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【小学生低学年】10才までは勉強より英語より遊べ!そして本を読め!

予備校で講師&学習アドバイザーをしている冒険者です。冒険者ブログを運営しています。

今回は小学生の記事「10才までは勉強より遊べ!本を読め!」ということについて書いていきます。

ここ数年で幼児英才教育、早期の英語学習などが流行り、親はその情報を集め口コミやレビューを気にして、自分の子供をどこに預けようかと必死で探しています。

それはそれで大いに子供への良い影響を与え、成長を促すことにつながっていくと思います。

しかし、僕が今回言いたいのは「早期教育や幼児英才教育による弊害」についてです。なかなか勇気の入る内容でしたが、これまでの教育に関して学んできた知識と経験、さらには自分の子育ての中で感じた意見を交えて、この記事を書いていきます。

ブログの方では解説中心で書かせてもらっていますが、noteの方では小学生における「教育への想い」からその弊害について書いていきます。

どうぞ最後までご覧ください!それではさっそくいってみましょう!

10才までは勉強より遊ぶことが大切

10才という年齢は、一つの区切りです。臨界期という言葉を聞いたことはあるでしょうか?

人は10才前後で脳の「運動系と感覚系」の神経回路を形成し、それ以降はその出来上がった神経回路を使って一生涯にわたり過ごしていくことになります。

つまり、10才までに「運動系と感覚系」の神経回路を育ててあげなければ、その後、身につけようとしても無理な話になってしまうわけなんです。

ですから、10才までに「音楽・言語・体幹・器用さ・感情・視覚・嗅覚・美術・表現・自然・触覚・想像力・創造力」など、人間の運動や感覚を研ぎ澄ますことで、将来、そのスキルが生きていく可能性を持たせることができるんです!

幼児~10才までは、そういったスキルを身につけていくのに、専門の塾や習い事から学ぶのではなく「遊びから学ぶ」方が良いのです。子供の学習能力のすべては「遊び」の中から見出します。

臨界期までにやっておきたいことでも、家庭でしか学べないことが多いのです。家庭は最高の学びの場なんです。

ぜひ、低学年までは親が子供と一緒に家庭でしか学べない経験をたくさんさせてあげてください。

10才までは勉強より読書することが大切

次に書きたいことは、10才までは読書をすることです。その読書の中身について解説します。

10才までにさせたいのは勉強ではなく、読書。その読書も「ファンタジー」の空想世界の物語や、普段は体験できないような教養本、図鑑、化学の本を読んでおくと良いです。

ファンタジーの世界は子供の創造力と想像力を養います。わくわく、ハラハラ、ドキドキ、という心情はこの時期にたくさん味わうことで、感情表現が豊かな大人に成長します。

また、そういった本からは「生き方」を学ぶことが多いです。

これからの世界は、自分で生きていく力、これが絶対に必要となります。勉強ができることよりも大切な力です。

こうしたファンタジーや空想の世界、普段は見ること感じることができないものにたくさん接触することで、知的好奇心が高まっていきます。

塾代を毎月5000円払うなら、毎月5000円の本を買ってあげた方がよっぽど成長を促せますよ!

そして、休みの日や寝る前には親が読み聞かせをしてあげてください。この時期しか味わえない子供との大切なひと時を、過ごしてあげて欲しいです。

10才までは勉強より遊べ!本を読め! まとめ

いかがでしたでしょうか?

10才までに子供にさせたいことは「親との時間を大切に共有すること」なんです。

その遊び、読書の中で子供が育ちたい方向を見つけてあげてほしいです。臨界期までにそういった方向性が決まると、10才以降は温かく見守りながら、子供を外へと出してあげてください。

子供は10才までに遊びの中で得た「親の愛情や教養や知識」をフルに使って、その後の人生を歩んでいけます。

うちの子たちも、自分のやりたい方向を見つけられてきたかな?と思っています。

最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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