正しく「問い」をとらえる
オンライン会議が多い今日この頃、まだ以前と比べ、コミュニケーションが適切にできていないと感じる。
というのも、解決すべき課題に対するアクションが満足な結果に結びついていないからだ。
これはアクションに問題があるというよりは、
解決すべき課題=本質的な問いを捉えていないからと思っている。
例えば、左側にAという岸と、右側にBという岸があり、AとBとの間に溝がある。この溝が「解決すべき課題」である。
Aは、Bの岸の状態を認識し、BはAの岸の状態を認識する。お互いの前提を理解する。
前提が定義されて初めて「溝」の状態が明らかになる。
AもBもお互いの岸に行けないので、対話によって理解する。
この対話が十分にされていないと、溝=解決すべき課題は明確化されない。
片方が理解してももう一方が理解していないと、溝は明らかにならない。
つまり、その溝がどれくらいの幅でどれくらいの深さかわからないままであり、適切な解決アクションを作り出せない。
最近、私は、課題を細かく分けて、カテゴリごとに相互理解するように努めている。
つまり、一つの大きな溝をいきなり明確にするのではなく、溝を三つくらいのカテゴリ(例:幅、深さ、長さ)に分けて、まずそれぞれを明らかにして、最後に全体確認している。
解決アクションの前に、正しく「問い」をとらえたい。
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