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管理職の罰ゲーム化

「管理職の罰ゲーム化」
という記事、
最近ネットで見るようになりました。
言い得て妙だと思いました。

わたしも、長年、
巨大企業で管理職を
やっていた時期があり、
他人事とは思えず、
ついつい内容を読んでしまいます。

ここでは、
管理職となって辛い思いをし、
悩んでおられる方
に、
なにか一助となる言葉を
お送りできればと思います。

わたしは、
争いはそもそも苦手。
ましてや罰ゲームがあるなんて、
もってのほか。

40歳あたりになると、
自分の組織、部下、
いや、、
本音のところは
「自分」を守るため
争わなければいけません。

若いころまでは、
自分の成長のことだけを考えて
純粋に仕事のスキルだけを
伸ばせば良かった。

でも、管理職になると、
戦わないといけない
まじで、小説
「半沢直樹」
「白い巨塔」
「官僚たちの夏」
みたいな世界です。

戦わないと、勝ち続けないと、
自分の立場が危うくなる。
そうすると、
ますます仕事がしづらくなる。
それでますます
自分の居場所がなくなる。

わたしは、
こんな負のループに完全に
はまってしまいました。

そして、わたしは、
その会社を去りました。
それは、
自由に生きたい、
家族との時間を大事にしたい
という理由から。

しかし、それは、同時に、
自分の居場所を追われた
という理由から。

どちらが本音?
ってよく
自分に問いかけるのですが、
どちらも本音。
これは、負け惜しみではなく。

なぜなら、両者は
表裏一体
だと思うからです。

これこそが進化の歴史。

水や餌が豊富な海を追われ、
陸上に上がって敵が少ない
安全を求めた陸上生物。

豊かな森を追われ、
知能で生き抜くことを
決めた古代人類。

それがなければ
進化が無かったはず。
(cf. サメは進化せず、
 ただデカくなって海では
 無敵となった古代魚)

なので、
逃げること=
新天地を求める
進化のプロセス

だと
捉えてます。

自分の居場所=自由に生きる

それが、会社で実現できる人は
それはそれで立派。

できない人は、
新たに自分の居場所を探す
新天地を求める。
ただそれだけ。

わたしは、
山崎豊子さんの小説が
大好きです。

そこに出てくる主人公たちは、
みんな、
有能で誠実で高い志を持つ
かっこいい人たち。

そんな人でも、
会社、組織、仕事の中での
戦いに敗れ、
生きる意味を見失い、
そこから別れを告げる。

そんな中、
運命の人に出会い
人生の転機が訪れ
会社や組織から離れたところで
もっと大切な生きる意味を見出す。

そういう人が素敵だなっと
思うし、
自分もそういう進化を遂げたいな
と思うのでした。

ぜひ、
読んでみていただければと、
思います。


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