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プロジェクト・デザイン事始め その1 ILOプロジェクト・デザイン・マニュアルを吟味する
このノートは、多摩大学大学院の講義で使用してきた教材を下敷きに、その大幅改定のためのドラフトを、クリエイティブコモンズ[©中分毅 (Licensed under CC BY-NC-ND 4.0)]として公開するものです。
8月1日にPMBOKの第7版(以下PMBOK®7thと記す)が発行され、私は8月26日に「PMBOK®7thの先へ プロジェクト・デザインでプロジェクトの発意・形成と実行をつな
コスト・マネジメントという困難な仕事に、プロジェクト・マネージャーはどう立ち向かえばよいのか
このノートは、多摩大学大学院の講義で使用してきた教材を下敷きに、その大幅改定のためのドラフトを、クリエイティブコモンズ[©中分毅 (Licensed under CC BY-NC-ND 4.0)]として公開するものです。
今回はその第5講として『コスト・マネジメントという困難な仕事に、プロジェクト・マネージャーはどう立ち向かえばよいのか』ということについてお話しします。
この記事の最後で、過去のノ
番外編 PMBOK®7thの先へ プロジェクト・デザインでプロジェクトの発意・形成と実行をつなぐ
8月1日にPMBOKの第7版(以下PMBOK®7thと記す)が発行されました。
私はTGS多摩大学大学院でPMの講義を担当している手前もあり予約購入しましたが、一気に読み進めることのできる程面白い本ではないので、一日2時間程の時間を当てて何とか読了しました。
既にnoteにも優れた紹介記事が投稿されていますが、このnoteは少し観点を変えて、PMを担う方々のより有効性の高い実践のために、PMBOK
「変革の時代の組織リテラシー」 第4講 その2ープロジェクトの進行段階に応じたマネジメントの焦点
品質マネジメントで重要なのは、目標設定におけるトレードオフの解決とプロジェクトの進行段階に応じた焦点の設定です。
品質はPMの鉄の三角形QCTの一角を占めるものですが、Cコスト、Tスケジュールがプロジェクトの制約や効率性(efficiency)に属するのに対して、品質マネジメントは要求の実現過程を対象とし効果(effectiveness)に属するという相違点があります。品質は、期待や要求事項を満
「変革の時代の組織リテラシー」 第4講 その1ー目標設定におけるトレードオフの解決
品質マネジメントで重要なのは、目標設定におけるトレードオフの解決とプロジェクトの進行段階に応じた焦点の設定です。
品質はPMの鉄の三角形QCTの一角を占めるものですが、Cコスト、Tスケジュールがプロジェクトの制約や効率性(efficiency)に属するのに対して、品質マネジメントは要求の実現過程を対象とし効果(effectiveness)に属するという相違点があります。品質は、期待や要求事項を満
「変革の時代の組織リテラシー」 ープロジェクトの目標や要求事項の設定は極めて重要だが、難しい。では、どうするか-
2月から始めたこの講義も5記事目となりました。
第3講ではプロジェクトの目標や要求事項の設定の難しさを共有するとともに、その難しさをどう乗り越えていくかを具体事例と共にお伝えします。
私達は、正統派プロジェクト・マネジメントPM2.0の限界性を克服するPM3.0を目指しています。
PM3.0に向けた着眼点として、プロジェクトの目的は所与ではなく、組織戦略とその実行であるプロジェクトとの接点は、
「変革の時代の組織リテラシー」第2講その2:プロジェクトの失敗を招く15のDON'Ts
第2講-その1では「プロジェクトの成功を測る8つの視点」についてお話ししました。第2講-その2では「失敗を招く15のDON’Ts」についてお話しします。
第2講-その1はこちらからご覧いただけます。
このnoteは、多摩大学大学院の講義で使用してきた教材を下敷きに、その大幅改定のためのドラフトを、クリエイティブコモンズ[©中分毅 (Licensed under CC BY-NC-ND 4.0)
「変革の時代の組織リテラシー」第2講その1:プロジェクトの成功を測る8つの視点
第2講では「プロジェクトの成功を測る8つの視点と失敗を招く15のDON’Ts」についてお話しします。
プロジェクト・マネジメントは何のために行うのでしょうか?当たり前すぎる答えかも知れませんが、それはプロジェクトを成功させるためだ、と言えるでしょう。
では、プロジェクトの成功とは何を意味するのでしょうか?この問いの答えをどう考えるかは、実際のプロジェクトの運営においても、それを支えるプロジェク
「変革の時代の組織リテラシー」第1講:そもそもプロジェクト・マネジメントとはなにか?
第1講では「そもそもプロジェクト・マネジメントとはなにか?」についてお話しします。
導入講で述べた「PM2.0からPM3.0へ」を考える前提として、プロジェクト・マネジメントの源流とPM2.0の骨格的方法論について理解し、その有効性と限界を理解いただくことを目指しています。
プロジェクト・マネジメントを学ぶ際、学術的な理論と現場でどうプロジェクトを回すかという実践方法がそれぞれ別に語られており、そ
「変革の時代の組織リテラシー」導入講:なぜ今、プロジェクト・マネジメントが必要か?
みなさまこんにちは、中分毅(ナカワケ・タケシ)と申します。
私は、40年余り、日本国内や中国、ロシア、ベトナム、中東等で、建築プロジェクトや都市開発プロジェクトに携ってきました。そこで、プロジェクト・マネジメントの重要性を実感し、有効性の高い(effective)プロジェクト・マネジメントのあり方を模索してきました。2015年からは、多摩大学大学院経営情報学研究科MBAコースで、プロジェクト・マネ