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右脳と左脳を交互に使う

よく、「あなたは右脳派?左脳派?」という紹介がありますが、基本的には双方の力を持ち合わせています。

その中で、右脳が強いか?左脳が強いかということはあるかもしれません。

例えば、本の物語を読んで映画のように情景が浮かぶ人は右脳がかなり強いです。

理路整然と話が出来る人は左脳がかなり強いです。

社会においてもビジネスシーンでも両方使うことがあるわけですが、事業開発では、特に意識して右脳左脳を場面に応じて使います。

例えば、ビジネスモデルを確立するまでのフェーズを4つに分けるとするなら
「観察する」「理解する」「解決する」「検証する」
があります。

・観察する 
実際にそこで起こっていることを見たり、当事者から話を聞いたりして、カスタマーペインを感じ取り、自分の中にペインを取り込みます。これは「右脳」を強く働かせます。

・理解する
集めた様々な情報を整理し、カテゴリー毎にまとめ、分析を行います。ひとつひとつ深掘りしていき、内容を明確にしていきます。これは「左脳」を強く働かせます。

・解決する
まとめた情報をロジックで突き詰めると多くのひとが納得できる答えを導くことはできます。しかし、面白味は無く、独創性(ユニーク)はありません。ここは「右脳」を働かせ、ロジックにひねりを加え、アイデアを閃かせます。

・検証する
創り上げた仮説を、適切なターゲットに、抜け漏れない評価項目を持って、現場で確認します。その評価を事実だけを持って、分析します。冷静に「左脳」を働かせます。

注意が必要なことは、左脳フェーズにおいて、右脳を引きずってはいけません。

左脳フェーズでは、感情に揺さぶられることなく、冷静に事実を基に、アウトプットを出してください。

最新のイノベーション理論『両利きの経営』(スタンフォード大学経営大学院チャールズ・A・オライリー教授提唱)で言われている「知の探索」と「知の深化」にも共通していることと強く感じます。

場面場面で切り替えるのは大変ですが、

柔軟に両方使えると、考え方の幅が広がります。

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