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さよなら僕の性格~中井佑陽自伝~高校時代 前編

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高校生時代、友達ができず、一人になってしまった中井佑陽。 モテるはずだったのに、楽しいはずだったのに……。 輝かしい青春のイメージとは真逆の現実。 溜まっていく欲求不満。 現実を…
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記事一覧

『さよなら僕の性格~中井佑陽自伝~(高校時代 前編)』を連載します

近日。AmazonKindleにて、本を出版する予定です。 それに先立ち、noteの場をお借りして、自伝…

中井佑陽
5年前

『さよなら僕の性格』プロローグ

どこのクラスにも、一人くらい、友達を作らず、自分の席に座ったまま、何もしゃべらずひとりで…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第1話 高校入学

高校へは推薦で入った。 群馬では、一応進学校と呼ばれている高校だった。 僕は、東京領埼玉…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第2話 クラスで孤立

次の日からも、僕はチャンスを伺っていた。 他のクラスメイトたちが、徐々に関係を気付いてい…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第3話 部活

『けいおん!』というアニメが人気を博した。残念ながら僕が高校生のときにはまだなかったのだ…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第4話 殻にこもる

何の意志もなく、流されて入部した部活。 そこはバイオリンやチェロ、キーボードなどでアンサ…

中井佑陽
5年前

『さよなら僕の性格』第5話 Y先輩(1)

その人は小さくて、かわいらしい人だった。 教室では、すでに光を反射させる気力すら失い、誰からも見えなくなっていた僕。そんな僕に対してすら、親切に接してくれた部活の先輩たち。その中でも、特に、明るい笑顔で僕によく声をかけてくれた人がいた。 よくしゃべる、人なつこい性格の女性。 自分から人に話しかけられない呪いにかかっている僕にとって、彼女から話しかけてもらえることは、日々の小さなオアシスだった。 Y先輩としておこう。 部活が休みの6月のある日、自転車に乗って帰ろうとし

『さよなら僕の性格』第6話 Y先輩(2)

Y先輩と一緒に帰れるという、最高のシチュエーション。ああ、できれば、この様子を、クラスの…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第7話 Y先輩(3)

次の日も、朝からY先輩のことばかり考えていた。 そして、教室で頭を抱えながら、昨日、誕生…

中井佑陽
5年前

『さよなら僕の性格』第8話 成績

最初の試験が終わり、合計点の成績優秀者が職員室前の掲示板に貼り出されていた。 僕はどうし…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第9話 夏休み(1)

勉強で一番になって、普段僕のことを無視し、いないように扱い、何の価値も見いだそうとしない…

中井佑陽
5年前

『さよなら僕の性格』第10話 夏休み(2)

夏休みというのは学校に行かなくてもいい期間のことである。 学校に行かなくてもいいというこ…

中井佑陽
5年前

『さよなら僕の性格』第11話 夏休み(3)

夏休み、家にいると、なんとなく鏡で自分の顔を見て、もっとどうにかならないものかと考えるこ…

中井佑陽
5年前
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『さよなら僕の性格』第12話 昼休み

夏休みを挟んでも、校舎は溶けずに残っていて、僕の「友達いない生活」は続いた。 まず、登校したら、自分の席に座り、何もしゃべらないまま授業を受ける。 ここまではまだいいとして、鬼門は昼休みである。 「先生、昼休みなんかいいから授業をしましょう」と言いたくなるほど、友達がいない者にとっての昼休みは心が休まらない。 机の木目をずっと見ながら、時間が過ぎるのを待っていた。 「あのさあ、友達いないなら、教室で一人でぼんやり机の木目を見ていないで、図書室で本を読めばいいじゃない