喜怒哀楽が少ないと言われて傷ついた日
「喜怒哀楽が少ない」というようなことを、上司に言われた。
とくに好きでもない仕事をし、居たくもない場所で毎日8時間拘束させられているのだから、そりゃテンションも低くなりますよ、と思いながらも、そんなことはさすがに言えないので、「感情をあまり表に出すタイプではないので笑」と笑っておいた。
いつもテンション高めで、感情をバーっと表に出すタイプの上司からすると、私はテンションが低く感情がなさそうに見えるのかもしれない。自分でも、感情表現が豊かな方ではないという自覚はある。
感情が表にあまり出ないと言っても、わたしにも感情はあるので、「喜怒哀楽がない」と言われると傷つく。
人間に当たり前に備わっている感情が、自分は乏しいのだろうかとか、どこか普通の人とは違うのだろうかと、人格否定をされているように感じる。
上司は、私に変わって欲しいと思ってそう言ってくれたのかもしれないけど、私としては、心の傷と、その上司への嫌悪感を抱いただけだった。
過去にも、「なにを考えているのかわからない」「なにも考えてなさそう」「人に興味がなさそう」などと言われたことがある。
私としては、これが自分にとっての普通で、考えてることはあるし、人に興味がないわけでもない。周りの人と何が違うのかよくわからない。
このようなことを言われると、周りの人には普通にあるものが、自分にはないのだろうかと感じ、自信がなくなるし、傷つく。
傷ついているけど、感情が表にあまり出ないタイプなので、そう言われて傷ついているような表情もしていないだろから、相手は私が傷ついていることにすら気づいていないのだろうなと思う。
そういった言葉から、自信が一気になくなる。相手とコミュニケーションが全く取れないわけでもないと思っている。初対面の相手とだって、それなりに会話はできるし、会社でだって周りの人と雑談もしながら、"普通"にしているつもり。
実際、学生時代だって周りに友人はいたし、今でも連絡を取って定期的に会っている友人も、多くはないけど、いる。
それなのに、喜怒哀楽が少ないとか言われることで、自信がなくなるし、今まで自然にできていたことすらできなくなってしまうほどの影響力がある。
あなたは、私にこうなって欲しいとか、もっとこうしたらいいという思いで言ってくれているのかもしれないですが、その言葉が私を傷つけていることに気づいていますか?
みんながみんな、あなたのようにテンション高く明るく振る舞えるわけじゃない。その価値観を押し付けられると、私は苦しくて仕方がない。
最近、読んだ本に書いてあった言葉を思い出した。
私は、上司から言われた言葉を思い出すとしょんぼりするし、「なにを考えているのかわからない」とか「人に興味がなさそう」と過去に言われた言葉は今だに覚えていて、それも思い出すたびにしょんぼりする。
今までは、しょんぼりする言葉に対して、それを克服しようとして頑張ろうとしていた。でも、今は、無理に頑張らなくていいかなと思うようになった。
それがいいのか悪いのかはわからないけど、自分にとって心地よく過ごしていられる方を選ぶことにした。
感情表現が豊かじゃないかもしれない。
人に興味がなさそうに見えるかもしれない。
でも、それはわたしのほんの一部分であって、それがすべてではない。いいところだってある。
欠けている部分や足りない部分にばかり、目を向けるのはやめよう。
そして、わたしが誰かの何気ない言葉で傷ついてきたように、わたしも自分の何気ない言葉で傷つけて生きてきたのだろうなとも思う。
だから、
傷つく言葉を言われた人を責めたり、悪意を向けることもやめよう。
そんなことを思った日。
かんしゃ。またあした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️