長岡俊行@ハッソウ

穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた無名の行政書士、ときどき社労士 、ところにより中小企業診断士/合同会社ハッソウ代表 書き散らかしご容赦ください。

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マガジン

  • 学校では教えてくれない相続の話

    相続・遺言の解説記事を投稿していきます。入門レベルです。16号から先は3か月に1本のペースで更新予定です(全20回の予定)。

  • 事業計画書の策定に使えるフレームワークなどの解説(入門編)

    フレームワークを解説した有料動画の中から、一部をテキスト化して販売いたします。全10本になりましたが、こちらのマガジンをご購入くださいますと、まとめて読むことができます。 ものづくり補助金や事業再構築補助金の申請をする際に、事業計画書の有効性を上げられそうなフレームワークや図を中心に集めてみました。 ①ピラミッドストラクチャー ②ロジックツリー ③矢印 ④マトリクス ⑤MECE ⑥SWOT ⑦クロスSWOT ⑧3C ⑨4P ⑩PDCA 入門書レベルの解説ですが、ご興味ございましたら、ぜひ。

  • 決算書こぼれ話(中小企業の決算書を読むポイント)

    YouTubeなどで連載している「中小企業の決算書を読むポイント」の、本筋から外れてしまった話をコラム的に投稿していく予定です。不定期連載というか、気が向いたら投稿していく感じでしょうか。

  • 補助金申請のポイント2022

    私がYouTubeで公開している、補助金に関する解説動画を紹介していく予定です。 ものづくり補助金と事業再構築補助金を前提に、申請時の注意点などを解説しています。 また、補助金申請以外にも使える、事業計画書作成のポイントについても触れていますので、ご興味ある方はぜひ。

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補助金申請の先を目指す【本当に使える事業計画書を作るポイント】(を解説した有料動画の紹介)

こんにちは。行政書士・社会保険労務士・中小企業診断士の長岡です。 補助金申請のためには、事業計画書を作る必要がありますよね。申請するからには採択を狙うのが当然だと思われます。でも、中小企業の支援者としては、もっと先を目指していただきたいところです。 そんなわけで、会社の成長につながるような、「本当に使える事業計画書を作成するポイント」を解説する動画を作ってみました。 予告編はこちら↓ 「補助金の先を目指す」とはいえ、補助金申請をきっかけに事業計画書を作る人も多いでしょうか

    • 第17回 自筆証書遺言とは| 学校では教えてくれない相続の話

      行政書士の長岡です。相続の話、17回目となる今回は、手軽に作れるけれども注意点も多い「自筆証書遺言」について解説していきます。 はじめに(自筆証書遺言とは)名前のとおり、手書きで作った遺言書のことです。民法では、自筆証書遺言について次のように定められています。 つまり、自分で書いて日付と名前を入れてハンコを押すだけです。筆記用具はコピー用紙にボールペンでも構いませんし、ハンコもいわゆる認め印で通用します。封筒に入れて封をする必要もないんですね。 このように、ルールとして

      • 第16回 遺留分とは| 学校では教えてくれない相続の話

        行政書士の長岡です。相続の話、16回目となる今回は、遺言を作るときなどに気を付けなければならない「遺留分」について解説していきます。 はじめに(遺留分とは)遺留分を大雑把に説明すると、「相続において家族に認められた最低限の取り分」という感じです。この遺留分があることによって、たとえ遺言には「次男に全財産を」と書かれていたとしても、妻や長男も一定の財産を受け取ることができるのですね。 遺留分は、遺言だけでなく遺贈や生前贈与(時期や内容にもよります)にも適用がありますので、「

        • 第15回 遺言の執行| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、15回目となる今回は、遺言に書かれた内容を実現するときの手続きについて解説していきます。 遺言内容の実現遺言には、亡くなった方が生きているときに願っていたことが書かれているはずです。具体的には、「自分の財産をこのように分けてほしい」という話でしょうか。もちろん、本人の意思は尊重されるのですが、亡くなった瞬間に不動産や預貯金の名義変更が完了するわけではなく、やはり手続きをしなければなりません。ようするに、第3回でお話しした、「相続に関する主な手続

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          第14回 遺言とは(種類・複数遺言の存在・記載した財産の処分)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、14回目となる今回は、前回に続いて遺言の概要について解説していきます。 遺言の種類遺言にはいくつかの種類があります。法律上は、乗っている船が遭難してしまった人や伝染病で隔離されてしまった人が書くような「特別の方式」という遺言もあるのですが、現実的にはほとんど活用されていないようです。 特別ではない遺言は「普通の方式」と呼ばれまして、こちらは「自筆証書」「公正証書」「秘密証書」の3種類があります。中でも自筆証書と公正証書は広く活用されているもの

          第13回 遺言とは(効果・こんな人にはお勧め)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、13回目となる今回からは、遺言について解説していきます。 遺言とは(その1)これまでの連載で相続の手続きについても解説してきましたが、いずれも「遺言がなかった場合」が前提となっていました。遺言がなければ亡くなった人の意思を確認することができませんので、生きている相続人が話し合うことによって、遺産の分け方を決めていくわけです。これが遺産分割協議ですね。 これに対して、遺言には亡くなった人の意思が示されているはずですから、まずはそちらを優先的に考

          第12回 遺産分割協議で苦労するパターン(特別受益・寄与分)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、12回目となる今回は、前回に続いて遺産分割協議で苦労する場面について解説してみます。 遺産分割協議に苦労する場面(その2)前回は、「相続人の中にこういう人がいると大変ですよ」という話でした。 今回は、「相続人同士の主張がぶつかり合ってしまうと、なかなか話がまとまりませんよ」という話をしてみます。 話がまとまらないパターン遺言がない場合は、法定相続分を基準にして遺産を分割していくことになります。例えば、親の遺産を兄と弟の2人で分ける場合は、半

          第11回 遺産分割協議で苦労するパターン(未成年・後見・海外在住)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、11回目となる今回は、遺産分割協議で苦労する場面について解説してみます。 遺産分割協議に苦労する場面(その1)相続人のみなさんが特に苦労することになるパターンがいくつかありますので、まずは「相続人の中にこういう人がいると大変ですよ」というものから紹介してみます。 未成年者未成年者がローンを組むときなどに、親が代理人になることがあります。遺産分割協議を行うときも、やはり未成年者は単独で参加することができないので代理人が必要になると。ただ、この場

          第10回 相続人から外れるパターン(欠格・廃除)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、10回目となる今回は、法定相続人が相続する権利を失ってしまう、「欠格」と「廃除」について解説してみます。 相続人から外れるパターン(その2)前回の「放棄」は、法定相続人が自分の意思で相続人から外れる仕組みでした。 それに対して「欠格」と「廃除」は、法定相続人の意思とは関係なく、相続人から外されてしまう制度です。 欠格まず、相続に関して不正を行った人は、相続人から外される可能性があります。「相続人の欠格事由」というもので、被相続人を死亡させて

          第9回 相続人から外れるパターン(放棄)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、9回目となる今回は、法定相続人が自らの意思で相続人から外れる「相続放棄」ついて解説してみます。 相続人から外れるパターン(その1)亡くなった人が多額の借金を抱えていた場合、その借金は相続人である子どもなどが責任を持って返さなければならないのでしょうか。そういった話は昭和のドラマでよく見た気がしますが、実際には相続放棄を選択することによって、借金の返済から解放される可能性があります。 ただし、相続放棄にはいくつか注意点があるんですね。 プラス

          第8回 相続人の特定(戸籍の収集)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第8回目となる今回は、相続人を特定するために戸籍謄本等を収集するときのポイントについて解説してみます。 相続人の特定(その2)前回は、相続人を特定するために、亡くなった人の戸籍謄本等を集める必要があることをお伝えしました。今回は、具体的な収集方法を解説していきます。 住んでいた市町村で戸籍が手に入るとは限らないまずは最新版、つまり死亡時点の戸籍謄本を取ることになります。戸籍謄本は本籍地の市役所や町役場で手に入れることができるのですが、ここでつ

          第7回 相続人の特定(必要な戸籍謄本等)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第7回目となる今回は、相続人の特定について解説してみます。 相続人の特定(その1)第5回で相続人の順序やそれぞれの相続分について解説しました。 今回は、すべての相続人を特定する必要性と、特定する方法について解説してみます。 相続人を特定する必要性 相続分については法律でしっかり決められていますので、「一部の兄弟姉妹を除いて仲の良い人たちだけで勝手に分ける」といったやり方は通用しません。 ですので、亡くなった親の口座を解約するために銀行へ

          第6回 相続人とは(代襲相続・離婚した場合など)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第6回目となる今回は、代襲相続等について解説してみます。 相続人とは(その2)前回の記事では、相続人の順位と法定相続分の基本的な仕組み(下記1から3)を解説しました。今回は応用編として、次の4から7について説明してみます。 1.相続人 2.相続人の優先順位 3.法定相続分 4.子が先に亡くなっていた場合 5.離婚した場合 6.近い親族がいない場合 7.相続人が誰もいない場合 4.子が先に亡くなっていた場合あまり考えたくない話ですが、親よりも

          第5回 相続人とは(相続人・法定相続分)| 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第5回目となる今回は、相続人と法定相続分について解説してみます。 相続人とはこれまでの記事にも「相続人」という言葉は何度か出てきていますが、きちんと解説するのは今回が初めてです。少し長くなりますので、第5回と第6回に分けて次の6項目を説明してみます。 第5回で1から3(基本パターン)を、第6回で4から7(応用パターン)を説明していきます。 1.相続人 2.相続人の優先順位 3.法定相続分 4.子が先に亡くなっていた場合 5.離婚した場合 6

          第4回 遺産分割協議とは | 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第4回目となる今回は、遺産分割協議について解説してみます。 遺産分割協議とは亡くなった人が遺言を残していなかった場合、亡くなった人が持っていた財産を誰がどれくらい相続するのかを話し合う必要があります。また、遺言はあるものの、すべての財産については書かれていなかった場合なども、その「漏れていた財産」について話し合いが必要になります。 この話し合いが「遺産分割協議」と呼ばれるものです。今回は、この遺産分割協議について、次の3点に分けて説明してみま

          第3回 主な手続き | 学校では教えてくれない相続の話

          行政書士の長岡です。相続の話、第3回目となる今回は、相続に関する主な手続きについて解説してみます。 相続に関する主な手続き相続に関する手続きの大部分を占めるのは、いわゆる「遺産分割」ではないでしょうか。生きていればハンコ一つで済む手続きであっても、持ち主が亡くなってしまうと、そうはいきません。 ということで、次の3つの財産について、どのように相続していくことになるのか説明してみます。 1.不動産 2.預貯金・株 3.墓・仏壇 1.不動産 土地や建物の名義が亡くなった