マーケティングビジネス入門ー8

 今回は戦略的マーケティングの分類について解説していく。

 「CRM」「FSP」「CI戦略」「ブルーオーシャン」の4つを詳しくみていく。

 まずは「CRM」、これは「Customer Relationship Management」、顧客関連性マネジメントを表し、営業やマーケティングの部署に限らず全ての部署で顧客に関する情報を共有することで様々な方向から顧客に密着した営業などをすることが出来るようになる。

 次は「FSP」、これは「Frequent Shoppers Program」を表し、自分の店で買い物をする顧客を優先することでその顧客の継続利用を目指す。ここで挙げられる代表的なものは利用金額の増加に応じてポイント還元に差をつけたりすることで、ここにREM分析を応用した分析などが追加される。REM分析とは、「Recency+Frequency+Monetary Value」の頭文字をそれぞれ取ったもので、それぞれ「直近購入日+頻度+金額」を指す。ポイントカードを使うことでこういった分析が容易となる。

 次は「CI戦略」、これは「Corporate Identity」を表し、社名やロゴ、イメージキャラクター、コマーシャルなどの視覚的手段を通じたPRを用いた戦略となる。例えばディズニーと聞けばミッキーマウス、ポケモンと聞けばピカチュウ、任天堂と聞けばマリオが思い浮かばないか?「ーーと聞けばーー」みたいに出てくるようなものがCI戦略を巧みに活用しているものだろう。

 最後は「ブルーオーシャン」、そもそも「レッドオーシャン」はどういう意味だろうか。レッドオーシャンは激しい争いがあり絶滅しかねない環境、それを回避して、安全で静かなブルーオーシャンでビジネスを継続する必要がある。レッドオーシャンをブルーオーシャンにするにはイノベーションを起こす必要があるが、反対にブルーオーシャンからレッドオーシャンにするのはシェアや競合を増やすだけなので簡単である。非顧客の存在がどこにあるかを注意して聞くべき。

 次回からはマーケティングマネジメントをしていくにあたっての流れを解説していく。

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