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「リハビリテーション専門職の経験年次別悩みリスト」作成の経緯

理学療法士になって13年目。
「十年ひと昔」と言うように、キャリアとしてひとつ目の節目は過ぎた。
しかし実際はまだまだだ。

1年目の頃は、
(早く30年目になりたい。「30年目です」って言いたい)
と思っていた。経験年数がモノを言うと思っていた。
少なくとも、10年以上経てば見える景色が違うだろうと。怖いものはなくなるんだろうと。

ところがどうだ。
10年経ったって変わりゃしねぇ。一体何に期待してたんだ。
時間さえ過ぎれば無敵になれると思っていたのか?

そうじゃなかった。
何年経っても悩みは尽きないのだ。
成長しているしていないに関わらず、その時々の悩みは噴出する。
きりなく悩みが噴出するもんだから、自分が成長しているのかどうかが分からなくなる時がある。
(え、成長したらもっと世界は明るいんじゃなかったのか…?)
って。

自分を測るものさしは色々ある。
手っ取り早いのは外部環境に触れる事。
普段の職場の外に飛び出して、同職種の今まで知らなかった人、他職種の人、他業種の人、地域の人、違う世代の人、子ども、
そんなちがう環境に触れることで大体解決することが多い。

数年前までは僕もいろいろ行っていた。普通にしてたら閉じこもりがちな性分なので、半ば無理やり外部環境に触れに行き、耐性を付けながら、その都度自分の力量を測っていた。これを荒療治というのか、脱感作療法とでもいうのか、まあまあ追い込んだと思う。

いいこともあった。その中で
(自分って意外と認められてるな)
って感じる場面もあった。

僕に限らず多くの場合、そうやって自分の成長は他己評価から知るもんだと思っている。

しかしコロナ以降、世界と価値観が変わり外に出向かなくなった僕は、
今の自分の正しい状態を知ることができない。

そこで、これまでの経験年数ごとに感じていた悩みを、
挙げられるだけ挙げてみることにした。

悩みは尽きねど悩みの種類は変わってるはず。
どういう種類の悩みかを見たら自分の変化も見えるだろうと。

特に理学療法士としての悩みだけど、
言語聴覚士・作業療法士の方にも共通する部分はあるかと思う。
また医療以外の他業種の方も、自分の経験に照らして共感頂ける部分はあるかも知れないし、箸にも棒にも引っかからないかも知れない。


ここまで前置きしときながら、どんな風に仕上がるか想像もつかない。

次回、
「リハビリテーション専門職の経験年次別悩みリスト」編
お楽しみに。