中里 健/組織人事コンサルタント

人事コンサルタント(日本&インドネシア)。 人事コンサル←ITコンサル←東証1部上場コ…

中里 健/組織人事コンサルタント

人事コンサルタント(日本&インドネシア)。 人事コンサル←ITコンサル←東証1部上場コンサル会社←超絶ブラック企業。日本国内およびインドネシアでの転職アドバイザーもしています。サックス吹きます。 nakazato@iconic-intl.com

最近の記事

2001年就職氷河期、新興の就職情報誌にそそのかされ、超ブラック企業に入社

21世紀最初の年、2001年。就職氷河期と言われる時代です。 当時、新卒採用コンサルティングで一世を風靡した会社が発行する黄色い就職情報誌に惑わされ、僕はとんでもないブラック企業に入社してしまいました。 1.全く受かる気がしない就職氷河期の中での就職活動 時は正に世紀末。1999年大学3年生の秋。就職氷河期真っ只中で、僕の就職活動は始まりました。 この頃は既に、一般家庭にもインターネットはかなり普及していましたが、まだ電話線でつなげるダイヤルアップ式接続です。 今の若い人

    • 刑務所生活の様な新卒研修

      前の記事で書いたブラック企業に入社を決めてしまった自分は、入社日直前に新卒の同期全員と、静岡県にある管理者養成学校という訓練施設へ送られる事となります。 入社後ではなく、入社前というのがまたアレですが。 ここで1週間ほど、刑務所の様なストイックで非日常的な時間を過ごすのです。 ここに入るとまず、白い訓練服を着させられます。まるで囚人の様です。 もちろん男女は分かれますが、複数名で寝泊まりするドミトリー式の部屋でした。 どこの部屋に入る時も必ず、入り口前で一礼して「失礼しま

      • 無駄に自信がある人、プライドが高い人

        僕は転職エージェントという職業柄、今まで2,000人近くの求職者と面談をしてきました。to B営業も含めれば、数千人の単位で面談をしています。 十人十色と言う位で一人ひとり個性はあるわけですが、それでも人間のタイプ別の傾向というものも見えてきます。 今日はその中でタイトルに書いたように、「無駄に自信がある人、プライドが高い人」タイプの人のお話をしようと思います。 こういうタイプの人は高圧的な態度だったり、人の意見を素直に聞き入れなかったり、世の中全て分かっている様な言動を

        • ベトナム人はパーソナルスペースが狭い

          ベトナムで仕事をする様になって思った事は、パーソナルスペース(体と体の物理的な距離)が狭い、というか無いに等しいという事です。 ググってみたら、やはりその様なことを書いた記事が色々出てきました。 昔から存在する村文化がまだ根付いているから、とかそういう背景があるみたいですが、僕はベトナムの歴史や文化に詳しいわけで無いのでそこは割愛します。 ただとにかく距離が近いです。先日ハノイの空港に到着して、飛行機から到着ゲートに移動するバスで、係員の男女が一つの座席に一緒に座っているの

        2001年就職氷河期、新興の就職情報誌にそそのかされ、超ブラック企業に入社

        マガジン

        • 【連載記事】就職氷河期からブラック企業へ
          2本

        記事

          ハノイ 生活用品買い物記録

          ハノイに赴任してきて生活用品を買い揃えていますが、自分用の記録として記載。 コーナン(KOHNAN JAPAN) ・ヨガマット VND176,000 ・壁掛け時計 VND342,000 ・シャワー用ボディブラシ VND79,000 無印良品(MUJI) ・フローリングワイパー・ヘッド部分 VND157,000 ・フローリングワイパー・柄の部分(伸縮可能) VN156,000 ・室内スリッパ VN225,000 ・バスタオル VN195,000 ダイソー(DAISO)

          ハノイ 生活用品買い物記録

          自己肯定感を高めることは本当に必要なのか?

          こんにちは。今日は「自己肯定感を高めることは本当に必要なのか?」というテーマでお話ししたいと思います。40年ちょっと生きてきた、今時点での自分の考えを書いてみます。 自己肯定感を高める必要はあるのか? 昔は良く、「自信を持て」「自分を肯定しろ」と言われました。 でも、そうしようと思えば思うほど自分を追い込んでしまい、結局何か失敗した時に余計に落ち込んで自己嫌悪に陥る負のループです。 それに、根拠もなしに自信満々だったり、自分大好き人間だったら、そんな人はちょっとアホだろう

          自己肯定感を高めることは本当に必要なのか?

          【ベトナム・ハノイ】路線バスで遊ぶ

          少し時間が経ってしまいましたが、4月27日〜5月1日までベトナムは5連休でした。 まだハノイに来て1か月。友達もいないので、「ランダムバスすごろく」というゲームを自分で作って遊びました。楽しかったですw 一人で淋しい人はやってみて下さい。 東京23区のバスか電車でやっても面白いかもしれませんw

          【ベトナム・ハノイ】路線バスで遊ぶ

          ベトナムのハノイに移住して来て感じた事

          この度、しばらくベトナムで仕事をする事になり、ジャカルタからハノイに来ました。 移住最初の1週間で率直に感じた事をまとめてみます。 ビールが安い 今までホーチミンには何度も足を運んだので知ってはいましたが、やはりベトナムはビールが安い。 基本的にお酒が高いインドネシア在住者にとっては、ベトナムのビールの安さが感動ものです。 地場のビールなら、330ml缶が概ね70円。ベトナムに工場があるサッポロビールも地場ビールより少し高いとはいえ、1缶125円程度です。 ちなみにインド

          ベトナムのハノイに移住して来て感じた事

          インドネシア 2024年最低賃金が決定

          先月末にインドネシアの2024年最低賃金が決定されました。 インドネシア労働組合総連合の議長から15%上昇の要請があったり、今年も工業団地エリアではデモなどがありましたが、昨年の7%前後の上昇に対して2024年の首都圏主要エリアでの上昇率は、1.31%~3.92%の上昇に留まりました。

          インドネシア 2024年最低賃金が決定

          『2023年度版インドネシアにおける賃金検討 無料ガイド(PDF版)』を公開中!!

          本無料ガイドは、本年10月下旬にリリースした「2023年インドネシア給与調査レポート(全83社・ 総従業員数10,883名)」(有料版)の内容をもとに、その概要と賃金検討に役立つ情報をまとめた 2023年度版の無料ガイドです。 こちらのフォームからお申し込み頂くと、PDFを無料でダウンロード頂けます。 ※有料版の給与調査フルレポートのお申し込みはこちら。 本無料ガイドでは、インドネシアでの賃金検討に関わる以下の情報を一通り把握する事ができます。 ・最新のインドネシア人

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          日系もしのぎを削るインドネシアの外食産業

          東南アジア最大、世界でも第4位を誇る人口を持つインドネシア。 地場はもちろん、日系やその他外資の外食も多数進出し、しのぎを削っています。 インドネシアは年々所得が上がっており、世界的な日本食ブームの後押しもあって、外食産業は非常に大きなポテンシャルを持っています。 私がインドネシアに在住しているこの11年間でも、日系含めた多くの外資が参入し、地場企業も業態を進化させ、日本人の我々からみてもかなり選択肢が豊富になったと思います。 その一方で進出しても苦戦し、撤退する日本の外食企

          日系もしのぎを削るインドネシアの外食産業

          配車アプリが出来る前から、生活様式はある意味進んでいたインドネシア

          東南アジアで最大、世界でも第4位の人口を誇るインドネシアでも、配車アプリがすごく普及しています。 地場企業の運営するGo-jekや、マレーシア発のGrabの二大アプリが覇権を握っている状態です。 始めにUberが進出し、その後の2015年にGo-jekのスマホ向けアプリがリリースされ、スマホの普及とも相まって配車アプリはインドネシアでも一気に拡がりました。 配車アプリとしては自動車とバイクタクシーを呼ぶことができ、フードデリバリーもあります。 単発だけでなく、6時間や12時

          配車アプリが出来る前から、生活様式はある意味進んでいたインドネシア

          英語面接対策の3つのポイント

          私は海外転職のアドバイザーもしておりますが、仕事柄、英語の面接に向けてどんな対策をすればよいですか?と聞かれることがしばしばあります。 オススメの対策サイトを聞かれた事もありますが改めてググってみると、「良く聞かれる質問例や回答例」、「使えるフレーズ50選」みたいなサイトしか出てきません。 そもそも、英語の面接だろうが日本語の面接だろうが、付け焼刃で準備したフレーズで応答するのは、果たしてそれは人間同士のコミュニケーションと言えるのかという疑問が生じます。 そこで、今回は私

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          小手先のExcelテクニックを学ぶ前に、リレーショナルデータベースを学べ

          巷には「超速Excel仕事術」、「仕事に差がつくExcelテクニック〇〇選」のような書籍や記事が溢れていますが、私はこの手のものに甚だ疑問を感じております。 仕事でExcelを使う以上は関数やテクを学ぶ必要はあるし、何かを調べたい時に役立つ記事もあるのですが、「これを学べば超絶仕事ができる様になる!」といった論調の記事が散見される現状には、苦言を呈さずにはいられません。 Excel操作が得意でも本質的に仕事ができる事にはならないし、PCが普及する前の時代で言えば、ペンと計算

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          9ボックス - 合理的で効果的な人事評価と処遇管理の為に【攻めの人事-第10話】

          攻めの人事も第10話となりましたが、今回は処遇管理でしばしば使用される、9ボックス(9ブロックとも言う)をご紹介します。 第7話、『「業績評価」と「能力評価」の本質的な役割を理解しよう』 で、 昇進・昇格対象者の検討には「卒業」要件基準と「入学」要件基準の両方を見に行く、というお話をしました。 9ボックスを用いて自社の社員を評価・処遇検討してみると、この卒業要件と入学要件の意味合いがより理解し易くなります。 9ボックスを用いた処遇管理9ボックスはアメリカのゼネラル・エレクト

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          9ボックス - 合理的で効果的な人事評価と処遇管理の為に【攻めの人事-第10話】

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          作成も運用も難しい「コンピテンシー」【攻めの人事-第9話】

          前回の第8話ではパフォーマンス評価の為の要素としての目標管理について取り上げましたが、 今回は能力評価に用いるコンピテンシーについてお話したいと思います。 そもそもコンピテンシーとは?コンピテンシーとは1970年代のアメリカで、外交官の業績に差が出る理由を研究したところから始まった概念で、一般的には高い業績や成果につながる行動特性の事を指します。 人事マネジメントへのコンピテンシー導入は今までも試行錯誤の歴史があり、様々な考え方があります。 どのようにコンピテンシーを定義

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          作成も運用も難しい「コンピテンシー」【攻めの人事-第9話】

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