感」です。

専門用語を使うと
「自己効力感が上がる」といいます。

僕が先日クライアントさんと
ストーリー設計をしているときも、

この「自分できる感」を感じてもらえるか?
について、めちゃくちゃ議論しました…!

具体的には、
お客様がちゃんと理解できる言葉か、
自分事として認識できる内容か、
自分の今の境遇を重ねてくれるか、
読み終えたあとにワクワクするか、などなど。

他にも販売する商品によって
プロフィール欄の文章も変えますし、
常に読み手の目線で考えています。

コンテンツ作りって、
一生懸命になればなるほど、
この顧客視点が抜けてくるんですよね…💦

僕たちは自分のビジネスの
ジャンルについて詳しくなり過ぎているので、
一般人の感覚が無くなってるんですよ…。

なので、
ついつい専門用語とか、
お客様にとって分かりづらい文章に
なっているものなんですよね。

僕も忘れがちになっちゃうので、
自分自身も気をつけねば!
と強く感じています…😅

これまで何となく
ストーリーテリングを使っている方は、
ぜひ今回のポイントを意識してみてくださいね。

今回の内容が、
好奇心と品格あふれる
ビジネスオーナーさんの参考になれば幸いです!

それでは今日はこのへんで。

ブランドプロデューサー
中園諭史


PS

ちなみに今回の一蘭では、
7年間以上勤めた現役スタッフに
教えてもらったオーダーを試したのですが、

めっちゃ美味しかったので
シェアしておきます↓

こい味、超こってり、秘伝のタレ3倍。
→ネギ、にんにく、麺の硬さはお好みで👍


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