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ジョブディスクリプションは本当に必要なのか?【攻めの人事-第6話】

前々回の第4話では、等級を決める基準は「人」基準と「仕事」基準の二つがあるというお話をしました。
これらの価値基準について、今回はジョブディスクリプション(職務記述書)という切り口から考えてみたいと思います。


ジョブディスクリプションは本当に必要なのか?

インドネシア人は自分の担当業務の仕事だけをする、という認識が強い。
ジョブディスクリプション(以下JDと言います)に従って仕事をするし、仕事の内容に対する給与を要求する。
だから、JDを作って担当業務を明確にする必要がある。

インドネシアでは、しばしばこういったアドバイスを耳にします。

また当地の現地法人責任者として会社をマネジメントしている方々からは、
「インドネシア人の社員は指示した事しかやらず、言われない事には目もくれない。」
「相応の給与は出しているつもりだが、なかなかその金額に納得してくれない。」
だからJDを作った、または作る事にした、というお話もたまにお聞きする事があります。

果たしてこういった課題はJDを具備する事で解決するのでしょうか?

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