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【頭が良すぎる子】は質問に答えられない?


【頭が良すぎる子】は
質問に答えられないことがあります。

自分の名前が書かれた資料を見ながら
『お名前は?』

と、聞かれると

「この人は、なぜ、名前を聞くのだろう?」

「漢字が読めないのだろうか?」

「いや、ふりがなもあるから・・・」

「この問いにどういう意味があるんだろう?」

「知らない人には名前を言ってはいけないんだったよね」

と、考え込んでしまうことがあります。

また、
【頭が良すぎる子】は

絵カードのリンゴを見せて
『これは何?』
と聞かれると、

「どうして、そんな当たり前のことを聞くのだろう?」

「この絵のどこかに秘密があるのか?」

「絵の描き方に意味があるのか?」

「この絵はどうしてデッサンが狂っているのだろう?」

と考え込むことがあるかもしれません。

実際にそのようなことを言う子は多いですが、
言えずに黙り込む子は、もっと多いと思います。

そのような場合も

『もしも、別の人の紙と間違っていたら困るので、
 お名前を確認させてもらって良いですか?』

と、尋ねて
子どもの、疑問を解いてあげると、
アッサリ、答えられたりするのです。


【頭が良すぎる子】は
考えすぎて、質問に答えられないことがある。

ということ自体は、知っている方も多いと思うのですが、

実は、全く話さないように見える子も、
同じことを考えていたりするのです。

1年後、3年後に上手にお話しが出来るようになってから
そのようなことを教えてくれることがあります。


目の前にいる子どもが

頭が良すぎて質問に答えられない子であっても

今は全く話さなくて
「この子は言葉を理解していませんよ」
と、言われている子であっても

いつも心からの畏敬の念を持って
誠実に心を込めて話すことが何よりも大切です。

そして、子どもが勇気を持って

『そこに名前が書いてあるのにどうして聞くの?』

と、問うとき
大人が、不機嫌になってしまったり

『とにかく答えなさい』

という意味のことを言ったりすると
子どもは恐怖で
もう何も言えなくなってしまうことがあります。

そうすると更に大きな誤解が生まれるのです。

余り考えなければ、すぐに答えられることも
深く、深く、考えれば、考えるほど、
答えられなくなってしまうことはあるものです。

大人でも、子どもでも、
考えすぎて答えられなくなることは、あるものです。

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