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分業制はチームを分断する 〜自分の領域を限定するな〜

初めまして!
ナディアに入社して丸6年、今年で7年目に突入したデザイナーの横田です。

ここ最近、ナディアのnoteにプロデューサーの永井さん森下さん、エンジニアの野口さんと各部署のチーフ陣が書いているので、今回はデザインチームからも書きたいと思います。

みなさんの会社での作業フローは「分業制」でしょうか?
たぶん、だいたいの会社では「分業制」でプロジェクトを進めていくのかなと思います。
ディレクター、デザイナー、エンジニアなど各専門職種がそれぞれの領域を担当していく。デザイナーならデザイン領域を担当。
ナディアでもプロジェクトを進めるときは、基本的に分業制でプロジェクトを進めていきます。
分業制ってそれぞれの専門領域を担当するので効率的でいいと思います。
でも、作業効率がいい反面、チーム全員が同じ目的(方向性)を向いてないとチームは「分断」される場合があるなと思います。
分業によって自分の領域(業務)に留まってしまって、非効率な「分断」が生まれてしまうことがあります。


問題が発生した時「相手」vs「自分」になってしまう

チームで分断的な作業をしていると問題が発生した時に、そこに目が向かなく「相手」に目が向いてしまう場合があります。

目指すは「問題」vs「プロジェクトチーム」

本来であれば、プロジェクトチームとして「問題」に目を向かなければいけないのに。「相手」vs「自分」になってしまうことも。
しかし、本来はチームとしてどうやったらその「問題」を解決できるかをチームで向き合うとべきだと思います。「問題」vs「プロジェクトチーム」です。

「ひとつの目的」を持ったメンバー同士が作業分担するチームと、分断によって「それぞれが別の目的」を持ったチームは違うものだと思います。
この「ひとつの目的」これがとても重要だと思います。
ただ集まって作業分担すればいい仕事なら、そもそもプロジェクトチームを作る必要性はないので。

「野球思考」じゃなく「サッカー思考」の考え方に

作業分担した方が作業効率はいい。でも分断されないチームになるためには「流動的」に動けるチームになれるといいと思います。
スポーツで例えると、同じボールを使った競技で「サッカー」と「野球」の違いです。
※前提として野球もサッカーもチームワークが大切なスポーツです

野球は「分業型」、サッカーは「協働型」

野球はポジションは固定だし、攻守の切り替えはターン制。
攻める時は、バッターが一人ずつ順番に回っていく。
基本、連携プレーはあまりない。
※攻撃での送りバントの連携だったり守備での連携プレーはあると思います

サッカーはというと、
(自分は学生の頃サッカー部でした。途中で遊びの方に走っちゃったので中途半端な形でサッカーは終わりました)
ご存知の方も多いと思いますが、DFでも攻めるしFWでも守るし、かなり「流動的」です。ポジションがあっても。
DFだから守りだけやってればいいわけじゃないし、FWだから守備をしなくてもいいわけじゃない。ポジションが左右入れ替わったりする場合もあります。

サッカーは基本的に連携プレーです。個人プレーはあまりません。
メッシ選手みないなスーパースターはご自由にどうぞになるんですが、メッシ選手でも守備をする時もあります。

サッカーの流動的な動きって仕事にもすごく当てはめることこができるなって思います。

デザイナーはデザインだけを完成させることがゴール(目的)に。
エンジニアはコードを書いて実装が終わることをゴール(目的)に。
ゴールを別々にしていたらプロジェクトチームとして一つのチームにはなれません。

野球のチームワークとサッカーのチームワークではチームワークの意味が違うのかなと思います。
「野球思考」の場合だと他の人の作業を邪魔をしないになる。
自分の領域だけをしっかりとやっていればいいのかもしれません。

「サッカー思考」だと基本連携プレーの連続なので、お互いの意思疎通が必要だし、すり合わせをしながらその時その時の状況に合わせて変えていく。視野を広げて状況を把握していかなきゃ試合には勝てません。

まとめ

・問題が発生した時に「相手」vs「自分」にならずに、
 「問題」vs「プロジェクトチーム」に。
・「野球思考」じゃなく「サッカー思考」に。
 プロジェクトメンバー全員が流動的に動く。

自分の領域だけの作業をしていると視野が狭くなり、自分事化ができなくなってしまいがちです。

デザイナーもデザイン以外の情報もキャッチアップするように流動的に動いて、プロデューサー・ディレクター・エンジニアとも連携してチームとしてプロジェクトに向き合っていけるといいですよね。

プロジェクトメンバーの一人ひとりがプロジェクトを「動かす立場」であるという自覚を持ってプロジェクトに立ち向かうことが大事だと思いますし、全体が見えてる状態でチームで工夫しながら働くってことが成長にも繋がると思います。

自分もまだまだできてないとこもたくさんあるので、「サッカー思考」を意識しながら流動的にプロジェクトを成功させるために動いていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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