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いつの間にか「DX推進アドバイザー」の資格を失効していたおじさん、改めてDXの勉強をし直す(後編)

学習後半戦

関係ない話

どーもこんにちわ。朝からジョグ男です。

最近、ポットキャスト聞きながら走るのが日課になっています。
走りながらだと内容を聞き流してしまうかな~と思ったら、案外しっかり内容を理解しながら走れるものなんですよね。

最近聞くのが「Qiita FM」なんですけど、コレおすすめです。
日本で活躍するエンジニアをゲストに呼んで、キャリアやモチベーションの話を深堀っていくという内容なんですが(noteでQiitaの事を言うのも節操がないんだけど)
第一線を走ってきたエンジニアがの「失敗談」や「気づき」の話をされるんですが、格好つけずにそのまま当時の話を語っていることが多く、聴きやすいし、モチベーションアップにもつながりそうです。
エンジニアの方は、特に響くものがあるのではないかと思います。ぜひ聞いてみてください。

とは言え、私はエンジニアでもなんでもないので、ピンとこない時には
すぐにオールナイトニッポンに変えて、大笑いしながら走ってますけど(まるでジョーカー)

あと全然関係ありませんが、ジョギングコース途中の自販機!
500円玉使えるようにしとけッ!

DX学習後半戦

さてそんなことより、DX推進アドバイザー資格復活への学習の後半戦ということで、色々書いておいてこんなこと言うのもなんですが、そんなに面白い内容ではないんだよなぁ(おい!)
やっぱり生成AIをいじってる方が楽しいんだよぉ。

まぁしかしです。IT業界の傾向や歴史を知ることは、今後の展望を予想する上でも大事な事やと思います。
迷えるITの仔羊たちよ、是非とも見ていっておくんなまし(IT仔羊?)

DXの展開

DX人材

まずはDXの人材市場についてのお話から。
DX人材の流動性が高いというのは、メディアでも見聞きしたことあるかもしれませんね。

以前はシステム会社にまかせていたようなユーザーが、直接DX人材の確保に向けて動いたりしているのも要因の一つ。

確かに私が20代の頃はExcelも使えない上司が、結構いましたね。
セル上でbackspace押して、「Excelって毎回全部消して書き直さないといけないの?」とか言っている人とかいましたからね。もう首絞めてやりましたよ。

現在私のような40代で、いわゆるデジタル世代と言われていた世代が管理職や責任者になってきているので、昔よりはだいぶ全体的にITリテラシーも上がってきています。
そうなってくるとわざわざシステム会社を使わず、DXについて自社で出来ると考える企業が増えてきます。
特に先端IT技術のニーズがものすごく増えているので、先端IT技術者の流動性は特に高くなっています。

しかし一方で、先端IT以外の技術者は、スキルアップの意識が特に高くなく、転職に関しても消極的であるというデータもあります。
個人の感想ではありませんよ。文句がある方は全日本情報学習振興協会に鬼電してくださいね。

今の環境で満足しているというよりは、保守的な日本っぽい性格が出ている可能性はありますね。これはまぁ個人の感想です。
日本のプログラミング研修の多くはJavaです。確かに今一番日本のシステムで使われているプログラミング言語と言っても過言ではありません。

安定を望むことは悪い事ではありませんが、好奇心を持って先端の技術に取り組めば、今以上の条件アップする事は間違いないです。知らんけど。

DXを進めるためのチームには、どんな人材が必要なのでしょうか。
下記の役割が挙げられます。

  • プロダクトマネージャー

  • ビジネスデザイナー

  • テックリード

  • データサイエンティスト

  • 先端技術エンジニア

  • UI・UXデザイナー

  • プログラマー

つまりDXアベンジャーズですね(前も言ってたな)
各役割が求めている能力はどんなものでしょうか。
ついでにマーベルのキャラクターに例えながら見ていきましょう(はぁ?)

『プロデューサー』
顧客・パートナー・事業部門との良好な関係、事業化までの全プロセ
スを一貫して統括する役割です。
異なるヒーローをまとめ上げる「ニック・フューリー」のような感じでしょうか。
理解力・考察力・コミュニケーション力・なによりマネジメント力が求められます。

しぶいね。

プロダクトマネージャー
製品の成功とは何か?を考えられる人ですね
任務遂行のために冷静な判断をする「キャプテンアメリカ」って感じです。
アベンジャーズをひっぱっていくリーダーですからね。
役割は異なりますがプロデューサーと似たスキルが求められます。
たまに皿状のものをあの盾みたいに投げたいと良く思う人は、プロデューサーの素質があるのかもしれませんね(あるかッ!)

あの盾ってとくに名称ないらしいよ

ビジネスデザイナー
アイデアはあるがビジネスをどう成立させるかの絵が描ける人です。
マネタイズを考えることができる、ビジネスセンスが求められますね。
事業推進計画書の作成や新規事業の構築スキル、ビジネスコーチングスキル
、プレゼンテーションスキルが求められます。
これはもうトニースターク!アイアンマンでしょう。

サノス戦で死ぬと思わなかったなぁ
(さらっとネタバレすな)

テックリード 
システム設計ができる人、リーダーシップソフトウェアの品質担保の立場
他部署からのロジカルな回答もでき、営業経営などの説明能力が求められる
現場に活路を見出す「ハルク」みたいな感じですね
…いや、どこがやねん!
目に見えて苦しくなってきましたw

まぁハルクって天才科学者だしね…

データサイエンティスト
事業。業務に精通しビッグデータの解析をするプロです。
データサイエンス力、データエンジニアリングもさることながら、ビジネス面での知見も必要です。
多様な次元へのアクセスから価値ある洞察を抽出する所は「ドクターストレンジ」でしょうか。

ベネディクト・カンバーバッチってなんか言いたくなるよね。

先端技術エンジニア
AI・IoT 新しい分野のエンジニアですね。
機械学習やディープラーニングに精通し、概念や基本的な知識を持ち
プログラミングやデータベースの集積などにも長けている
テクノロジーでけん引している「ブラックパンサー」でしょうか(えぇ…)

とんでもない技術力をほこるワカンダ

UI・UXデザイナー
DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材です。
webデザイナーとも重なりますね。
求められるのはWebの基本的な知見とウェブビジュアルデザイン、ウェブインフォメーションデザイン、アクセシビリティ・ユニバーサルデザインのよ、ユーザーが使いやすいデザイン力が求められます。
分かりやすい人気者、スパイダーマンって感じ?

なんで日本版やねん

プログラマー
あ…まぁビジョンかな。(適当にすな!!)

こんにちわ。ビジョンです。

DX関連の制度

DXを推進するにあたり、役に立つ制度が色々とあります。

DX認定制度
経済産業省が認定する制度でIPAが「ビジョン・ビジネスモデル」、「戦路」、「成果と重要な成果指標」、「 ガバナンスシステム 」 の 4 つの観点から審査を行っています 。

国から自社のDX戦略が認められた証を与えられることで、プレスリリース発信によるPRや、名刺へのDX認定ロゴマーク活用DX推進ポータルへの掲載などを通して、自社ステークホルダーへのアピールにつながります。

有効期限は2年間なので、くれぐれも失効するような間の抜けた事をしないでくれよ!約束だぜ!

DX投資促進税制
D要件とX要件を満たすといいことあるで!って話ですね。

D要件(デジタル要件)では
(1)データ連携・共有
(2)クラウド技術の活用
(3)情報処理推進機構(IPA)が審査する「DX認定」の取得

(レガシー回避・サイバーセキュリティ等の確保)

X要件(企業変革要件)
(1)全社の意思決定に基づくものであること(取締役会等の決
議文書添付等)
(2)一定以上の生産性向上などが見込まれること等

この両方を満たすとDX関連投資の最大5%分の税額控除を受けるか、投資額の30%を特別償却するかを選ぶことができます。

適用期限2020年まででしたが、現在延長されて2024年度末(2025年3月31日)まで。
DXしたいけどと悩んでる時間はないですよ。とにかくもらえるもんはもらっておきましょうよ。

最近の動向

DX白書2023年

DX白書とは、IPAが公開している日本企業のDXに関する報告書で、日米のDXの進捗状況や、DX推進への課題と対策などがまとめられ、主に以下を紹介しています。

  • DXの進捗状況

  • DXの成果の差

  • 経営トップの理解 IT予算

  • 人材の「数」や「質」 組織の「教育」「採用」

  • 日本企業の課題

DXの取り組み状況をアメリカ比較されていますが、いつもアメリカと比較されて、なんか末っ子のようなせつない気持ちになりますね
アメリカは情報技術の分野で世界をリードしていますので、世界と比較した日本の立ち位置を知ることは重要です。

全社戦略に基づきDX取り組んでいると回答した企業は
アメリカで36%、日本29%
ここはまぁそんなもんかって感じですが
全く取り組んでいない企業というのが
日本30%でアメリカ10%
で、だいぶ差がありますね。
さすが追い詰められないとやらない国ですね!
ジャパーン!!

業種別のDX取り組み状況が面白いと思ったのですが
日本では、「製造業」「小売業」「サービス業」「金融業」は皆30%前後
「情報通信」が48%と他の業種の中では群を抜いて高いです。
「当たり前だろあほが」って言う人がいるかもしれませんが、なんでそんなこと言うの?

アメリカでは、全体的に40%前後となっており、情報通信と大差がありません。むしろ日本の方が情報通信では多いぐらいです。

アメリカでは、DXというのが「デジタル」が中心ではなく、「ビジネスの変革」としての意識を持っているということかもしれませんね。
全業種が必要な事とと認識している感じがします。

USA!USA!

では日本企業のDXの取り組み姿勢はどうでしょうか。
いわゆる大手企業と言える1000人以上の会社の約50%が「取り組んでいる」と回答しています
逆に100人以下の企業はと言うと、60%近くが「取り組んでいない」と回答しています。
中小企業ではどうしても兼務になってしまって、DX推進のチームとして確立できないというのもあるかもしれませんね。

DX取り組み成果も、アメリカでは90%が出ていると回答しているのに対し
日本では60%にとどまっています

企業一丸となって取り組むって案外難しいんですよね。
DXを「情報システム部の仕事」とするのではなく、しっかりトップがどんな変革を目指しているのかを明確にすることが大事ですね。
社長、聞いてる?

「せやなぁ」

生成AIとChatGPT

さぁITにおいて今欠かしてはいけないのは生成AIですね。
ご存じと思いますが、人の指示に従って文章や画像を、動画を自動生成する人工知能ですね。
2022年移行、高精度で簡単に使えるサービスが続々登場しました。
特に旋風を巻き起こしたのはお馴染みのChatGPTです。
自然言語処理が可能で、大量のテキストデータからパターンを学習することができます。
また自然言語処理だけでなく、プログラミング言語を生成する能力が格段に上がっていっています。
ただの調べものがしやすくなっただけでなく、ビジネスにおいてシステム開発のハードルが一気に下がりました。
つまりユーザー企業もアイデアがあれば、システム開発をしやすい環境になってきています。
もしかすると生成AIありきのプログラミング言語も今後出て来るかもしれませんね。

一方で、個人情報がAIのサーバに残る懸念や著作権の問題、嘘のデータ(ハレーション)などの問題も出てきています。
技術のスピードが早く、ガイドラインが追い付かない状況もあるかもしれません。

今のAIがどこまでできるのか知っておくことは、IT業界に身を置くものとしては当然押さえておきたいところですし、今後生成AIを利用しないDXはあり得ないんじゃないかとさえ思います。
コロナ後DXが進んだ企業も多くありましたが、この生成AIブームはまたDXに火が付くタイミングかもしれません。

テスト受講とまとめ

さてそういうわけで後半も学習を終えて、テストうけました。

合格でした。あざした。

結構がっつり勉強したのに問題10問しかなかった… 
これ講習受けなくてもイケてたな…

ただ振り返りをする機会として良かったなと思いますけどね。まじで。
改めて日本のDXの緩慢さだめじゃって思いました(小並感)

一方で生成AIとDXの親和性は高いと感じました。
今後自社のDXを伸ばすカギです。みなさんガンガン生成AIをいじっていきましょう。

また、ちょっと学習スイッチが入ったので、
次回上位の「DXオフィサー」を目指すのもいいかなと思ったり、「基本情報技術者試験」も今度こそ受けようと思ったりしてます。まぁ思うだけは自由なんで。

社会人になると学習する人が2%しかいないなんて言います。
ほぼ完成されたスケジュールの中に学習の時間を入れるのって本当に大変ですけど、それなりに気づきや達成感があってステップを踏んでいる実感があります。
やはり学ぶって大事やん。

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