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vol.13【今を大切に 回顧】今思えば、やりすぎだったこと(反省)

「結局、”今を大切に” なんですよね」
介護媒体さんと話した結論がこれでした。老いや病気をなくすことはできない。それなら、みんなが笑顔でいられるよう、今を大切に生きるのがすべてだなと思います。

どうも、病気の父・ペエくんと、介護する母・ブンブンの二人きりの生活を案じて、遠隔で見守る娘のマアちゃんです。

今回も、過去の思い出し回です。親の老いと病気がわかったばかりの頃。今思えば、やりすぎだった!というものを列記します。もし参考になりましたら幸いです。

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やりすぎだったこと●

 余裕が無くて、介護している母を思いやれず、ガンガン主張してしまった

今思えば、連れ合いを介護する私の母・ブンブンが一番辛かったはずで。こちらは状況が悪くなる前に手を打ちたい、と焦ってしまったのですが、もっと寄り添う言い方をすれば良かった。すでに両親の長年続けてきた暮らしがあるので、一方的に「安全な環境に変えなよ!」と伝えたのは無理があったかも。

「アレクサ、電話をかけて!」をやりたくて、テレビ電話を設置

うちの子(実家からしたら孫)の顔を見ながら電話できたら喜ぶかな、と、amazon echo show(アマゾン エコー ショー)を設置。「アレクサ、電話をかけて!」と言えば私の携帯にかかるよう登録しましたし、カメラONで見守りもできるんです。しかし、両親には馴染まなかったようで、次に行ったら電源を抜いて本棚に収納してありました笑。母・ブンブンは「もう80歳だよ、新しいもの覚えるのイヤなんだよ」と。とはいえ、これから役立つ時が来るかもしれないので、契約したポケットWi-Fiはそのまま継続、様子を見ています。

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ホウレンソウの押し付け(急には無理)

実家は、都会の片隅にある田舎町です。田舎の暮らしが心地よくて住み続けている両親に、都会にどっぷり浸かった私がああだこうだ言うのはウルサイですよね。報告、連絡、相談が得意ではない両親なのですが、定年から20年経っている&子供に心配かけたくない、という2つの事情があるせいなのです。しかも、性格として両親はほっといて欲しいタイプなので。「それ、いいね」「何を読んでいるの?」「あれ、どうしたの?」とたくさん話しかけて、「モウ、息もできないよ!このお節介!」と言われたりしました笑  しかし営業の仕事だと思って、少しずつ距離を詰め、くじけず進むしかないです。

今すぐ死んじゃう! くらいの勢いで悲嘆にくれる(そうじゃない)

これは、相談した友人や親戚みんなに言われたこと。当時の私は、ワーッとなっていて聞き入れるキャパシティがなく、勝手にひとりで苦しんだのですが。2週間くらい経ってみると、病気の父と電話でおしゃべりしたり、必要なものを通販で買って送ったり、今を大切に日々暮らせていると気づきました。病状が安定しているためでもありますが、今が充実するよう、頭も時間も使う方が良い。

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考えすぎは×!悲しさを盛って考えない

当初は、父くらいの人を見かけると、すぐ関連づけて考えてしまい、ひとりで暗くなっていました。「父の日ギフト」の宣伝メールがしんどく感じ、父くらいの年の人が元気にチラシ配りをしているのを見て、不公平だな、と思ったり。しかし、悲しさに浸るのは自分がすり減るだけ。なので、必要なこと意外を考えるのは放棄すると決めました。

初期は、家族が笑ってると悲しかった

盛って考えすぎないpart2です。今ある家族が幸せなのはいいことなのに、不公平に感じてしまったダークな時期が1ヶ月ほどありました。この時期は過ぎ去ってくれると信じ、静かに待っていたら無事おさまりました。

おまけ:これから介護かもという方に。今からやると良さそうなこと

用事がなくてもLINEで顔を見て話す習慣にすると、元気そうか、口で言っているより元気がないのかがわかり、いいと思います。顔を見られないガラケーの方でも、だんだん電話の回数を増やしていき、意味なく同じ日に2回電話してみたらいいかも。うちは、病気の父が午前はだるそうに話し(抗うつのお薬で眠いのだそう)、の午後は快活なのだな、気づいたりしました。ポイントは、寝起きのくぐもった声かどうかです。



人生は短い。しかし、親は電話すればすぐ話せる!そう思って、今を大切に過ごそうと思います✊






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