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61歳パパの子育て。家族3人、夏風邪より復活

 幸せは追いかけるものではなく、気がつくもの
 ゲッターズ飯田@getters_iida

ゲッターズ飯田Twitterより

夏風邪で息子が先週1週間保育園を休んでいて、今週、復帰して気がついた。いつも息子と遊んでいるお友達が一人もいない・・・

玄関には、こんな張り紙があった。
「ヒトメタニューモウイルス感染症に感染し欠席する園児が出ています。重症化すると気管支炎、肺炎を引き起こします・・・。」

先週3連休明けに保育園にお休みの電話すると、
「今日は発熱でお休みする園児が多くて・・・」
バタバタしている様子だった。今月からプールが始まったことも関係あるかもしれない。

かかりつけの元町の病院に行くと、
「夏風邪、流行っているからねえ。今、10種類くらいあるから・・・きちんと治さないと、ぶり返すことも多いから今週いっぱい休ませた方がいいですね」とアドバイスをもらった。

病院から戻って夕方から息子は40度くらいまで熱が上がり、夜になると咳が酷くて眠れない様子。俺たち夫婦もほとんど眠れぬ夜を過ごした。

息子は熱が上がったり下がったりしたが、週末からは平熱に安定し咳も落ち付いてきた。すると睡眠不足だった妻に風邪がうつり、続いて俺にうつった。みんな同じ咳をしていた。

川の字になって寝ているから、家族全員風邪は「あるある」だ。

でも、旅三昧の生活をしていた旅行会社を経営していた時代、同じ部屋で寝ていても、亡くなった妻や娘たちがインフルエンザに罹った時も俺だけ平気だった。旅をしなくなった、この5年。確実に免疫力も体力も落ちていると実感した。風邪も引くことも滅多になかったのに・・・。

俺は38度の熱が出て近所の病院に行って
「息子の風邪がうつったみたいで・・・聞いたことのないヒトメタニューモウイルス感染症で保育園を休む園児も多いようで・・・」
問診すると、医師がニヤリと笑い、
「まぁ、風邪だな 笑。最近はすぐに大騒ぎして、やたら知ったかぶって難しい名前をゴチャゴチャいう輩が多くて困る」
なんだかホッとした。
「医師の本分?役割とは何か?」考えた・・・。

珍しく一昨日から2日間寝込んだ。「隊長が体調不良なんてシャレにならない」。まだ本調子とはいかないが、今日は、だいぶ調子がいい。

今回、敢えて妻と別々の診療所に行って気が付いた。近所の内科なのに、全く違う対応だった。症状も同じで同じ初診で処方箋料を含む医療費が俺が1,000円、妻が2,000円と倍も違ったのだ。その違いは何か?明細書を見てわかった。

新型コロナ対策での院内トリアージ実施料が入っているかいないかだった。妻は一歩も院内に足を踏み入れることなく、屋外で診察を受けた。

処方された薬は微妙に違ったが働きは同じ効力のあるもので料金も680円と一緒だったが、薬局の対応も全く違った。俺が行った診療所からすぐの薬局では「おくすり手帳」と保険証の提出というお馴染みの流れだったが、妻が行った薬局ではマイナンバーカードを読み込む機械が設置されていて、今回のお薬情報などが登録できるようになっていた。病院に行くことがほとんどなかったから、俺にとっては今回何もかもが新鮮だった。

息子が保育園に行かない土日祝日は自分の時間が持てない。だから、息子と徹底的に遊ぶと決めている。なので、3連休から約2週間、アレコレやろうと思っていたことが全くできていない。

夫婦で風邪を引くと、分担している家事も滞るからシンクから目をそむけたくなるほど洗い物でいっぱいだ。でも、できなかった過去を悔やんでも何も生まれない。大切なのは、これからどうするかだ。

「今日もアッチーな、なんとかならねぇか、この猛暑・・・」なんてダラダラしてクーラーのいる部屋にいては、体力は衰える一方だ。

病気になると、普段考えないことを考える、いい機会になった。ついつい当たり前と思ってしまうことも、当たり前じゃない。

35年、旅行業界にいてアクティブな旅を隊員(お客さん)と一緒に体感、体験した。53歳の夏、酷暑の中、東京・明大前から3日間で100km歩き、富士山ゼロ合目から登頂した。54歳になった年末、アフリカ大陸最高峰5,895mのキリマンジャロを登頂した。モンゴルに15年通い続け、全速力で大草原を馬で駆け、何人ものモンゴル人と競争して何度も勝った。今年62歳になる俺にとって、あの頃の体力を超えることは叶わないかもしれないが近づけることはできる。

息子の力は増す一方。最近、俺の胸を思いっきり「ドスンッ!」と叩いてニコニコ不敵な笑いを浮かべるようになった息子、3歳9ヵ月。

妻の実家の家庭用プール、すっかりお気に入りの息子

決意を新たにする、俺。
日々、生かされていることに感謝し、自分自身のためにも、家族のためにも、目標を持って体を鍛え直そう、そんなことを本気で考えた2週間だった。


 みんなよく笑うようになったと思わない?
 あたしたちにとって「楽しい」は
 もう特別なことじゃなくなった。
 これが日常茶飯事になったのよ。
 だから、楽しむこと、
 もう怖がらなくていいのよ。
 たとえ悪いことが起こっても
 その先できっと
 また笑えるんだから
 NHK連続テレビ小説『らんまん』より

NHK連続テレビ小説『らんまん』より

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