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コーヒーの素晴らしさを教えてくれたあなたへ①

ナカジです。

今日は私がコーヒーを
好きになったきっかけを紹介。

初めて味わったのは
小学生のときに飲んだ
インスタのコーヒー。

父が飲んでいた物を
少し飲んだが

「何これ!?
こんな苦いまずい物をなぜそんな
美味しそうに飲む?? 」

と良くない思い出だった。

「苦いからコーヒーは
飲まないようにしよう
飲むとしてもミルクか砂糖入りだな」

そして


コーヒーは苦い物が好きな
大人の嗜好品


と言う考えがこの時芽生えた。

時は流れ中学生になり

母と一緒に
地元のカフェに行った。

こじんまりとしたテーブルに
オレンジ色のライト

焙煎機とエスプレッソマシン
生豆の入った麻袋

置いてある物一つひとつが
当時は知らない物だらけで
新鮮だった。

アボカドと野菜を挟んだ
ベーグルサンドに
サラダとヨーグルトが付く

ベーグルサンドのプレートと
紅茶を注文。

コーヒーのメニューが多く
他のお客さんも
コーヒーを飲んでいたから

コーヒーが売りなのだろう
と思ったが注文しない。

なぜなら
あの苦い思い出があるから
(コーヒーだけに笑)

母はコーヒーを注文していた。

プレートが運ばれて来て
普段家では出ない料理に
心は大はしゃぎ。

丸くて可愛らしいフォルムの
ベーグル。

小さな器にちょこんと入った
グラノーラとヨーグルト。 

フレンチドレッシングがかかった
彩り鮮やかなサラダ。

盛り付けのビジュアルに
魅了されながら
ベーグルサンドを一口。

モチモチで噛みごたえがあり
シャキシャキの玉ねぎの食感

オリーブと塩に漬けた
ドライトマトの塩味

「うまい…」

思わず口にしてしまった。

「美味しいよね!」

と母も笑顔でベーグルを
頬張った。

食事してしばらくしてから
コーヒーと紅茶が
運ばれて来た。

暖かい紅茶は
体に染みるなぁ。

母はコーヒーを
大切そうなゆっくり味わっている。

その姿を見ていると
なぜかわからないが

すごく美味しそうな
物を飲んでいるように見えた。

カフェマジック
のようなものなのかも。

「飲んでみる?」

と私に勧めてくれた。

「飲む!」
と乗り気になって
マグを受けとった。

「今なら飲めるようになるのでは?」

と根拠のない
自信のような物が湧いて来た。

そして一口。


「にーがーいー!」


結局苦くて飲めず
紅茶で口直し。

「こりゃ一生コーヒー飲めないな」

と思っていたが

このカフェとの出会いが
私の今後の人生を
左右するほどの

ターニングポイントに
なるのだった。

つづく

皆が今日も美味しい物を
食べられますように♪


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