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イノベーションする時間が欲しい

イノベーションする時間をどう作るか? 

私からすると、カスタマーペイン(顧客課題)をとらえ、解決する時間をどう作るか、と同じ意味になります。

ビジネスサイクルの中で、そういう時間を作るのは難しいですよね。

本来、商材を開発し、販売拡大していくことに、多くのリソースを費やしますから。

例えば、セールスサイクルにおいても、

「顧客への認知」

「顧客の理解」

「顧客との合意」

「顧客へのフォロー」

とそれぞれのフェーズにおいて、カスタマーペインを聞くチャンスはあるのですが、取りこぼしています。

それは、セールスプロセスを進め、売上げにつなげることを優先しているからです。

私もそれを第一優先にすべきと考えます。

しかし、カスタマーペインは、次の商材開発の機会であり、事業を大きくする大事な要素です。

ですので、

カスタマーペインを得る時間を確保する必要があります。

人間が今行っているタスクを機械にやってもらうことで「時間」を確保できないでしょうか。

振り返れば、多くの機械化、自動化で多くの生活時間を確保できていますね。

ビジネスサイクルにおいても十分適用できると考えます。

まずは、フィジカルアクションのデータ化。セールスの例で言えば、営業トークのデータ化。

実際の顧客との会話を書き起こし、文書保存することは可能です。

そして、データの整理。会話の中で必要なものとそうでないものがあります。

例えば、アイスブレイクや「えっとー」とかは要りませんね。

多くのパターンを記録していると、分析ができ、どのパターンが成功確率が高いか、数値として見えます。

また、そこから学習して、最適のパターンを作り出します。

その最適のパターンを何度も繰り返し、問題がなければ、機械に置き換えます。

先のプロセスに機械学習を織り込むと、自律的に常に最適のパターンを更新してくれます。

こうして、機械に今までのタスクを任せ、人間が出来るイノベーションする時間が増えます。

カスタマーペインは顧客によって違います。

それをとらえ、自分自身がそれを課題と認識することも難しい作業です。

顧客の課題を、自分の課題とすることで、解決する意志が生まれ、本気で解決する手法を見出そうとします。

そこからイノベーションは始まると信じています。ですので、そういう時間が欲しいのです。

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