行政書士の長岡です。専門用語などを300文字程度で解説してAIと対決してみるシリーズ、第10回は「在留資格『介護』」について。
今回のお題(AIへの指示)
#在留資格 「介護」とは
在留資格「介護」について説明する
##要件
・文字数は全体で300文字程度で
・行政書士として説明する
・専門家でなくても理解できるように説明する
わたくしの説明
「介護」とは、外国人労働者が介護の現場で働ける在留資格です。在留期間の更新回数に上限はなく、配偶者と子を日本に呼び寄せることもできます。ただし、介護福祉士の有資格者でないと、介護の在留資格は取れません。
外国人労働者の現場作業は厳しく制限されているため、次の【在留資格】で就学や実務の実績を積んで介護福祉士の受験資格を得ることになります。
【留学】介護福祉士養成施設での就学
【特定活動(EPA)】養成施設での就学または介護施設等での実務経験
【技能実習】介護施設等での実務経験
【特定技能(1号)】介護施設等での実務経験
必要年数を満たしたうえで、国家試験に合格して介護福祉士の登録を受けると、介護の専門家として在留を続けられるのです。
(313文字)
300文字に入りきらなかったポイント
・介護は訪問介護も可能
・EPA介護福祉士もいる
・介護分野の特定技能2号はない
・留学・EPA・技能実習から特定技能1号経由もある
・福祉系高校ルートもある
(太字は図解で補足)
AI(GPT3.5)の説明
わたくしの感想(GPT3.5)
全体的に、「介護の資格を取りたい外国人に向けた説明」になっているような印象を受けます。
しかし、おかしな部分もけっこうありますね。
・雇用契約でなくても可
・「介護業務に関連するスキルや資格」は「介護福祉士」に限定すべき
・「ビザ(査証)」はいらんやろ
・健康保険も社会保険の一部だよね
AI(GPT-4)の説明
わたくしの感想(GPT-4)
今回もシンプルにまとめてきましたね。ただ、やはりこの説明ではいろいろ足りていない気がします。
まとめ
3.5は文章が長い分だけ間違いも目立ちます。4はシンプルですが説明不足な印象です。どちらもイマイチだったのではないでしょうか。
(わたくしの解説は……
アンケートのお願い
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おまけ(AIによる添削)
あなたは行政書士です。
在留資格「介護」について説明した「本文」を読んで、次の2点を提案してください。
なお、「本文は300文字程度で」という条件が付いています。
・不適切な部分
・改善案
##本文
(略)
GPT3.5
いや、介護職の説明はいらんでしょ。あと、現場作業の制限についても、じっさいに厳しいんだから言い換える必要はないかなと感じました。
(忠告を聞かないタイプ
GPT-4
なるほど。具体性がないと注意されるようです。まあ、文字数の制限がある場合、どうしても具体性には欠ける説明になりがちですよね。
それはともかく、一段落目の最後の文章は、私よりもうまいなと思いました。
ちなみに、後半の1から4の数字にポインタを重ねてみると、吹き出しみたいなものが出てきます。
おまけのまとめ
今回も有料版のありがたみはあまり感じられませんでした。もっと対話を重ねていくと、真価を発揮するのかもしれません。
(つまり使いこなせていない