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人生

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ながめいづきの人生。毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。どうしてひねくれてしまったのか、その謎が徐々に紐解かれていく。
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記事一覧

150:友人を退学させた|人生#010

150:友人を退学させた|人生#010

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回。

・家出したものの、夜遅くだったので公共交通機関も動いておらず、頼るアテもなかった。
・というか財布も携帯も、何も持たずに家を出たので何もできなかった。数時間深夜徘徊しただけであった。

・明け方、家に帰った。

***

・家に帰ると母だけがいた。兄は自分を探すべく街を走りまわっていたらしい。

・母に「なぜ急に家を出た」といった旨の説教を

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140:家出|人生#009

140:家出|人生#009

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回。

・中学よりはマシになった高校生活。
・とは言え、中学時代心に入ったヒビの修復には、時間を要した。

・修復過程で起きた、自分の中で最も思い出したくない、胸糞悪い記憶の話。

***

・高校に入ってから、運動部には入らないことに決めていた自分は、地学部・新聞部・生物部に入った。
・10年やってきたサッカーで、もうスポーツ競技自体が嫌いだった

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130:笑顔の仮面|人生#008

130:笑顔の仮面|人生#008

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回。

・中学卒業~高校入学前の春休み、このまま薄暗い檻の中にいるような生活を続けていて良いのだろうか、とずっと悩んでいた。
・どうしたらここから抜け出せるかだろうか?このまま曇り空の人生で良いのか?ずっとそんなことを考えていた。

***

・中学を転校してからは学校をサボることが増え、もちろん勉強などまるでしていなかったので、高校への受験勉強を

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120:夜逃げ後の日常|人生#007

120:夜逃げ後の日常|人生#007

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・久留米で転入した中学校の記憶は、自分の人生の中で最も薄い。
・中学2年生〜卒業にかけては暗黒期だった、とはっきり言うことができる。

***

・夜逃げやその後の後処理などが終わってから数日間はただ過ぎる日々をなんの感情もなく過ごしていた。
・家族で市役所などに転入届を出したり、通うべき中学へ転入手続きを済ませたりした。

・どの手続きにお

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110:離婚・転校・自殺未遂|人生#006

110:離婚・転校・自殺未遂|人生#006

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・14歳から15歳にかけての記憶は少し曖昧だ。時系列が微妙に異なるかもしれない。
・その中で今回は、夜逃げ後の後処理の話。

***

・タクシーや新幹線を駆使しそこそこの荷物を持ちながら無事夜逃げ(朝逃げ?)を果たした僕らは、その頃住んでいた北九州から母の実家のある久留米まで来た。
・あの頃は世紀の大移動のような錯覚を受けていたが、今考えた

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100:不倫・夜逃げ|人生#005

100:不倫・夜逃げ|人生#005

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・14歳の誕生日を迎える1週間前、僕の人生は暗転した。

***

・サッカー部の活動の中で大怪我をし、サッカーに対する情熱は消え失せたものの、まぁ急に環境を変えてもな…と思い部活動は何となく続けていた。
・骨折が完治した後、ピアノも再開した。

・中学2年生にあがったことで、嫌いだった先輩たちは卒業し、可愛い後輩もできたので、いろいろ思うと

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090:怪我|人生#004

090:怪我|人生#004

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・11歳~14歳にかけて、大きな怪我を何度かし、生活の仕方が少し変わった。

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・5歳から始めたサッカーもなんだかんだ続けていた。
・住まいを福岡県柳川市から北九州市へ移した時も、サッカークラブを変え、週3~4くらいでそのサッカークラブに通うようになった。

・サッカーを長く続けていて、サッカー自体は好きだったが、チームスポーツは嫌い

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080:初恋|人生#003

080:初恋|人生#003

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・小学3年生の3学期、父の都合で僕は福岡県柳川市から北九州市へ引っ越した。
・それに伴い、転校した。あやめが周辺に綺麗に咲き誇っている、比較的新しい小学校だった。

***

・通っているピアノ教室も変えなければいけないということで、もっと本格的になる良い機会だからと、推薦を受け少しだけ名のあるピアニストに弟子入りした。
・最初に通い始める前

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070:小学生前半|人生#002

070:小学生前半|人生#002

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・小学校低学年の頃は自我があまりなかった。

***

・校庭に藤棚があり、春にはクマバチが大量発生する小学校に入学した。
・僕が通っていた幼稚園の人たちの多くは校区がそこそこ離れていたからか別の小学校に行ったみたいで、卒園時にはいろいろな人とお別れをし入学時には大半の人と初めましてをした。
・初めての登校は5つ離れたその頃小学6年生だった兄

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060:幼少期|人生#001

060:幼少期|人生#001

・毎日の鬱備忘録を生み出す思考回路の原体験。
・前回

・物心がついた頃にはピアノを弾くことは当たり前だった。

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・僕は福岡県飯塚市という、麻生太郎の出身地として名前が上がらなくもないような、治安の悪い場所で生まれたらしい。
・らしいというのも、生後半年で福岡県の柳川市という北原白秋の出身地であることや川下りで有名な地に引っ越したので、僕の記憶は柳川市から始まっている。
・父が福岡銀行と

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